リースVS購入!徹底比較
[掲載日:2021年7月16日][更新日:]
中古車リースvs中古車購入!メリットや費用を徹底比較
なるべく安く車を手に入れたい、というとき、これまでは中古車を買う、というのが一般的な選択肢でした。
しかし現在は、中古車の購入以外に、中古車リースを利用する、という手段が生まれています。
とはいえ「中古車リースとはいったいなんぞや?」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
そこでここでは、中古車を買うときと中古車カーリースを利用するとき、それぞれのメリットや費用についてご説明します。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
最初に、中古車リースとはなんぞや、ということをご説明します。
中古車リースとは、カーリース会社が所有している中古車を、利用者が借りるというサービスです。
現在利用者が増えている新車リースは、利用者が乗りたい車を選び、カーリース会社が自動車メーカーに車を発注し、登録作業を済ませてから納車をする、というものですが、中古車リースはカーリース会社が中古車を購入して在庫をしている中から、利用者がもっとも条件に合うものを選ぶ、というものになります。
利用者が借りる車は中古車がベースとなっているため、新車リースと比較して利用料金が安くなりますが、契約期間中に発生する税金や車検に関する費用といった維持費が利用料金に含まれている、というのは新車リースと同じです。
さらに、リース会社によっては、中古車リースの契約期間終了後には、それまで使用していた車をもらえるところもあります。
在庫している中古車を借りることから、実際に車が手元に届くまでの時間が、新車と比べるとはるかに短いというのも、中古車リースの大きなメリットです。
中古車リースと中古車購入には、それぞれメリットとデメリットがあります。それらのポイントを確認していきましょう。
|
メリット |
デメリット |
中古車
リース |
・初期費用不要
・月々のリース料に維持費が含まれる
・1年~7年など、短期間だけ借りられる
・契約満了後に車をもらえる
・法人、個人事業主では節税効果を見込める |
・走行距離制限がある
・中途解約できない
・メーカー保証が切れてる車が多く、故障時には別途負担が発生する可能性がある
・カスタマイズした車を返却する場合は原状回復する必要がある |
中古車
購入 |
・車を自分のものにできる
・好きなタイミングで売れる |
・車種や状態まで選択肢が広く選ぶのが大変
・信頼できる中古車販売店を見つける必要がある
・車を維持する際の税金、車検費用、メンテナンス費用が別途発生する |
2-1.中古車リースのメリットとデメリット
中古車リースは、車を登録する際に必要となる諸費用も利用料金に含まれています。そのため、初期費用の負担なしで車に乗ることができます。
また、車検に必要な費用や税金、メンテナンス費用といった、いわゆる維持費が利用料金に含まれているため、不意の出費で困った、ということがありません。契約の期間は、1〜7年ですが、契約者が契約時にその期間を選べるため、単身赴任中のみ、といったような、短期間での利用も可能です。
さらに、カーリース会社によっては契約期間終了後、利用していた車をそのままもらえる、というサービスを行っているところもあるほか、法人や個人事業主が利用する場合には、利用料金を経費として全額計上できることから、節税効果も見込めます。
一方でデメリットといえるのは、契約期間中の走行距離制限があるということや、契約期間の、中途での解約ができないということです。また、保証に関しては1年間の中古車保証が付随しているケースが多いのですが、メーカー保証は切れてしまっている車が多いため、故障時には別途負担が発生する可能性があります。
また、車の所有者はカーリース会社となるため、カスタマイズした車を返却する場合には、原状回復をしなければなりません。
2-2.中古車購入のメリットとデメリット
中古車を購入するときのメリットは、車を自分のものにできる、というのが一番でしょう。また、カーローンを組まず、現金で購入した場合は、所有者がご自身となるため、好きなタイミングでその車を売ることができます。つまり、乗り換えが自由にできるわけです。
ただ、中古車を買うときには、しっかりと状態まで判断しておかないと、思わぬ機械的なトラブルに見舞われる可能性も、ないわけではありません。そういう点も含めて考えた場合、信頼できる中古車販売店を見つけておくと、安心です。
中古車リースと中古車購入では、必要となる費用が違ってきます。そこでここでは、初期費用と維持費、乗り換え費用のそれぞれの違いを見ていきましょう。
3-1.初期費用
中古車を購入したときには、税金や自賠責保険といった法定費用のほか、車両の登録や車庫証明取得を代行してもらえばその代行費用などが必要となります。そのすべてを含めた金額はおおよそ、車両本体価格の10〜20%ほどです。
中古車リースの場合には、こういった費用はすべて月々支払う利用料金に含まれているため、初期費用を用意する必要はありません。
3-2.維持費
中古車を購入すると、年に1度、5月には自動車税を支払う必要があるほか、車検ごとに自賠責保険や重量税の支払いが必要です。燃料代や駐車場代、任意保険料も必要で、それらがすべて自己負担となります。
中古車リースの場合には、燃料代と駐車場代、任意保険料は自己負担ですが、その他の車検、税金、メンテナンス代などはリース料金に含まれています。
3-3.乗り換え費用
中古車を売却するときには、査定額の中に名義変更などで必要となる事務手数料が含まれているケースが多いのですが、廃車手続きをご自身でするとなると、登録車(普通自動車)で2万5,000円〜4万5,000円、軽自動車でも2万3,000円〜4万円程度の費用が掛かります。
中古車リースで契約期間終了後にご自身の車にする場合には、名義変更手数料とリサイクル料金を合わせて、2万円程度が必要ですが、もちろん、車を返却する場合には、これらは必要なく、費用負担はありません。
では、どういった方が中古車リースに向いているのか、中古車購入に向いているのか、ポイントを絞って見ていきましょう。
4-1.中古車リースに向いている人
中古車リースは初期費用負担がないことから、まとまったお金を用意するのが難しいという人にオススメです。また、維持費の多くが利用料金に含まれていることから、計画的に支払いを行いたい、という方にもおすすめできます。
中古車購入は、車の状態を見極めないと、のちのちメンテナンス費用がかさむことにもなりかねませんが、そういった部分に自信がない場合、リース会社が選んだ車をメンテナンス後に貸し出す中古車リースのほうが、故障のリスクが小さいということにもなります。
そのほか、あまり長距離移動をしない、短期間だけ車を使いたい、という場合にも、中古車リースはオススメです。税務対策として法人や個人事業主の社用車としても、導入メリットは大きいといえるでしょう。
4-2.中古車購入に向いている人
初期費用を用意できるなど、ある程度経済的に余裕があり、走行距離を気にせず使いたい、という場合は、中古車の購入がオススメとなります。当然、購入に関しては自己責任となりますので、車の状態を見極められる程度の、車の知識を持っている方、購入後にいろいろなカスタマイズをしたい方も、中古車を購入したほうが楽しみが増えます。
数ある中からオススメの中古車カーリースをご紹介します。
※掲載されている車体台数、リース料などは本記事掲載時の内容です。
- 1位:ニコノリ中古車
- 2位:MOTAカーリース
- 3位:ORIX カーリース・オンライン
- 4位:定額カルモくん
- 5位:ホンダマンスリーオーナー
【1位:ニコノリ中古車】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
330台以上 |
リース期間 |
1~7年から選ぶ |
月々のリース料
(ボーナス併用払い) |
5,500円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体代/登録時手数料/登録時車検整備費用(必要な場合)/重量税/自賠責保険料/自動車税/契約期間中の車検基本料/納車陸送費/車両保証代金 |
カーリース販売実績No.1!※ニコノリ全体での2022年度オリコオートリース販売実績です
ニコニコレンタカーが運営している会社なので安心して利用できます。
オンライン販売も行っているので希望に合った車が見つかりやすいです。
保証面も安心
中古車カーリースで不安な保証面をカバーするために、全車種に車両保証が付帯されています。
メンテナンスの内容も豊富に用意されています。
リース契約満了後は車がもらえます
自身のライフプランに合わせて、車を返却するか、そのまま所有するかを選べます。
カスタマーセンターが365日営業
知識をもったアドバイザーが丁寧に案内してくれます。
問い合わせは電話でもメールでもOK。
【2位:MOTAカーリース】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー/輸入車 |
掲載台数 |
2,400台以上 |
リース期間 |
3~6年から選ぶ |
月々のリース料
(ボーナス併用払い) |
8,500円~ |
料金に
含まれるもの |
車両本体代/自動車税/重量税/自賠責保険料/納車陸送費/オプション代/名義変更時手数料/車両保証代/消費税 |
自動車メディア「MOTA(モータ)」が運営しています。
メンテナンスプランに加入した場合、車をもらうことができます。
年式が新しい車両も豊富です。
【3位:ORIX カーリース・オンライン】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
900台以上 |
リース期間 |
2~6年から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払いのみ) |
8,800円~ |
料金に
含まれるもの |
車両本体代/登録時手数料/登録時車検整備費用/自動車税種別割/重量税/自賠責保険料/納車陸送費/車両保証代 |
オリックス自動車が提供しているサービスです。
全商品リース満了後に車をもらうか、返却するかを選べます。
年式が新しく走行も少ない車両を取り扱うプレミアムプランもあります。
【4位:定額カルモくん】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
3,000台以上 |
リース期間 |
3~10年から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払いのみ) |
13,400円~ |
料金に
含まれるもの |
車両本体代/登録時手数料/車両保証/契約期間中の自賠責保険料、各種税金/車庫証明手続代行費用/仲介手数料/整備費用/車検2年/納車陸送費/車両保証代 |
実店舗はなく、すべての手続きをネットで行います。
メンテナンスプランに加入時は、リース満期後そのままもらえるプランもあります。
【5位:ホンダマンスリーオーナー】
取り扱いメーカー |
ホンダ |
掲載台数 |
300台以上 |
リース期間 |
1か月~11か月から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払いのみ) |
29,800円~ |
料金に
含まれるもの |
車両本体代/税金/自賠責保険料/車検/補償/メンテナンス/その他の諸費用 |
最短1か月から最長11か月の間、1か月単位で短期間の利用ができます。
ネット上のみの契約となります。
数か月の間だけ気軽に利用したいという方にオススメです。
今回は中古車リースと中古車購入の、それぞれのメリットとデメリット、必要となる費用の違いについてご説明しました。
中古車リースは初期費用の負担がなく、月々の利用料金に維持費の多くが含まれているため、手軽に車を使うことができるサービスです。
そのかわり、走行距離制限がある、中途解約ができない、といったポイントがあります。
中古車の購入は、車の状態を見極めなければならないという難しさと、有る程度の初期費用が必要で、維持費等もすべて自己負担となる、という点はありますが、購入すれば好きなだけ走れますし、カスタマイズも自由です。
それぞれに特徴がありますので、ご自身の車の使い方、経済的な面も考慮して、ベストな車の使い方を検討してみてください。