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オリコオートリース2022年・2023年2年連続販売実績No.1

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3タイプのパワートレインから選べる、全車サポカーSワイドのソリオ

車の情報誌「ニューモデルマガジンX」編集長監修

この記事の監修者
月間ニューモデルマガジンX編集部
代表取締役社長兼編集長
神領 貢

スズキの小型5ドアハイトワゴンのソリオは、もともとは軽自動車のワゴンRをベースにワイドボディ化し、1000ccエンジンを搭載して普通車にしたワゴンRワイドがルーツだ。その後、名称がワゴンRソリオとなり、さらにワゴンRが外れてソリオとなった。2代目からは新開発のプラットフォームを採用して完全にワゴンRとは別モデルとなった。現行のソリオは2020年に登場した4代目だ。

4代目デビュー当初は、ガソリン仕様とマイルドハイブリッド仕様の2本立てだったが、2022年末のマイナーチェンジ時に本格的なハイブリッド仕様が追加された。グレードは、全部で4種類。トップモデルでハイブリッド仕様のHYBRID SZがFFのみ。マイルドハイブリッド仕様のHYBRID MZ、HYBID MX、そしてガソリン仕様のGにはそれぞれFFと4WD仕様が設定されている。

ソリオ HYBRID SZ 外観(フロント)
ソリオ HYBRID SZ 外観(リア)

ハイブリッド仕様とマイルドハイブリッド仕様の大きな違いは、モーターのみでの走行ができるかどうかだ。ハイブリッド仕様では、エンジンのアシストだけでなくモーターだけのEV走行が可能だが、マイルドハイブリッド仕様ではモーターは発進時や加速時のアシスト役にとどまる。サスペンションは、前がストラット式コイル、後はFFがトーションビーム式コイル、4WDがアイソレーテッド・トレーリング・リンク式コイルだ。

搭載しているエンジンは、全グレード91ps/12.0kg-mを発生する1.2ℓ直列4気筒DOHCのK12C型。レギュラーガソリン仕様だ。これにハイブリッド仕様では13.6ps/3.1kg-mを発生するPB05Aモーターを組み合わせている。

ソリオ HYBRID SZ エンジンルーム

マイルドハイブリッド仕様では3.1ps/5.1kg-mを発生するWA05Aモーターとの組み合わせ。バッテリーは両車リチウムイオン電池だ。トランスミッションは、マイルドハイブリッド仕様とガソリン仕様がCVTで、ハイブリッド仕様のみ5AGS(オートギアシフト)を搭載している。

このパワーユニットには、自然にエコドライブができる技術を満載。スズキは「スズキグリーンテクノロジー」と呼んでいる。K12C型デュアルジェットエンジンは燃費向上のため、圧縮比を高めるとともに機械的な摩擦を抑え、熱効率を徹底的に追求し力強い走りと低燃費を両立したという。Gを除く全グレードでアイドリングストップシステムを搭載しているのだが、ハイブリッド仕様では、約80km/h以下でアクセルを離すとエンジンを自動停止。マイルドハイブリッド仕様では、ブレーキを踏んで約13km/h以下になるとエンジンを自動停止。無駄なガソリン消費を抑えることで、燃費向上に貢献している。エンジンが止まった時に気になるのはエアコンの冷えだろう。その点も配慮され、空調ユニットに蓄冷剤を内蔵し、アイドリングストップ中やEV走行中も一定時間、冷たい風を送り続けることが可能となっている。

ボディサイズは、全長3780mm×全幅1645mm×全高1745mmとコンパクト。しかしホイールベースは2500mmと長く、広い室内空間を実現している。室内長も2500mmあり、後席のレッグスペースをしっかりと確保するだけでなく、35ℓサイズのスーツケースを5個積めるゆとりのラゲッジスペースも両立させている。

レッグスペース(前席)
レッグスペース(後席)
ラゲッジスペース

また、HYBRID MZ/HYBRID MX/Gの2WD車では、荷室の床下にサブトランクを用意。普段はあまり使わない荷物を入れておくのに便利なだけでなく、ベビーカーなど背の高い荷物を運ぶ時にも活躍する。4WD車は容量が異なるラゲッジアンダーボックスとなる。

室内空間の使い勝手も良く、多彩なシートアレンジが可能。後席はスライド&リクライニング調整が可能(Gを除く)。また、後席が左右分割で前方に倒せるだけでなく、助手席も前方に倒すことができるので、広いラゲッジスペースを作り出し長尺物も余裕で載せることが可能。フルフラットにして車内でくつろぐこともできる。

助手席を前方に倒すことで長尺物も積載できる

ボディには軽量・高剛性のプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。滑らかな骨格構造の合理的なアンダーボディを実現している。また、衝突時の衝撃を効率よく吸収・分散するボディ構造の軽量衝撃吸収ボディ「TECT(テクト)」を採用。さらに、サスペンション部品を骨格の一部としたり、骨格同士が結合する強い部分に部品を固定するなど、補強部品を減らしながら、基本性能の向上と軽量化を両立。結果として車重は全グレードで約1tと軽量化を実現している。このボディ軽量化は燃費に貢献していることは間違いない。WLTCモード燃費値はハイブリッド仕様が22.3km/ℓ。マイルドハイブリッド仕様は、FFが19.6km/ℓ、4WDが18.4km/ℓ。ガソリン仕様は、FFが19.0km/ℓ、4WDが17.8km/ℓとなっている。

安全装備面では、スズキの予防安全技術である『スズキセーフティサポート』を搭載。これは事故を未然に防ぎ、ドライバーの万一のときの安全を確保するために運転をサポートする様々な技術で、ヒヤリとする場面を限りなくゼロに近づけるものだ。スズキセーフティサポートの機能・装備内容は、グレードまたはメーカーオプションによって異なるが、衝突被害軽減ブレーキのデュアルカメラブレーキサポートと後退時ブレーキサポートはもちろん、アダプティブクルーズコントロール、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、車線逸脱抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能といった、サポカーSワイドに相当する予防安全技術がひととおり揃っている。

デュアルカメラ

試乗したのは上級グレードのHYBRID SZ。気になっていたトランスミッションの5AGSだが、いまひとつ変速がスムーズにいかないAGS特有のもどかしさが、モーターによる変速アシストのおかげで見事に払拭されている点には驚いた。自分以外の運転手が意図せぬタイミングでぎこちなくクラッチを踏み、のんびりとギアを変えているようなもどかしい感覚は皆無だ。坂道発進時に後ろに下がってしまうこともなくなった。強いて言えば、発進直後の1速から2速へ変速が行われている間はアクセル開度を一定に保つ必要がある。その点さえ気を付ければ、AGSながらスムーズに走らせることが可能だ。

運転席にいる限り、シート座面のクッション性も良く、運転のしやすさに満足できる。

運転席周り

大きな交差点の轍など路面のうねりをフワリと乗り越える瞬間はお世辞抜きで絶品と思える。安っぽくない柔らかさという境地にたどり着いていると感じさせてくれるのだ。しかし、後席に乗ってみると、ちょっとした凹凸でも足を取られて上屋がフラフラと揺れる。一般道ではあまり感じないが高速になると直進安定性にも影響が出る。何より100㎞/hを超えた途端に強風が吹いているのかと勘違いするほど風切り音が大きくなる。縦方向のピッチングも大きく、乗り物酔いしやすい人に後席は苦痛だろうと感じた。

1名乗車で市街地160㎞、郊外160㎞、高速道路100㎞(平均時速100㎞/h)の合計420kmを走った総合燃費は、満タン法で18.3㎞/ℓだった。これは、WLTCモード燃費値22.3km/ℓの約82%だ。燃料タンク容量は32ℓなので、一度の満タン給油で585kmは走れる計算になる。

小さくて使い勝手がよく、安全装備も充実。さらに燃費性能も悪くないソリオ。ハイブリッド仕様でベース価格は約229万円。ベーシックグレードのG、FFモデルは約165万円とコストパフォーマンスも高い。長く付き合えるコンパクトワゴンと言えそうだ。

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[この記事の監修者]
月間ニューモデルマガジンX編集部
代表取締役社長兼編集長
神領 貢

しんりょうみつぐ 1959年3月20日生まれ。関西大学社会学部マスコミ(現メディア)専攻卒業後、自動車業界誌やJAF等を経て、「ニューモデルマガジンX」月刊化創刊メンバー。35年目に入った。5年目から編集長。その後2度更迭され2度編集長に復帰、現在に至る。自動車業界ウォッチャーとして42年だが、本人は「少々長くやり過ぎたかも」と自嘲気味だ。徹底した現場主義で、自動車行政はもとより自動車開発、生産から販売まで守備範囲は広い。最近は業際感覚で先進技術を取材。マガジンX(ムックハウス)を2011年にMBOした。
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