中古車納車まで
[掲載日:2021年6月9日][更新日:]
中古車は納車まで約2週間!
長引くケースと納車を早めるコツとは?
車というのは家電などとは違い、購入すればすぐに使える、というものではありません。
車を公道で乗るためには、登録の手続きが必要ですし、中古車を購入した場合には、点検や整備の時間も必要となります。
とはいえ、購入したオーナーは、一刻も早く車に乗りたいでしょう。そこでここでは、中古車を購入したときの納車までの流れと、納車までの時間を縮めるコツについてご説明します。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
中古車を購入するとき、この車を買おうと決めて契約してから納車までの時間は、1〜2週間掛かります。もちろんこれは、販売店や車の状態によっても違ってきますが、新車を購入する場合に掛かる約1ヶ月という時間や、人気の車で生産が追いついていない場合の納車待ちも含めた数ヶ月という時間と比べると、短くなります。
では、中古車を購入するときの、納車までの流れはどうなっているのか、確認しておきましょう。
1)契約
2)必要書類の準備
3)購入費用の振り込み
4)納車
まずは、購入する車を決めて、契約をします。現金で買うのかカーローンを利用するのかなども、ここで決めておきます。同時に、登録に必要となる書類がどんなものなのかも、確認しておきます。
次にその書類の準備です。車庫証明や印鑑証明、委任状などが必要となりますが、住民票や印鑑証明は、購入者が自身で用意するほうが早く、車庫証明の発行も、販売店に依頼もできますが、購入者自身でも簡単に手続きができます。
同時に、契約時の打ち合わせ通り、購入費用も支払います。一括での支払いの場合には、銀行振込となることが多いですし、カーローンを利用する場合には、契約時にどのような返済の仕方をしていくのか決めてありますので、それに従うことになります。
それらの手続きが終わり、登録手続きが終わったら、納車されることになります。
順調に行けば約2週間で納車される中古車ですが、思わぬ理由で作業や手続きが滞ってしまうことがあります。納車が予想よりも遅くなってしまったときには、大きくわけて6つの原因があります。それを見ていきましょう。
2-1.書類に不備がある
普通車の中古車を購入する場合に必要な書類は、車庫証明と印鑑証明、自賠責保険証明書、委任状なのですが、たとえば印鑑証明は、発行されてから3 ヶ月という有効期限があります。そのため、以前発行したのがあったから大丈夫、などといって確認を怠ると、いざ使おうとしたときには期限が切れていた、ということがあります。
また、車庫証明は所轄の警察署で発行してもらう必要がありますが、駐車場を確保していなければ車庫証明の発行申し込みができませんし、申し込みをしてから実際に発行されるまでにも、約1週間という時間が掛かります。
2-2.販売店の繁忙期に購入する
中古車店に限った話ではありませんが、新生活に必要なものは、新年度がはじまる2月から3月にかけて、販売数が増えます。そのため中古車店もその期間が繁忙期となり、納車整備や登録などの仕事が忙しくなり、納車の順番待ちをする可能性も考えられます。また、販売店独自のキャンペーン期間中などでは、契約に時間が掛かる場合があります。
2-3.店舗から納車場所まで距離がある
中古車を購入した販売店から納車場所まで距離が遠ければ、自走での納車、陸送での納車ともに、その距離に伴う手間が掛かるぶん、時間が必要となります。
2-4.銀行系ローンを利用する
中古車販売店が独自で用意しているカーローンであれば、購入時に契約の手続きができますが、銀行系カーローンを利用する場合には別途手続きが必要となり、中古車店への支払いまで1週間ほどの時間が必要となります。
2-5.車検切れの中古車を購入する
購入しようと思った車が車検切れだった場合には、あらためて車検を取る必要があるため、そのぶん納車には時間が掛かります。
2-6.点検や整備で不具合を発見した
中古車販売店は、納車前に点検や整備を行ってくれます。しかしそのとき、思わぬトラブルが見つかり、修理が必要になってしまうと、そのぶん時間が掛かることになります。さらに、修理に必要な部品がすぐに手に入らない、ということが起きると、部品入手までの時間がさらに加わることになります。
中古車を契約したら一刻も早く乗りたい、というのは、だれもが思うことでしょう。では、どうすれば納車までの時間を短縮できるのか、そのコツを見ていきましょう。
3-1.書類を不備なくそろえる
書類が足りない、というのは論外で、すべてをきちんと揃えておきましょう。なかでも車庫証明は、駐車場を確保してから発行の申し込みを所轄の警察署で行う必要がありますが、申し込みから発行までは、長いところでは1週間ほど時間が掛かります。購入を決めたら早めに手続きを行っておくと、登録がスムーズになります。
3-2.日柄を気にしないと伝える
納車は縁起のいい日柄に、という人もいるでしょう。大安や先勝が人気の日柄です。逆に仏滅での納車は、避けるケースが多くなります。もちろん、そういったことを気にしない人も多いでしょう。しかし販売店が気を遣ってくれる場合があるので、事前に『日柄を気にしていないので最短での納車をお願いします』と伝えておくと、納車が早まる場合があります。
3-3.銀行系ローンは事前審査を利用する
多くの金融機関は、カーローンを利用する際に、事前審査を受け付けています。これを利用すると、仮に審査に通らなかった場合には他の金融機関や、ローン会社に申し込むことができ、時間的なロスを減らすことができます。
3-4.販売店まで自分で取りに行く
自宅などでの納車は、販売店の時間的な都合にも左右されやすくなりますので、店頭まで車を取りに行けば、そのぶんの時間を短縮できます。とくに繁忙期に購入した場合には、陸送の順番待ちも起こりやすいので、一刻も早く車に乗りたいという場合には、有効な手段です。
3-5.軽自動車や車検が残っている車を選ぶ
早く納車してもらいたいから車種を変える、という人は少数派でしょうが、軽自動車は地域によっては登録する際の車庫証明が不要なため、納車までの時間を短縮できます。また、車検が残っている車を購入した場合にも、車検を取る時間のぶん、早く納車されます。
3-6.販売店に希望納期を伝える
上記の工夫をすべて行えば、納車までに掛かる時間は、販売店の動きしだいとなります。そのため契約時に、なるべく早く納車してもらいたい、ということも伝えておきましょう。ただし、無理をいうと納車時の整備時間を短縮する、ということにもつながりかねませんので、あくまでもお願い、相談する、という程度にしておきましょう。
忙しくて時間がなかなかとれない、という人なら、オンライン販売での中古車リースを利用する、という選択肢もあります。納車までは約3週間(店頭での手続きでは納車まで1〜2週間)と、時間は若干掛かりますが、契約をするために店頭に行ったり、銀行でローンの手続きをしたりといった時間を短縮できるため、トータルでは短い期間で車に乗ることができます。
このオンライン販売の中古車リースは、頭金不要で月々定額支払いとなりますので、お金が貯まるまで待つ必要はなく、思い立ったらすぐに申し込みができます。また、リース期間が終了すればそれまで乗っていた車がご自身のものとなりますので、中古車を購入しようと考えている人が利用するケースも増えています。
数ある中からオススメの中古車カーリースをご紹介します。
※掲載されている車体台数、リース料などは本記事掲載時の内容です。
- 1位:ニコノリ中古車
- 2位:MOTAカーリース
- 3位:ORIX カーリース・オンライン
- 4位:定額カルモくん
- 5位:ホンダマンスリーオーナー
【1位:ニコノリ中古車】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
330台以上 |
リース期間 |
1~7年から選ぶ |
月々のリース料
(ボーナス併用払い) |
5,500円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体代/登録時手数料/登録時車検整備費用(必要な場合)/重量税/自賠責保険料/自動車税/契約期間中の車検基本料/納車陸送費/車両保証代金 |
カーリース販売実績No.1!※ニコノリ全体での2022年度オリコオートリース販売実績です
ニコニコレンタカーが運営している会社なので安心して利用できます。
オンライン販売も行っているので希望に合った車が見つかりやすいです。
保証面も安心
中古車カーリースで不安な保証面をカバーするために、全車種に車両保証が付帯されています。
メンテナンスの内容も豊富に用意されています。
リース契約満了後は車がもらえます
自身のライフプランに合わせて、車を返却するか、そのまま所有するかを選べます。
カスタマーセンターが365日営業
知識をもったアドバイザーが丁寧に案内してくれます。
問い合わせは電話でもメールでもOK。
【2位:MOTAカーリース】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー/輸入車 |
掲載台数 |
2,400台以上 |
リース期間 |
3~6年から選ぶ |
月々のリース料
(ボーナス併用払い) |
8,500円~ |
料金に
含まれるもの |
車両本体代/自動車税/重量税/自賠責保険料/納車陸送費/オプション代/名義変更時手数料/車両保証代/消費税 |
自動車メディア「MOTA(モータ)」が運営しています。
メンテナンスプランに加入した場合、車をもらうことができます。
年式が新しい車両も豊富です。
【3位:ORIX カーリース・オンライン】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
900台以上 |
リース期間 |
2~6年から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払いのみ) |
8,800円~ |
料金に
含まれるもの |
車両本体代/登録時手数料/登録時車検整備費用/自動車税種別割/重量税/自賠責保険料/納車陸送費/車両保証代 |
オリックス自動車が提供しているサービスです。
全商品リース満了後に車をもらうか、返却するかを選べます。
年式が新しく走行も少ない車両を取り扱うプレミアムプランもあります。
【4位:定額カルモくん】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
3,000台以上 |
リース期間 |
3~10年から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払いのみ) |
13,400円~ |
料金に
含まれるもの |
車両本体代/登録時手数料/車両保証/契約期間中の自賠責保険料、各種税金/車庫証明手続代行費用/仲介手数料/整備費用/車検2年/納車陸送費/車両保証代 |
実店舗はなく、すべての手続きをネットで行います。
メンテナンスプランに加入時は、リース満期後そのままもらえるプランもあります。
【5位:ホンダマンスリーオーナー】
取り扱いメーカー |
ホンダ |
掲載台数 |
300台以上 |
リース期間 |
1か月~11か月から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払いのみ) |
29,800円~ |
料金に
含まれるもの |
車両本体代/税金/自賠責保険料/車検/補償/メンテナンス/その他の諸費用 |
最短1か月から最長11か月の間、1か月単位で短期間の利用ができます。
ネット上のみの契約となります。
数か月の間だけ気軽に利用したいという方にオススメです。
今回は中古車を購入するときの、納車までの流れと実際に納車されるまでの時間短縮のコツについてご説明しました。
中古車、購入契約をして登録で必要となる書類を用意してから、中古車販売店が点検や整備を行って車を登録することになります。
そのため、必要な書類が欠けていたり、準備するのが遅くなればそのぶん、納車までの時間が掛かってしまいますし、カーローンを利用する場合には、審査の時間も必要になります。
そこで書類をもれなく用意することや、ローンの事前審査を利用しておけば、そのぶん納車までの時間を短縮できます。
納車も、自宅まで持ってきてもらうのではなく、店頭に取りに行けば、スムーズです。
さらに、契約をしにいったり、ローンの手続きを市に行くなどといったものも含めた、トータルでの時間短縮を考えるなら、オンライン販売の中古車カーリースを利用する、というのもオススメです。
ご自身のライフスタイルにマッチする選択で、カーライフを楽しみましょう。