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カーリースの頭金は不要。しかし頭金を入れることもできる
カーリースの頭金
[掲載日:2021年2月9日]

カーリースの頭金は不要。しかし頭金を入れることもできる

カーリースを利用するとき、月々支払う利用料金は安いほうがいいですよね。
もともと新車価格が安い車を契約するのなら利用料金も安くなりますが、その他に利用料金を安くする方法はあるのでしょうか。
今回はその方法のひとつである、頭金を入れてカーリース契約することについて、ご説明します。


この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎

     ▼もくじ

  1. そもそも、カーリースで頭金は不要
  2. 頭金の入金は、支払い金額を抑えるのと同時に、審査にも通りやすくなる
    2-1.支払い金額を安くできる
    2-2.審査の不安を軽減
  3. カーリースの利用料金には車を保有する際に必要な金額がほとんど含まれる
  4. まとめ

1.そもそも、カーリースで頭金は不要

ローンを組んで新車を購入しようというとき、基本的には頭金を支払う必要があります。
ローンで支払う金額は、新車価格から頭金を引いた、残りの金額となるわけです。
また頭金とは別に諸費用と呼ばれる、税金をはじめとしたさまざまな費用を支払う必要があります。

頭金は、新車価格の10%〜30%程度が一般的です。諸費用はおおよそですが、10〜20万円程度。たとえば300万円の車をローンを組んで買う場合、頭金として30万円、諸費用として20万円の、計50万円ほどを用意しておく必要があります。

一方、カーリースでは、頭金や諸費用を用意する必要はありません。
カーリースは契約期間終了後の車の価値を、新車価格から差し引き、残った金額を契約期間に、月割りで支払っていきます。
諸費用に関しても、月々の利用料金に含んでいるというのが一般的ですので、契約時にまとまった金額を支払う必要はありません。

これはカーリースの大きなメリットのひとつ、といえます。


2.頭金の入金は、支払い金額を抑えるのと同時に、審査にも通りやすくなる

そんなカーリースですが、あえて頭金を用意して契約をする、という利用の仕方もあります。
そのメリットは、頭金を支払うことで、月々の利用料金を低く抑えることができる、という点です。

2-1.支払い金額を安くできる

たとえば、新車価格が300万円の車をカーリース契約する場合で考えてみましょう。

仮に5年間のリース契約で、契約終了後の車の価値、残価が100万円と設定されていた場合、5年間で支払うのは新車価格から残価を引いた、200万円と諸費用分となります。

しかしここで、頭金を50万円用意し、契約時に支払っておくと、5年間で支払うべき金額は、150万円と諸費用分となります。月々の利用料金は、その分安くなるわけです。

これは、月々定額で利用料金を支払うのではなく、ボーナス払いを併用することでも、同じ効果が得られます。
年に2回のボーナスがあるかたであれば、その月の支払額を増やしておけば、その他の月の支払額を抑えることが可能です。

2-2.審査の不安を軽減

頭金を支払うと、そのぶん利用料金に反映される、支払うべき車の代金が安くなります。
その結果、月々の利用料金が安くなることから、審査に通りやすくなる、という可能性があります。

とくに、収入面で審査が不安、という場合には、頭金を支払うメリットは大きい、といえるでしょう。


3.カーリースの利用料金には車を保有する際に必要な金額がほとんど含まれる

ローンを組んで新車を購入する場合、頭金と諸費用をまず用意し、その後車両価格を毎月支払っていくことになりますが、車はそれだけでは維持できません。

駐車場の料金や任意保険、燃料代はもちろん、法定点検や車検の費用、メンテナンス費用なども別途支払う必要があります。

カーリースでは、駐車場の料金や任意保険、燃料代は利用者が支払う必要がありますが、法定点検や車検の費用、メンテナンス費用などはすべて、月々支払う料金に含まれています。

これはカーリースの車は、所有者がリース会社となっているからです。

そのため、不意の出費というのは、カーリースの方がはるかに少なくなります。

さらにいえば、カーリース専用の任意保険をプランに組み込むことも可能ですし、燃料の割引サービスを受けられるリースプランも用意されている場合がありますので、維持費がマイカーよりも大幅に低くなることもあります。


4.まとめ

今回はカーリースで頭金を入れることのメリットについてご説明しました。

基本的にカーリースは、初期費用なしで新車に乗ることができるサービスです。

しかし頭金を入れることで、月々の利用料金を抑えることができるほか、契約時の審査にも通りやすくなる、というメリットがあります。

予算に余裕がある場合には、頭金を用意してカーリースを利用すると、よりお得に新車に乗ることができるようになるでしょう。





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自動車専門ライター
高田 林太郎
[この記事の執筆者]

自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立し、自動車業界歴は33年。国産・輸入車の試乗記やカスタマイズパーツのインプレッション、自動車周辺企業への取材などをメインにおこないつつ、パーツ開発に対するアドバイスやブランディングコンサルタントなど、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。

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