カーリースの審査
[掲載日:2021年1月27日]
審査なしのカーリースはない! 審査に通る基準とその仕組みとは
カーリースを契約する際、本当に自分がカーリースを利用できるのか、不安に感じることもあるかと思います。
カーリースは、リース会社が購入した車を利用者に貸し出す、というサービスとなるため、毎月の利用料の支払いができるかどうかを確認するための審査が必要となります。
ここでは、カーリースを利用する際に行われる審査の内容と、審査に通るためのポイントについてご説明したいと思います。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
カーリースは、リース会社が購入した車を、月々定額の利用料を受け取ることで、契約期間中、利用者に貸し出すサービスです。
そのため、利用料が受け取れない、という事態が起きれば、リース会社は困ってしまいます。
そういう事態を避けるため、カーリースを利用する際には、必ず審査が行われます。
いい換えれば、審査なしで利用できるカーリースはない、ということです。
これは割賦販売、いわゆるローンを組んで何かを購入するときと、同じと考えていいでしょう。
スマホを新しくするとき、通信料金と一緒に、本体の代金を分割で支払っているかたも多いかと思いますが、このときにも審査は行われています。
そう考えれば、カーリースを利用する際に審査がある、といわれても、それほど大きな問題ではない、と思えるはずです。
カーリースを利用する際には必ず審査がありますが、そのハードルは決して高いものではありません。ここでは、審査基準や審査を行う機関について見ていきましょう。
2-1.審査のハードルは決して高くない
カーリースを利用する際の審査は、それほどハードルが高いものではありません。
カーリースは運転免許証を所有している人が利用できるものとなっていますので、未成年者や学生のかた、年金受給者であっても利用することができます。
中には、20歳以上とか、75歳以下、という年齢制限が設けられているサービスもありますが、一般的には、どなたでも利用できるものとなっています。
また、カーリースを利用する際、保証人を付けることも可能となっていますので、ご自身では審査通過が難しいという場合でも、ご家族などの協力があれば、利用できる可能性は高まります。
2-2.審査は信販会社、もしくはリース会社が行う
一般的なカーリースの審査は、リース会社がクレジットカードやカードローンなどを提供する信販会社に、信用保証と調査を依頼します。
依頼を受けた信販会社は、年収や勤務先、勤続年数などといった情報に加えて、信用情報機関(CIC、JICC、JBAなど)に登録されている、これまでの支払い実績などの情報を加味して、審査を行います。
といっても、審査を通過するかどうかの基準は、審査をするリース会社によって異なりますし、中には独自で審査を行っているリース会社も存在します。
そういったリース会社は、審査基準が信販会社よりも甘いと言われる場合が多くなりますが、そのかわりに利用料金が高かったり、頭金を用意する必要がある、ということもありますので、実際に契約をする際には、注意が必要です。
いずれにしても、たとえばスマホの本体代金をいま現在、分割で支払っていて、支払いが遅れたことはない、というのであれば、おおむね審査基準はパスしているはずです。
審査に通らない、というとき、よく見受けられるのは、年収に対してあまりに高額な車をリース契約しようとしている、という場合です。
極端ないい方をしますが、月収が15万円なのに、利用料金が月々5万円を超える高額な車を借りたい、というのは、無茶な話です。
ところが、そういう場合であっても、リース契約が可能となることもあります。
たとえば、頭金を用意しておく、というのが、ひとつの方法です。
カーリースでは頭金が必要ない。というプランが一般的となっていますが、頭金を用意しておくと月々の利用料金を抑えることが可能となります。
すると収入に対する利用料金の割合を引き下げることができますので、審査に通る確率を高めることができます。
もうひとつの方法は、車のグレードを下げて月々の利用料金を下げる、というものです。
契約したい車の車両価格が安くなれば、利用料金もそのぶん安く抑えることが可能となります。
どうしてもご自身では審査に通る気がしない、という場合でも、カーリースを利用できる可能性はまだあります。
それは、保証人を立てる、というものです。
保証人とは、万が一契約者が利用料金を支払えなくなった場合、かわりに料金を支払う義務を負ってくれる人のことです。この保証人を設定しないとおそらく審査に通らない基準が存在しますので、これからご紹介していきます。
4-1.安定した収入がない
たとえばアルバイトで生計を立てているかたや、学生のかた、専業主婦(夫)などといったかたの場合、安定した収入がないため利用料金の支払い能力がない、という判断をされて、審査に通らない場合があります。
しかし支払い能力あり、と判断される保証人がいれば、審査に通る確率は大幅に高まります。
ちなみに、安定した収入という場合の基準は、おおむね年収200万円がボーダーラインといわれています。
4-2.延滞の履歴が多い
水道光熱費などの公共料金や、分割払いで購入した商品の支払い、家賃の支払いなどが滞ってしまった頻度が多いと、その情報が信用情報機関に登録されるため、審査に通りにくくなります。
とくにご注意いただきたいのは、スマホの分割払いです。口座引き落としではなく、コンビニ払いなどを利用されている場合、今日が支払い日だったけど忙しくて払えなかった、ということを繰り返してしまうと、信用情報に支払い遅延の情報が記載されてしまい、審査に通りにくくなります。
4-3.借金が多い
また、収入に対して借金が多い、という場合も、審査に通りにくくなります。
生活資金もそうですが、住宅ローンやカードローンなどでも、借りている金額が多いと、保証人が必要となることがあります。
ここまで、審査に通る場合と通らない場合を、いろいろとご説明してきましたが、実際に審査に通るかとおらないかは、受けてみなければわかりません。
そのため、安定した収入があり、ローンなどの支払いもきちんと行っていて、借金もわずかしかないのでカーリースを利用してみたいと思っているかたは、申し込みを行ってみてはいかがでしょうか。おそらく問題なく、審査が通るはずです。
その上でですが、仮に審査が通らなかった、という場合には、信用情報機関に問い合わせをすると、ご自身の信用情報を取り寄せることもできます。
もしかすると、ご自身が忘れていた返済遅延などが、あるのかもしれません。その場合には、保証人を用意して申請することも、考えておきたいところです。
今回はカーリースにおける審査についてご説明しました。
カーリースは月々の利用料を支払うことで車を契約期間中、マイカーのように使うことができるサービスです。
そのため、契約時には、月々の利用料が支払えるかどうか、という審査があります。
審査に通る基準はリース会社によって異なりますが、安定した収入があって、公共料金やローンなどの滞りがなければ、とくに問題はありません。
仮に問題がある場合には、頭金を支払ったり、保証人を用意すれば、契約できるケースもあります。
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