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オリコオートリース2022年・2023年2年連続販売実績No.1

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クーペ風の個性的なデザインと使い勝手の良さが光るヴェゼル

車の情報誌「ニューモデルマガジンX」編集長監修

この記事の監修者
月間ニューモデルマガジンX編集部
代表取締役社長兼編集長
神領 貢

2013年に登場したホンダ・ヴェゼルは、ホンダの世界戦略車として国内外で生産&販売され、世界的にヒットしたSUVだ。そのヴェゼルが8年ぶりにフルモデルチェンジで登場したのは2021年のこと。

新型は、旧型同様にガソリンエンジン仕様とハイブリッド仕様の2種類のパワーユニットが設定されている。さらに、駆動方式もFFと4WDがそれぞれに設定されている。

シャシーには先代フィットで刷新された独自のセンタータンク式プラットフォームを踏襲。

ヴェゼル シャシー

ガソリン仕様は、118ps/14.5㎏-mを発生する1.5L直列4気筒DOHCエンジンを搭載。ハイブリッド仕様は、106ps/13.0㎏-mを発生する1.5L直列4気筒DOHCエンジン(アトキンソン・サイクル仕様)で発電した電気で、131ps/25.8㎏-mを発生するモーターを駆動する。基本的には日産のe-POWERと同じようなシステムだ。ホンダのシステムでは、高速巡航走行領域でモーターを切り離してエンジンだけで走行できると説明しているが、エンジンのみで走行する状況は非常に限られた条件のようで、基本的にはエンジンで発電した電気を使ってモーターで走るハイブリッドと言っていいだろう。

4WDシステムは、電動式ではなくプロペラシャフトを介して後輪を駆動するリアルタイム4WD方式を採用。リアに小さなモーターを配置する電動4WDシステムに比べ、大トルクをプロペラシャフトでリアに伝えて駆動することで、発進から高速走行まで圧倒的な走破性を可能にしているという。

先代もSUVとしてはスタイリッシュなデザインが人気の要因のひとつだったが、2代目のデザインもなかなかスタイリッシュ。5ドアなのだが、一見3ドア風に見えるクーペルックのファストバックスタイルは、無駄なラインを極力省いたシンプルなデザインで、洗練された都会のSUVといった印象だ。

ヴェゼル フロント

ちょっと気になるのは、先代から引き継いでいるリアドアのウインドウ後端部に位置するアウタードアハンドル。デザイン的には3ドアっぽくスマートに見えるが、慣れないと少々使いづらい。この辺り、カッコいいからと少々割り切りが必要かもしれない。

ヴェゼル リア

運転席に座ると、水平基調かつAピラーからサイドミラー間の開けた視界などによって、前方はワイド感のある眺め。ただし、センタータンクレイアウトの影響でヒップポイントが高めなので、頭上空間は充分あるが、縦方向に狭いフロントウインドウも影響して交差点最前列で停止すると直上の信号機が見えないのが難点か。

ヴェゼル 運転席周り

室内は、シンプルなデザイン&レイアウトながら機能的な装備が満載だ。まず、車載通信モジュールを搭載したホンダコネクト対応のセンターディスプレイはタッチ操作しやすく、アイコンの並び替えも可能。車内Wi-Fiやカーナビの自動地図更新、スマホからのドアロック開閉やエアコン操作などのリモート操作にも対応している。センタートレイにはスマホのワイヤレス充電を備え、さらに助手席乗員のスマホも置けるアッパートレイも完備。

ヴェゼル センタートレイ

ヴェゼル専用プレミアムオーディオの音質もなかなかのものだ。エアコンは吹き出し口からの風を拡散させる「そよ風アウトレット」が採用されていて、冷えすぎに配慮されている。

ヴェゼル 吹き出し口

上級サルーン顔負けの立派な大きさが魅力的なフロントシートは、寒い季節に重宝するヒーターも内蔵されている。

ヴェゼル 前席シート

後席は後ろ下がりだったドア開口部の形状が見直されて乗降性が改善された。そのリアシートにはダイブダウンおよびチップアップの各機構が踏襲されていて多彩な使い方ができる。

ヴェゼル チップアップリアシート

ラゲッジスペースは、フル乗車時でも十分な奥行きが確保されており、四角い開口部と相まって使い勝手はなかなかいい。

ヴェゼル ラゲッジスペース(5人乗車時)

リアシートをダイブダウンさせればフラットなスペースが広がり、大きな荷物を運ぶ際に重宝しそうだ。

ヴェゼル ラゲッジスペース(2人乗車時)

走りもチェックしてみよう。まずは1.5Lガソリン仕様だ。ボディサイズは大きく見えるが、実際には全長4,330㎜×全幅1,790㎜×全高1,590㎜とBセグメントサイズに収まっており、小さからず、大きすぎずといった、ちょうどよいサイズ感だ。試乗車は4WD仕様ながら車重を1,330kgに抑えており、走り出してみると1.5Lエンジンでも動き出しからとてもスムーズ。一般道や高速道路でも、制限速度で走っている限り不満は感じられなかった。乗り心地もなかなか良く、路面にしっかり追従する感じ。ここしばらくのホンダ車は妙に乗り心地にカドがあるドタドタ感が強かったので、これは嬉しい変化だ。もう少しフラット感が高まれば文句なしだ。

ハイブリッド仕様は、FFでも車重が1,380kgとガソリンの4WD仕様よりも50㎏ほど重いが、それでも3Lガソリンエンジン並みのトルク値をスタート直後から発生するモーターにより、じつにスムーズに動き出す。パワー感には余裕が感じられ、市街地走行では思ったように走ることができ不満は感じられなかった。また、ステアリングホイールのパドルで回生ブレーキの強さを変えてエンジンブレーキのように活用できるのも便利に感じた。

乗り味は基本的にガソリンと変わらない快適なものだが、比較すると乗り心地はちょっと硬めに感じられた。とくにリアサスが路面状況によりバタつくことがあった。今回のテスト車同士で比較すると、重量配分的にはフロントのみハイブリッドが50㎏重い。となると、硬めに感じた要因は、ハイブリッドに装着された18インチタイヤかもしれない。ただ、この硬さも、人によってはソリッド感があると感じるかもしれないから是非比較チェックしたいポイントだ。

参考までに、1名乗車、一般路走行、エアコン温度24度設定。ノーマルモードで普通に走行した状態での燃費は、ガソリン仕様の4WDで172kmほど走行した平均燃費は、満タン法で15.0km/Lだった。これは、WLTCモード燃費値15.6km/Lの約96%となかなか良い数値。参考までに車載の燃費計は13.3km/Lを表示していた。燃料タンク容量は40Lなので、満タン法の計測値から計算すれば、一度の満タン給油で600kmほど走れる計算だ。また、ハイブリッド仕様のFFも同条件で154 kmほど走行した平均燃費は、満タン法で22.2km/Lだった。これは、WLTCモード燃費値24.8km/Lの約90%と悪くない数値。参考までに車載の燃費計は21.8km/Lを表示していた。燃料タンク容量は40Lなので、満タン法の計測値から計算すれば、一度の満タン給油で888kmほど走れる計算だ。

2代目ヴェゼルはスタイリッシュなデザインだけでなく、快適性や高い走行性能を兼ね備えた使い勝手抜群のSUVであることがわかった。他の人とちょっと違うSUVを探しているなら、ピッタリの1台ではないだろうか。人気はやはりハイブリッド仕様のほうが圧倒的に高いようだが、1.5Lガソリン仕様でも普段使いで不満が出ることは少ないはず。同じFF仕様で価格を比べると、グレードの差もあるが、ハイブリッド仕様のe:HEV Zが約300万円に対して、ガソリン仕様のGは約240万円と価格差は60万円ほどもある。この差は結構大きい。選ぶ際には、是非じっくりと試乗比較してみよう。

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[この記事の監修者]
月間ニューモデルマガジンX編集部
代表取締役社長兼編集長
神領 貢

しんりょうみつぐ 1959年3月20日生まれ。関西大学社会学部マスコミ(現メディア)専攻卒業後、自動車業界誌やJAF等を経て、「ニューモデルマガジンX」月刊化創刊メンバー。35年目に入った。5年目から編集長。その後2度更迭され2度編集長に復帰、現在に至る。自動車業界ウォッチャーとして42年だが、本人は「少々長くやり過ぎたかも」と自嘲気味だ。徹底した現場主義で、自動車行政はもとより自動車開発、生産から販売まで守備範囲は広い。最近は業際感覚で先進技術を取材。マガジンX(ムックハウス)を2011年にMBOした。
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