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カーリースを中途解約するとどうなる?徹底解説
カーリースの中途解約
[掲載日:2022年3月4日]

カーリースを中途解約するとどうなる?徹底解説

カーリースは5年や7年など、長期の契約が基本となっています。そして基本的にカーリースは、契約期間の途中で解約はできない、ということになっています。
しかしその契約期間中に、ライフスタイルが変わってしまい契約を続けることが難しくなる、ということもあり得るでしょう。
では実際に、カーリースの中途解約というのはできるのかどうか、できるとするならばそれはどういう場合なのか、どんな手続きが必要となるのか、そして中途解約で必要となる違約金などについて確認していきたいと思います。


この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎

     ▼もくじ

  1. カーリースは途中で解約できるのか
    1-1.カーリースは途中で解約できない理由
    1-2.カーリースの途中で解約が認められるケースとは
  2. 解約時に支払う違約金の内訳について
  3. 中途解約する状況にならないためには?
  4. まとめ

1.カーリースは途中で解約できるのか

カーリースは5年や7年、9年といった長期の契約が基本となっています。
中には1年単位で契約できるカーリースも存在していますが、その場合は利用料金が通常のカーリースと比べると割高になる、などといったことが多いです。お得に車を利用したいという場合には、長期の契約をするほうがおすすめとなります。

しかし、カーリースは原則として契約期間中での解約はできません。そのため車を選ぶ際には、契約期間中に起こりそうなライフイベント、たとえば結婚や家族構成の変化などを十分に考慮しておく必要があります。

ただ、海外に転勤になったとか、契約者が亡くなってしまった、などという場合には、契約期間中での解約が可能です。また、規約に基づいた違約金や解約金を支払えば、契約期間中での解約も可能としているリース会社も存在しています。
まずは、どうして中途解約ができないのか、その理由を見ていきましょう。

1-1.カーリースは途中で解約できない理由

カーリースは、リース会社が購入した車を契約期間中、契約者が借りて使用をする、というサービスです。カーリースの利用料金は、その車両の価格から契約終了時の価値、いわゆる残価を差し引いた金額と、契約期間中に発生する自動車税や自賠責保険料、重量税などといった料金も含めた総額を、契約月数で割った金額となっています。

つまりカーリースは、契約終了時になってはじめて、すべての費用が支払われることになります。逆にいえば、契約期間の途中で解約をすると、残りの契約期間ぶんの利用料金がリース会社に入ってこなくなってしまうわけです。

これがカーリースで中途解約が原則として不可、となっている理由です。

1-2.カーリースの途中で解約が認められるケースとは

とはいっても、たとえば事故に見舞われて車が修理不能な状態、つまり廃車となってしまったり、海外への転勤が決まってしまうなどという、やむを得ない状況も存在します。
一般的にカーリース会社がやむを得ない、と認めているのは、次のような状況です。

・契約者の死亡、長期入院、怪我などで車が使えなくなった
・契約者が海外転勤などで長期間車が使えない
・事故によって車が修理不能な破損を受け、使えなくなった

こういった事例の場合には、契約時に確認した規約に書かれている、違約金、解決金を支払うことで、中途解約が可能となります。


2.解約時に支払う違約金の内訳について

カーリース会社がやむを得ないと認めた場合、中途解約は可能となりますが、その場合契約者は、違約金を支払う必要があります。この違約金の内訳は、以下のとおりです。

・残りの期間ぶんのリース料金

本来であればリース会社が受け取っているはずの、残りの契約期間ぶんのリース料金は、当然ですが支払う必要があります。

・契約時に設定した残価との差額

契約時に設定していた車の価値、いわゆる残価よりも、実際の車の価値が低くなってしまっている場合には、その差額を支払う必要があります。事故で車が廃車となってしまった、という場合には、残価をすべて精算しなければなりませんが、大事に車を使っていた場合には、支払う必要がない、ということもあります。

・未払いリース料金

もしリース料金の未払いがあった場合には、これも精算しなければなりません。

・傷や凹みがある場合の修理費用

走行距離など、全体的に大きな問題がないという場合でも、擦り傷などがあった場合には、その修理費用が必要となることがあります。

・事務手数料

解約に伴う書類の発行などに掛かる事務手数料も、違約金の中に含まれています。


3.中途解約する状況にならないためには?

カーリースの中途解約は、しなくて済むならそれがもっともお得です。 では、そういう状況にならないためにはどうすればいいのか、対策を見ていきましょう。

・リース期間をよく考える

月々の利用料金は、契約期間が長いほうが安くなります。しかしあまりに長期の契約期間としてしまうと、その間に起こり得る生活環境の変化が想像しにくくなってしまいます。たとえば独身のかたが、ふたり乗りのスポーツカーを長期リースしてしまうと、ご結婚された場合には車種を変える必要が出てくるかもしれません。そういったライフスタイルや車の用途の変化も意識して、契約期間や車種選びをしていくほうがいいでしょう。

・無理のない支払いプラン

月々定額の利用料金で車に乗ることができるからといって、利用料金の支払いが毎月ギリギリ、というのでは、万が一の事態が起きて解約しなければならないとき、違約金の支払いに困ってしまいます。利用料金はある程度の余裕を持って支払える額としておくことも重要です。そのためには、ご希望の車種であってもローグレードのモデルにするとか、不必要なオプション装備はつけない、などという、利用料金を抑える工夫をしておきたいところです。

・任意保険に加入する

事故というのは、ご自身がいくら気をつけていても、運悪く巻き込まれる可能性が存在しています。そういった巻き込まれ事故でも、廃車となってしまった場合には解約しなくてはならなくなりますし、廃車とまではいかなくても、修理をしなければなりません。事故による建物などの損害についても、補償が必要となります。もちろん、事故の責任割合が10割先方にある場合には、先方の責任で支払いをおこなってもらうことになりますが、実際にはそんな0対10という事例は少なく、わずかでもこちらに責任がある、と判断されることがほとんどです。普通に道を走っていて、斜め後ろからぶつけられても、0対10にはならない、というのが実際です。

そういう状況に対処するため、任意保険にはかならず加入をしておきましょう。ただし、一般の任意保険ではリース車への対応をしきれない事例があるため、可能な限りリース車専用の任意保険に加入しておくことをおすすめします。自分は運転がうまいから、などというのは、過信でしかありません。任意保険代は絶対に必要な経費として、カーリースの利用料金に加えて、予算として考えておいてください。


4.まとめ

今回はカーリースの中途解約についてご説明しました。
カーリースは長期の契約のほうがお得ですが、原則として中途解約はできません。
ただし、やむを得ないとリース会社が認めた場合には、違約金を支払うことで途中でも解約ができる場合があります。

しかしその場合には、違約金を一括で支払う必要があるため、カーリースを検討する際には、月々の利用料金の金額と契約期間、契約期間中に起こりそうなライフイベントを考慮した車種選択をしておくほうがいいでしょう。
また、万が一の事故に備えるため、任意保険の加入は絶対と考えてください。任意保険に加入しておけば、事故によって契約を終了しなければならないときにも、大きな助けとなります。
単身赴任中のみ車を利用したい、などといった場合には、短期カーリースプランを用意しているリース会社を選ぶ、ということも考えておきたいところです。

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自動車専門ライター
高田 林太郎
[この記事の執筆者]

自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立し、自動車業界歴は33年。国産・輸入車の試乗記やカスタマイズパーツのインプレッション、自動車周辺企業への取材などをメインにおこないつつ、パーツ開発に対するアドバイスやブランディングコンサルタントなど、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。


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