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カーリースは乗り換え不可!その理由とは
カーリース契約期間中の乗り換え
[掲載日:2021年2月16日]

カーリースは乗り換え不可!その理由とは

カーリースは期間を決めて車を借り、その間はカーシェアやレンタカーとは違い、自身の都合に合わせて自由に車を使うことができるサービスです。
その契約期間は、3〜9年と、比較的長期になります。 そこで心配なのが、その期間中に家族構成に変化があったり病気になったりしたとき、車を乗り換えられるのかどうか、ということだと思います。
しかしカーリースは基本的に、契約期間中に車の乗り換えができません。
今回は、なぜカーリースが契約期間中に車の乗り換えができないのか、そして例外的に乗り換えができる場合はあるのかについて、ご説明していきます。


この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎

     ▼もくじ

  1. カーリースでは車の乗り換えができない理由と例外について
    1-1.カーリースの乗り換えは基本的に認められない
    1-2.リース期間中に乗り換えができない理由
    1-3.例外的に乗り換えが認められるケースとは
  2. どうしても乗り換えたいなら『残りのリース料+残価+違約金』を支払う
  3. リース契約満了時はもちろん乗り換えOK
    3-1.新車へ乗り換える
    3-2.リース期間を延長する
    3-3.車を買い取る
    3-4.車を返却する
  4. まとめ

1.カーリースでは車の乗り換えができない理由と例外について

カーリースでは契約期間中は、車の乗り換えはできません。それはなぜなのでしょうか。
また、例外的に乗り換えができる場合もあります。その具体例を見ていきましょう。

1-1.カーリースの乗り換えは基本的に認められない

カーリースは、期間を定めて車を借りることで、その間は車を購入したのと同じように、自由に車を使うことができるサービスです。
しかし車を購入したときと大きく違うのは、利用者が自身の意思で車を乗り換えることができない、ということになります。
カーリースでは、契約期間中はその車を使い続けなければなりません。

1-2.リース期間中に乗り換えができない理由

車両価格から残価(契約満了時に予想される車両売却価格)を引き、そこに保険料や税金などを加えた総額を、リース期間で割り、月額のリース料金を決めています。

カーリースは契約をするときに、車両価格から残価(契約満了時に予想される車両売却価格)を引き、そこに保険料や税金などを加えた総額を、リース期間で割り、月額のリース料金を決めています。

そのため、契約満了時までリース料金を支払わなければ、リース会社が損害を被ることになります。
契約期間中の中途解約ができないのは、これが理由となります。


1-3.例外的に乗り換えが認められるケースとは

リース会社が損害を受けてしまうために中途解約が認められないカーリースですが、以下のようなやむを得ぬ理由がある場合には、リース会社の判断で、例外的に乗り換えが認められる場合があります。

・事故で車が破損して使えなくなった
・盗難被害に遭った
・契約者が大きな病気や怪我に見舞われて運転できなくなった
・契約者が亡くなった
・海外転勤が決まった

ただし、これはあくまでも例外的なものとなり、個々の事情によって判断されることになります。


2.どうしても乗り換えたいなら『残りのリース料+残価精算分+違約金』を支払う

カーリースは3〜9年という、比較的長期の契約となります。

その間には、家族構成が変わったりすることもあるかもしれません。 そういった理由から、どうしても車を乗り換えたい、という場合には、契約期間の残りのリース料と車両の残価精算分(傷が多いなど車両の状態が良くなく、売却価格が契約時残価よりも低い場合にはその差額)、そして違約金を支払うことで、乗り換えが認められるケースもあります。

しかしこれも、リース会社によって対応が違ってきますので、注意が必要です。
カーリースを利用する場合には、契約前にこういった点についても確認をしておきましょう。


3.リース契約満了時はもちろん乗り換えOK

カーリースの契約が満了した際には、乗り換えは問題なく行えます。
そのとき、どういった選択肢があるのかを見ていきましょう。

3-1.新車へ乗り換える

現在契約している車をカーリース会社へ返却し、新車を契約し直すことができます。

3-2.リース期間を延長する

現在契約している車に乗り続けたい、という場合には、再リース契約を結ぶことも可能です。
この場合には、1〜2年の短期契約となる場合が多く、残価についても設定し直すことになるため、それまでのリース料とは違ってくることもあります。

3-3.車を買い取る

リース契約にもよりますが、残価を支払うことで、これまで利用してきた車を買い取ることができる場合もあります。

3-4.車を返却する

乗り換えをしない、という場合には、これまで利用してきた車をカーリース会社に返却すれば、契約終了となります。


4.まとめ

今回はカーリースの契約期間中の乗り換えについてご説明しました。
カーリースは基本的に、契約期間中の車の乗り換えはできません。
乗り換えができるのは、やむを得ず車を使い続けることができなくなった、という場合のみとなります。
それでもなお、乗り換えたいという場合には、残りのリース料や違約金などを支払う必要がありますので、カーリースを利用する際には、契約期間中に起こりうる家族構成や生活環境の変化を予想しておき、不満が出ない車種選びをしておいたほうがいいでしょう。
もちろん、契約満了時には、車の乗り換えは自由です。
それまで利用してきた車を返せば契約は終わりますし、再リース契約を結ぶこともできます。
リース会社によっては車を買い取ることもできますので、契約をする前には、そういった点も十分に確認しておきたいところです。





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自動車専門ライター
高田 林太郎
[この記事の執筆者]

自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立し、自動車業界歴は33年。国産・輸入車の試乗記やカスタマイズパーツのインプレッション、自動車周辺企業への取材などをメインにおこないつつ、パーツ開発に対するアドバイスやブランディングコンサルタントなど、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
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