カーリース・マイカーローン・残価設定ローンの違いを解説
ひと昔前は、車を買うときにはマイカーローンを組むか現金で支払うかの2択でした。
しかしいまは、さまざまな買い方、車の利用の仕方があって、一体どれがお得なのか分かりにくいですよね。
今回はそんなさまざまな車の利用の仕方を解説していきます。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
ひと昔前は、車を買うときにはマイカーローンを組むか現金で支払うかの2択でした。
しかしいまは、さまざまな買い方、車の利用の仕方があって、一体どれがお得なのか分かりにくいですよね。
今回はそんなさまざまな車の利用の仕方を解説していきます。
▼もくじ
カーリースとマイカーローン、残価設定ローン(残クレ)は、何だか同じもののように感じている人が多いようです。
しかし実態は、大きく違っています。
おおまかにいうとその違いは、以下の表のようなものとなります。
リース | ローン | 残価設定 ローン |
|
---|---|---|---|
所有者 | リース会社 | ローン会社 またはお客様 |
お客様 |
使用者 | お客様 | お客様 | お客様 |
走行距離制限 | あり | 無し | あり |
税金・保険・ メンテナンス費用 |
リースに 含める |
ローンに 含めない |
残価設定ローンに含めない |
売却・譲渡 | 不可 | 可能 | 可能 |
それではそれぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
カーリースとは、リース会社が所有している車を、契約した利用者が契約した期間中、使うことができるというサービスです。
一方マイカーローンは、ローン会社からお金を借り、そのお金で車を購入する、というものとなります。
まずここで違うのは、カーリースは車の所有者はあくまでリース会社であるのに対して、マイカーローンを利用して車を買った場合には、借りたお金を返すまでの車の所有権はローン会社にありますが、それは担保として車が押さえられているだけで、実質の所有者は購入した本人となります。
じつはこの違いは、大きいものです。
カーリースの場合には、所有者はリース会社ですので、税金の支払い義務はリース会社にあります。車検についても、責任はリース会社にあります。
一方マイカーローンを利用して車を買った場合には、税金や車検の責任は、購入者本人にあります。
カーリースでは税金や車検費用は、利用料金に含まれているため、急な出費を押さえることができますが、マイカーローンを利用して車を購入した場合には、税金や車検の費用はすべて、本人が支払わなければなりません。
そのかわり、カーリースでは車を譲渡したり廃車したり、ということが自由にはできませんが、マイカーローンを利用して車を購入した場合には、借りたお金を返しさえすれば売却や譲渡の権利は本人にあります。
リース | ローン | |
---|---|---|
所有者 | リース会社 | ローン会社 またはお客様 |
使用者 | お客様 | お客様 |
走行距離制限 | あり | 無し |
税金・保険・メンテナンス費用 | リースに含める | ローンに含めない |
売却・譲渡 | 不可 | 可能 |
残価設定ローン、いわゆる残クレというのは、いわばカーリースとマイカーローンの中間のようなサービスとなります。
カーリースはリース会社が所有している車を、利用者が利用料金を支払うことで、契約期間中使うことができる、というサービスですが、残クレは車両価格から一定期間後の残価を差し引いた額を支払うことで、その期間購入者として車を使うことができるサービスです。
そのため、車両価格に対する考え方や、支払いに関してはカーリースと残クレに大きな違いはありません。
ただし、残クレの場合にはあくまで購入者、という立場となりますので、税金や車検の責任は、購入者本人にあります。つまり、急な出費が発生する可能性が高い、ということです。
また残クレは、自動車メーカーと契約することがほとんどとなるため、契約期間終了後に乗り換え(正確にはそれまで乗ってきた車を下取りに出し、新たに残クレで購入)しようと思ったときには、同じメーカーの車から選ぶことになります。
さらに、車の利用を終了したい場合には、残金の支払い義務が発生します。
リース | 残価設定ローン | |
---|---|---|
所有者 | リース会社 | お客様 |
使用者 | お客様 | お客様 |
走行距離制限 | あり | あり |
税金・保険・メンテナンス費用 | リースに含める | 残価設定ローンに含めない |
売却・譲渡 | 不可 | 可能 |
ここであらためて整理をしておくと、マイカーローンを利用して車を購入した場合には、支払いが終われば特定の車を完全に自分のものにできます。
残クレは、特定メーカーの車をカーリースと同じように利用できます。ただし、税金や車検は利用者自身が支払う必要があります。
これを理解した上で、特定の車や自動車メーカーにコダワリがあるなら、残クレは選択肢のひとつとしていいでしょう。
しかしいろいろなメーカー、いろいろな車種から気に入ったものを選びたい、という場合には、カーリースがおすすめとなります。
月々の利用料金に税金や車検費用が含まれていて、家計の支出計算がしやすい、というのも、カーリースのメリットのひとつとなります。
もうひとつ、契約終了時に車を返却したり、再リース契約をしたり、車を買い取ったり、他メーカーの車に乗り換えをできる、というのもカーリースのメリットです。
今回はカーリースとマイカーローン、残価設定ローンの違いをまとめてみました。
マイカーローンは支払いが終われば完全に車を自分のものにできる、というのが最大のメリットです。
自分の車ですから、カスタマイズも自由にできます。
残価設定ローンは、税金や車検の責任が自分にあるため、決められた時期に出費が増える、という面はありますが、その車やメーカーにコダワリがあるなら、デメリットは小さくなります。
ただし、契約期間終了後は車を買い取るか、同じメーカーの車に乗り換えることになりますので、そこまでコダワリがない場合には、利用しにくいという面もあります。
カーリースは自身の所有ではないため、税金や車検の責任がなく、定額の利用料金で利用ができます。
ただし、所有物ではないのでカスタマイズなどはできません。
契約期間終了後は、他メーカーの車に乗り換えもできますし、買い取りや再リース、返却して契約終了、という選択肢も選べます。
ご自身の目的にマッチしたプランを選ぶことで、よりお得に車に乗ることができるのではないでしょうか。
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お選びいただけるのは、国産全メーカーの全車種で、オプション品も車を買うのと同じように、お好きなものを選んでいただけます。
税金や車検費用は月々の利用料金に含まれていますので、急な出費が必要となることはなく、利用料金のほかには駐車場と任意保険、燃料代が必要となるだけです。
契約期間終了後は、車をご返却いただくか、他の車に乗り換えることも可能です。
ご利用いただいていた車がお気に入りの場合には、再リース契約をして乗り続けていただくこともできますし、買い取りも可能となっています。
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