カーリースと年齢制限
[掲載日:2020年12月11日]
カーリースに年齢制限はなし!若者〜高齢者まで利用可能
カーリースを利用しようと思っても、未成年だからとか、学生だから、あるいは年金生活だけど ……、など、本当に利用できるのかどうか、不安に感じる方もいらっしゃると思いますが、実は年齢などによる利用制限はなく、基本的には運転免許証を持っていれば申し込み可能です。
ただ、リース契約を結ぶ必要はあるため、カーリース会社によっては債務状況などの審査が必要となるところもあります。
今回はカーリースと年齢制限について、ご説明していきます。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
カーリース会社が所有している車を利用者が借りるカーリースは、レンタカーなどとは違い、契約期間中はマイカーのように車を自由に使うことができます。
その利用申し込みは、基本的に年齢制限はありません。
ただし、リース会社によっては未成年や高齢者の申し込みを制限しているところもあります。
これは未成年や高齢者の場合、収入面の不安がある、という理由が主なものとなっています。
そのため、申込者の年齢制限を設けていないカーリース会社では、申し込みをした方に対して審査を行うケースが多く、その結果によっては契約できない、ということもありますので、注意が必要です。
たとえば未成年の方や学生の方で、おもな収入をアルバイトで得ている場合や、年金生活を送っていらっしゃる高齢者の方の場合、審査を受けてもそれに通るかどうか、不安があると思います。
その審査のポイントは、契約するにあたって料金の支払い能力があるかどうか、ということです。
長年会社勤めをされている方であれば、この審査は問題なく通るはずです。
しかしそういう方であっても、ローンの支払いが滞ってしまっていたり、多額の債務がある場合には、審査に引っ掛かってしまう場合もあります。
アルバイトで生計を立てている方や年金生活を送っていらっしゃる場合には、その部分が若干厳しくなります。
一般的に、アルバイトでの収入や年金は、その金額が低いので、リース料金の支払いが厳しいのでは、と考えられがちだからです。
逆に、現在は年金生活であっても、持ち家があるなど資産状況によっては、とくに問題なく審査
が通る場合もあります。
また、たとえば携帯電話の料金支払いが滞ってしまったことがあったりすれば、信用情報にそれが記載されてしまうため、審査に引っ掛かることがあります。
この審査の基準についてはさまざまな観点から行われるため、実際に通るかどうかは、受けてみなければわかりません。
そこで審査の際に重要となってくるのが、連帯保証人の存在です。
連帯保証人というのは、法的に、契約者が支払いを行えなくなった際、そのかわりに債務を引き継ぐ義務を負う人のことです。
つまり、連帯保証人がいれば、契約者の支払い能力に多少の不安があっても、問題なしと判断されることが多くなります。
これは車を買う場合でも同じです。
未成年者や年金生活者が、ローンを組んで車を買う場合、連帯保証人が必要となることがほとんどです。アパートなどの賃貸契約を行う際も、やはり連帯保証人が必要となることがほとんどです。
カーリースもこれらと同じく、連帯保証人がいれば、未成年や高齢者であっても、契約できる可能性が高くなります。
カーリースの場合、新車を買うのとは違って、契約期間終了後、リース会社に車を返却します。
その際の車の価値、いわゆる残価をあらかじめ新車価格から差し引き、残った額をリース料金として支払うため、未成年や高齢者も、利用しやすくなります。
さらにその支払いも、ボーナス月を割り増しとすることで月々の支払いを少なくする方法以外に、月々定額の支払いとすることもできるため、まとまった金額を用意するのが難しいアルバイト収入で生活している人や、年金生活を送っている人でも利用しやすくなっています。
また、その月々のリース料金の中に任意保険や整備料金も含まれているため、マイカーを所有するのとは違い、予定外の出費の発生を抑えることができます。
カーリースの契約には、オープンエンド方式とクローズドエンド方式というものがあります。
オープンエンド方式は、契約が終了して車を返却する際、当初の契約で定めた車の残価と、そのときの車の価値に差額があった場合、利用者側にその差額の精算義務がある、というものです。
そのため、契約時での予測は難しいのですが、もしかすると契約終了時に、利用者が追加精算を行なわなければならない可能性があります。
一方クローズドエンド方式は、残価精算の義務はリース会社の側にあります。そのため利用者には、追加精算の心配はありません。
そのことから、アルバイト収入で生活している人や、年金で生活している人には、クローズドエンド方式のほうがおすすめとなります。
これは余談となりますが、免許を取り立ての初心者の方は、免許取得後1年間、初心者運転標識(初心者マーク)の掲示が義務づけられています。これは義務ですので、掲示していない場合には罰則があります。
また、70才以上の運転者には、高齢運転者標識(高齢者マーク)の掲示が、義務ではありませんが求められています。
これらの標識は、掲示していることで周囲の車に注意を促すことができるため、万が一の事故から身を守る効果があります。
カーリースを利用しているとき、事故に遭った場合の車の修理は、利用者が行わなければなりません。そういった費用負担をなくすためには、事故に遭わない、事故を起こさない運転が大事となります。
ドライブレコーダーの装備によって、つねに安全を意識した運転をすることも含めて、事故に遭わないための運転を心掛けておきたいところです。
今回はカーリースの年齢制限についてご説明させていただきました。
カーリースは支払額を抑えることができ、予定外の出費も少なくなることから、アルバイトでの収入が主となる未成年の方や、年金で生活をしている高齢者の方も利用しやすい、という特徴があります。
ただし、契約するためには審査があり、連帯保証人が必要となる場合もあります。
未成年の方ならご両親や親族の方、高齢者の方ならお子様などに保証をお願いすることになることが多いかと思いますので、カーリースの利用を検討される際には、事前に事情をお話ししておくと、スムーズかと思います。
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