カーリースとレンタカー徹底比較
[掲載日:2021年7月16日]
カーリースとレンタカーを徹底比較!それぞれのメリットを活かす使い方とは
車を使いたい、というとき、すぐに思いつくのはレンタカーを借りるという手段でしょう。
しかし、ひと月くらい車を使いたい、ということになると、レンタカーを借りてしまうと、割高となってしまいます。
そんなときにおすすめしたいのが、短期カーリースです。
ここではレンタカーとカーリースの、契約や費用の違いを比較して、それぞれのメリットを活かした、よりお得に車を使う方法をご説明します。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
カーリースとレンタカーの、もっとも大きな違いは契約期間です。まずはそこから違いを比べていきましょう
1-1.カーリースは1ヶ月〜数年単位
カーリースの契約期間は、1年〜数年単位というのが一般的でした。しかし現在はさまざまなサービスが始まっています。新車リースの契約期間は1年〜11年程度ですが、中古車リースでは1年〜7年程度となります。また、1ヶ月という期間から車を使うことができる、短期カーリースというサービスもあります。これを利用すると、1ヶ月〜2年程度の期間でカーリースを利用できます。
ここで注意すべきは、数日単位という借り方は、カーリースではできない、ということです。
1-2.レンタカーは数時間〜数日単位で使える
レンタカーは数時間から数日という単位でクルマを借りることができます。ちょっと車を使いたい、というときには非常に便利です。しかし、会社によっても違ってきますが、一般的に数ヶ月や年単位での契約はありません。ここが注意すべきポイントです。
カーリースとレンタカーで次に比較すべきは、利用料金です。カーリースは最短での契約でも1ヶ月となるため、レンタカーも1ヶ月借りたと仮定して、料金を比較してみましょう。
2-1.利用料金
カーリース契約は、短期カーリースの場合で1ヶ月以上となります。そのときの利用料金は、1ヶ月間レンタカーを借りていたのと比べると、圧倒的に安くなります。
軽自動車車両で比較した場合(税込料金)
契約月 |
短期カーリース |
ニコニコレンタカー |
1ヶ月 |
52,000円 ※ |
77,000円 |
2ヶ月 |
78,000円 |
154,000円 |
3ヶ月 |
104,000円 |
231,000円 |
※契約時に車両準備費用として貸出料金1ヶ月分が必要
ただし、カーリースは契約を中途で解約できませんので、1ヶ月間、ほぼ毎日のように車を使う場合にはカーリースのほうがお得ですが、1ヶ月間、1週間に1〜2日のみ車を使うなどという場合には、そのつどレンタカーを借りたほうがお得です。
2-2.任意保険
カーリースでは、任意保険への加入が推奨されていますが、その料金については自己負担となります。
一方レンタカーでは、免責補償料として利用料金に含まれているため、別途支払いは不要です。
2-3.車庫証明に掛かる費用
カーリース契約は車検証上の利用者が利用者自身となるため、登録するためには車庫証明が必要となります。その取得費用は、ご自身で行われる場合、3,500円程度です。カーリース会社に取得の代行を依頼する場合には、1万6,500円程度掛かります。
レンタカーは、あくまで一時的にクルマを借りている、というものとなるため、車庫証明は不要です。
2-4.駐車場代
自家用車と同じ扱いとなるカーリースでは、駐車場を用意しておく必要があります。一方レンタカーも、長期間借りる場合には駐車場が必要となりますが、車庫証明はいらないため、コインパーキングに毎晩停めておく、ということもできます。
コインパーキングの利用料金がひと晩500円で利用できる、という場合でも、30日間利用すれば1万5,000円程度が必要です。土地柄によっては3万円程度必要となることもあります。
カーリースとレンタカーは、利用できるまでの手続きにも大きな違いがあります。必要となる書類や、手続きに掛かる時間も含めて、その違いを見ていきましょう。
3-1.カーリースは手続き・納車に1週間以上掛かる
カーリースはネット経由や店舗で利用の申し込みができ、指定場所まで車を届けてもらうことが可能ですが、その納車までは早くても1週間〜10日ほど、新車リースでは1ヶ月~3ヶ月ほど時間が掛かります。これは登録するための時間が必要となるからです。
また、契約するときには、新車リースや中古車リースでは、信用機関の審査が必要となり、車庫証明の取得、保険への加入も必要となります。
しかし短期カーリースでは、クレジットカードでの支払いが必要となる代わりに、信用機関の審査はありませんので、多少納車までの時間が短くなります。
3-2.レンタカーは気軽に利用開始できる
レンタカーはネット経由や店舗への電話で予約をしておけば、その日から利用することができます。ただし、車はレンタカー店に取りに行く必要があり、使用後にはレンタカー会社に返却する必要があります。
そのかわり、有効な免許証を持っていればすぐに利用でき、カーリースのように車庫証明などは不要です。
じつは大きな違いといえるのは、選べる車種やナンバープレートの違いです。それぞれについて見ていきましょう。
4-1.カーリースは車種やナンバーを自由に選べる
新車カーリースは国内全メーカーの全車種から車を選ぶことができ、オプションも自由に選ぶことができます。ただし、中古車リースや短期カーリースでは、そのときにカーリース会社が在庫をしている車から、利用したいものを選ぶ、ということになりますが、比較的車種は豊富です。
また、カーリースのナンバープレートは、自家用車とまったく同じです。希望ナンバーも取得できますので、社用車などにもおすすめできます。
4-2.レンタカーは『わ』『れ』ナンバーとなり、車種の選択肢も少なめ
レンタカーは、その会社が用意している車種から、利用したいものを選ぶことになります。もし希望の車種が合っても、実際に使いたい日に先約が入っていれば、利用できません。
ナンバープレートはレンタカー専用の『わ』や『れ』となります。
以上のようなポイントから、カーリースとレンタカーのメリットを活かす使い方を考えてみましょう。
まずカーリースがおすすめとなるケースは、1ヶ月以上車を使いたい、という場合です。カーリースは、登録手続きの面倒さや用意しなければいけない書類の多さという面倒さはあっても、レンタカーよりはるかに安く車を使うことができます。
また『わ』や『れ』のナンバープレートでは困る、という場合には、カーリースを選ぶことが必須となります。
さらに、豊富な車種から車を選びたいという場合にも、カーリースはおすすめです。
一方レンタカーのほうがお得になるのは、すぐに車が必要で、数日間だけ使いたい、という場合です。書類の用意や保険などの手間を掛けたくない、というときにも、レンタカーは使いやすいものとなります。
今回はカーリースとレンタカーを使うときの手続きの違いや、費用についてご説明しました。
カーリースは短期リースを利用すれば、1ヶ月から利用することができ、レンタカーよりもお得に車を使うことができます。
レンタカーはナンバープレートこそ専用のものになりますが、数日間だけ使うときなどは、手続きも簡単で、お得に車が利用できます。
ご自身がどのように車を使いたいのか、その状況に応じて、賢くそれぞれを利用していただければと思います。
二コリースは、1 ヶ月単位の期間で車を利用できる、車のサブスクともいえる、超短期リースです。
ご利用料金は月額2万6,000円〜となっていて、ご用意している車は国土交通省認証工場の、自社整備工場で整備したものとなっています。
ナンバープレートは一般のものと同じですので、社用車としてのご利用もお勧めです。
短期カーリースをご検討の際には、ぜひ二コリースもご検討ください。