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中古車を買うときに見たい走行距離の目安と注意点
中古車の走行距離と注意点
[掲載日:2021年9月10日]

中古車を買うときに見たい走行距離の目安と注意点

中古車を購入する際、その価格が車の価値と見合ったものなのかどうかを判断する基準のひとつとなるのが、走行距離です。
一般的に走行距離が多いと、車は劣化するといわれています。では、その目安となる距離は、どのくらいなのでしょうか。
また、走行距離以外に、車の程度を判断する手段はあるのでしょうか。
今回は中古車を買うときに見たい走行距離の目安と、その他の注意点についてご説明します。


この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎

     ▼もくじ

  1. 中古車を買うときに気をつけるポイントとは
    1-1.まず確認するべきは年式
    1-2.修復歴の確認は必須
    1-3.走行距離はへたり具合の目安になる
  2. 走行距離が多いということの意味とは
    2-1.走行距離ではある程度の状態しかわからない
    2-2.過走行といわれる距離でも状態がいい場合もある
  3. 走行距離とともに確認したいところとは
    3-1.エンジンオイルの状態
    3-2.冷却水やブレーキフルードもチェック
    3-3.シートや内装のへたり具合も確認
  4. 買ってからすぐに行っておくといいこととは
    4-1.油脂類は全交換をすることで今後の管理がしやすくなる
    4-2.エアコンガスの入れ替えやバッテリー交換も行っておくとベスト
  5. まとめ

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1.中古車を買うときに気をつけるポイントとは

中古車は新車と違い、その車の状態が1台1台違っています。まったく同じ車種や年式であっても、それまでの使いかたによって、その後も長く使えるものもあれば、不具合がでやすくなっているものもあります。
そういう、いわゆる『車の程度』を判断する基順のひとつが、走行距離です。しかし、走行距離以前に、確認しておきたいポイントがいくつかあります。まずはそのポイントを見ていきましょう。

1-1.まず確認するべきは年式

車をチェックする際、まず確認する必要があるのは、年式です。現在は2021年、令和3年ですが、たとえば令和元年式(2019年)という車は、製造され登録をされてから、2年ほどが経過しているということがわかります。ところが、同じ車種でも、平成29年式(2017年)というものは、製造され登録されてから4年経っていることになります。その時間の違いは、車やそこで使われている部品の劣化の度合いにつながるものです。
そのため、同じ車種でも低年式といわれる、登録されてから時間が経った車よりも、登録から時間が経っていない高年式のクルマのほうが、中古車としての価値は高くなります。
また、同じ車種とはいっても、製造している途中で改善を受けていることがあります。いわゆるマイナーチェンジというのがそれです。マイナーチェンジというのは、ボディ骨格など、車の根幹部分は変更せず、装備品や内外装のデザイン、安全装備などの変更を行うものですが、とくに先進安全装備の進化が激しい現代では、マイナーチェンジ後のモデルのほうが装備内容が充実していることがあります。それも、高年式のほうが中古車としての価値が高くなる理由のひとつです。

1-2.修復歴の確認は必須

中古車を探すときにかならずチェックすべき、大事なポイントのひとつが、修復歴があるかどうか、というものです。
修復歴というのは、車の骨格部分に損傷を負い、それを直した経歴がある、ということです。
つまり、修復歴ありという車は、大きな損傷を負ったことがある、ということになります。
もちろん、修復歴があっても、きちんと直してあれば、大きな問題はありません。しかし車のプロならともかく、一般人が強度的にも寸法的にも、きちんと修復されているかどうかを判断するのは難しいといえます。そのため、中古車を購入する際には、修復歴がない、ということを確認しておきましょう。
ちなみに、現在では修復歴を隠して中古車を販売するのは違法となっています。法整備以前は、修復歴を隠して中古車を販売している業者も存在していたのですが、現在はほぼ無くなっています。しかし、中古車相場と比べて極端に安い価格で販売されている車が気になったときには、修復歴のありなしを確認するようにしましょう。そうすることで、トラブルを防ぐことができます。
また、修復歴は、骨格部分に関わる損傷のみ、となります。そのため、バンパーを交換したとか、ドアのへこみを直したなどという損傷は、修復歴には含まれません。この部分は勘違いしやすいところなので、注意が必要です。

1-3.走行距離はへたり具合の目安になる

走行距離が多い車は、そのぶんいろいろな部品の使用頻度が多くなります。車に限らず機械というのは、使えば使うほど劣化が進んでいくものです。そのため、走行距離が多い車は、少ない車よりも各部の劣化が進んでいる、という判断ができます。
その距離を見る際の基準となっているのが、1年1万kmというものです。たとえば、令和元年式の車であれば、3年ほど経過しているため、3万kmくらい走っているのが一般的、ということです。この基準よりも走行距離が多い車は、過走行車という扱いとなり、そのぶん販売価格は低くなります。逆に走行距離が少ない車は、販売価格が高くなりがちです。


2.走行距離が多いということの意味とは

一般的に中古車の価格の基準となっている走行距離ですが、しかしこれは、絶対的な基準ではありません。というのも、車というのは使用状況によって劣化の度合いが違ってくるからです。
それがどういうことなのかをご説明します。

2-1.走行距離ではある程度の状態しかわからない

走行距離が絶対的な基準ではない、というのは、どういうことなのでしょうか。たとえば、週に1度クルマに乗る、という使いかたをしていて、年に5,000kmほど走行している車と、毎日10数km程度車を使っていて、年に5,000km程度走行している車を比べてみましょう。
まず、週に1度車を使っている車は、普段は止まっていますが、走るときには100kmほど走行しています。この場合、車のエンジンは、長時間止まっていたためオイルが落ちきった状態でかけることになり、内部を傷めやすくなります。
その点、毎日車を使っているほうが、エンジンにとってはいい状態を保ちやすくなります。ただ、短距離しか走っていない場合には、水温が適正な温度となる前にエンジンを停めることにもなりがちです。エンジンは水温が適正となってはじめて、ベストな制御となります。低水温のときには、燃料を濃くして動作を安定させる、という制御をするため、短距離走行を繰り返すと、燃焼状態が悪い状態が続いてしまい、エンジン内部に燃え残りのスラッジなどが堆積しやすくなります。これは、低回転での走行を続けてしまった場合にもなりがちな現象です。
そういったエンジン内部の状態は、分解しなければ見て判断できるものではありませんが、試乗をしてみると、他の個体と比べてエンジンの吹き上がりが悪い、などといった症状が確認できる場合があります。

2-2.過走行といわれる距離でも状態がいい場合もある

走行距離が1年1万kmという基準よりも多い車は、一般的には劣化が気になるところです。
それはエンジンだけの問題ではなく、たとえばシートのへたりや内装の劣化、ということにもつながっています。
しかし、一概に走行距離が多ければダメ、というものでもありません。たとえばおもに高速道路をメインに利用していた場合には、エンジンは比較的高い回転数で、安定して回り続けているため、劣化の度合いは少なくなりますし、乗り降りが少ないためシートのへたりもある程度抑えることができます。一方、市街地走行を続けての長距離走行を続けていると、エンジンは低回転から高回転まで大きな変化を繰り返すことになるため、劣化の度合いは高速道路メインのものよりは大きくなります。
中古車店で購入する場合、このような以前の使いかたを確認するのは難しいですが、個人売買などでは、それまでどのような使いかたをしていたのか、しっかり確認しておきたいところです。


3.走行距離とともに確認したいところとは

ここまで、走行距離の違いによる中古車の判断のしかたをご説明してきましたが、さらに細かく、中古車の状態判断の方法を見ていきましょう。
そのとき大事なのは、整備状況の確認です。中古車に点検記録簿が付属している場合には、それを見ればそれまでの整備状況が確認できます。
しかし付属していない場合には、どのような整備が行われてきたのか、わかりません。そこで実車を目の前にしたときに、確認できることをご説明します。

3-1.エンジンオイルの状態

ボンネットを開けると、エンジンがあります。エンジンにはオイルを入れるための、フィラーキャップがありますので、それを開けてみましょう。そのとき、フィラーキャップの裏側に、汚れが付着しているようなら、エンジンオイルの状態があまりよくない、ということが考えられます。
エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑だけではなく、冷却や洗浄といった役割も担っています。フィラーキャップの裏側が汚れているということは、エンジン内部に汚れがたまっている可能性がある、ということなのです。

3-2.冷却水やブレーキフルードもチェック

エンジンルームには、エンジンのほかに冷却水のリザーバータンクや、ブレーキフルードのリザーバータンクなどもあります。
まず冷却水のリザーバータンクですが、これはタンク自体が汚れていないかどうかを確認してください。汚れているようなら、冷却水を長期間交換していなかったかもしれません。冷却水は定期的に交換しなければ性能が低下し、適正な水温を保つことが難しくなります。また、冷却水が汚れていると、サーモスタットの動作不良などの原因にもなりがちです。
ブレーキフルードも定期交換が必要です。リザーバータンクの汚れは、その定期交換が行われていなかった可能性を示唆しています。この点もしっかり確認しておきましょう。

3-3.シートや内装のへたり具合も確認

中古車を確認するときには、シートのへたり具合や表皮のスレ具合、内装の傷みかたも確認しましょう。シートが同年式の車と比べてへたっていたり、スレがひどい場合には、乗り降りが激しい使いかたをしていた可能性があります。
内装の傷みが激しい場合には、あまりメンテナンスに気を使っていなかったクルマかもしれない、という可能性が高くなります。どちらも絶対的な基準とはなりませんが、仮にそういう車だった場合には、その他の点もしっかり確認しておいたほうがいいと思われます。


4.買ってからすぐに行っておくといいこととは

では実際に、中古車を購入してから行っておいたほうがいいことを確認していきましょう。大事なのは、購入者自身が車の状態を管理できるようにしておく、ということです。油脂類はもちろん、バッテリーなどの定期交換が必要な部品も換えておくとベストです。

4-1.油脂類は全交換をすることで今後の管理がしやすくなる

エンジンオイルやブレーキフルード、冷却水などの油脂類は、購入時に交換しておくのがベストです。中古車販売店によっては、購入時に一部油脂類を交換しくれるところもあります。
交換しておきたいのはこれ以外に、FR車の場合にはデフオイル(FF車はミッションオイルと共用のため必要なし)、MT車の場合にはミッションオイル、AT車はATフルードとなります。
交換をしたらその日付をしっかりメモしておき、エンジンオイルやデフオイル、ミッションオイル/ATフルードは走行距離もしくは時間によって定期的な交換を、その他は時間を管理しての交換をしていきましょう。

4-2.エアコンガスの入れ替えやバッテリー交換も行っておくとベスト

さらに、エアコンガスやバッテリーも新品交換しておくのをおすすめします。エアコンガスは振動によって徐々に抜けていってしまうことが多く、そうなるとエアコンの効きが弱くなってしまいます。
バッテリーも性能が徐々に劣化していくことから、購入時に新品交換をしておくことをおすすめします。(要するに油脂類や消耗品は新品にしましょう)


5.まとめ

今回は中古車を購入する際の、走行距離の目安や注意点、その他の状態判断の目安についてご説明しました。
中古車の状態を判断する第一の基準は、走行距離となります。1年あたり1万kmというのが、標準的な走行距離ですが、使いかたによっては、距離が短くても状態が悪いものもありますし、距離が長くても状態がいい、というものもあります。
そのため、単純に走行距離のみで判断するのではなく、点検整備簿や、各部のポイントをご自身の目で見て、状態を判断するようにしてください。
購入後はすぐに、油脂類やバッテリーなどの定期交換部品を新品に換えておくと、その後の状態管理がしやすくなります。トラブルが起きたら直す、というのではなく、トラブルを予防できるようにしておくことが、楽しい車との付きあいかたとなっていくのです。


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自動車専門ライター
高田 林太郎
[この記事の執筆者]

自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立し、自動車業界歴は33年。国産・輸入車の試乗記やカスタマイズパーツのインプレッション、自動車周辺企業への取材などをメインにおこないつつ、パーツ開発に対するアドバイスやブランディングコンサルタントなど、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
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