車のプロが徹底解説
[掲載日:2019年10月17日][最終更新日:2020年11月9日]
トヨタ ハリアーのグレード比較!
オススメはどれ?
トヨタの高級クロスオーバーSUVがハリアーです。
現行モデルは1997年のデビューから数えて3代目となり、2013年に発売されました。
2017年6月にはマイナーチェンジされたこの3代目ハリアーにはガソリンエンジン搭載車とガソリンターボエンジン搭載車、そしてハイブリッドパワーユニット搭載車が用意されています。
そんなハリアーのグレード比較と、オススメのモデルを見ていきましょう。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
時代を作り出したトヨタの高級クロスオーバーSUV
トヨタ・ハリアーは1997年に高級クロスオーバーSUVというジャンルを切り拓いた車です。
クロスオーバーSUVという、走る道を選ばない車に対して、乗用車のような乗り心地を与えることで、普段遣いできるSUVとして人気を集めました。
その後2代目モデルへとモデルチェンジし、2013年にこの3代目モデルが発売されています。
2020年には4代目モデルへのフルモデルチェンジが予定されていますので、この3代目モデルは、いわばモデル末期ともいえるのですが、それだけに販売価格などの面でもこれからが買い時、といっていいかもしれません。
そんなハリアーですが、大きくわけて3つのグレードが用意されています。
その詳細について見ていきましょう。
ハリアーのラインアップ
ハリアーには『ELEGANCE』と『PREMIUM』、『PROGRESS』という3つのグレードがあります。
さらに搭載されているパワーユニットも、ガソリンエンジンとガソリンターボエンジン、そしてハイブリッドという3つが用意されています。
つまり、3つのグレードと3つのパワーユニットで、基本9つのモデルがあるわけです。
それに加えて、プレミアムをベースとした特別仕様車の『スタイル・ノワール』も用意されているほか、エレガンスをベースとした『GRスポーツ』のガソリンエンジンとガソリンターボエンジンも用意されています。
まずはそのラインアップをご覧下さい。
◆ガソリン車◆
特別仕様車 PREMIUM"Style NOIR" |
|
15.2*1~16.0km/L |
2.0L |
2WD/4WD |
5人 |
3,360,500円〜 |
PROGRESS "Metal and Leather Package"/PROGRESS |
|
14.8〜16.0km/L |
2.0L |
2WD/4WD |
5人 |
3,850,000円〜 |
PREMIUM "Metal and Leather Package"/PREMIUM |
|
15.2*1~16.0km/L |
2.0L |
2WD/4WD |
5人 |
3,309,900円〜 |
ELEGANCE |
|
15.2*1〜16.0km/L |
2.0L |
2WD/4WD |
5人 |
3,004,100円〜 |
◆ターボ車◆
PROGRESS "Metal and Leather Package"/PROGRESS |
|
12.8*2〜13.0km/L |
2.0L |
2WD/4WD |
5人 |
4,125,000円〜 |
PREMIUM "Metal and Leather Package"/PREMIUM |
|
12.8*2〜13.0km/L |
2.0L |
2WD/4WD |
5人 |
3,584,900円〜 |
ELEGANCE |
|
12.8〜13.0km/L |
2.0L |
2WD/4WD |
5人 |
3,443,000円〜 |
◆ハイブリッド車◆
PROGRESS "Metal and Leather Package"/PROGRESS |
|
21.4km/L |
2.5L+モーター |
4WD(E-Four) |
5人 |
4,689,300円〜 |
PREMIUM "Metal and Leather Package"/PREMIUM |
|
21.4km/L |
2.5L+モーター |
4WD(E-Four) |
5人 |
4,150,300円〜 |
ELEGANCE |
|
21.4km/L |
2.5L+モーター |
4WD(E-Four) |
5人 |
3,844,500円〜 |
◆GR SPORT◆
ELEGANCE "GR SPORT"(ターボ車) |
|
- |
2.0L |
4WD |
5人 |
4,070,000円〜 |
ELEGANCE "GR SPORT"(ガソリン車) |
|
- |
2.0L |
2WD/4WD |
5人 |
3,461,700円〜 |
*1. 4WD車がメーカーオプション装着により、車両重量が1,660kg以上になった場合は、14.8km/Lとなります
*2. PROGRESS “Metal and Leather Package”(ターボ4WD車)とPREMIUM “Metal and
LeatherPackage”(ターボ4WD車)に関して、メーカーオプション装着により、車両重量が1,770kg以上になった場合は、12.4km/Lとなります
この表の中にある、メタル・アンド・レザーパッケージというのは、インテリアにレザーシートを採用し、メタル加飾が加えられたものとなっています。
特別仕様車『スタイル・ノワール』は、ホイールやサイドプロテクションモール、ヘッドライトエクステンションなども黒をベースにしたものとなっています。選択できるボディカラーはブラックマイカとスパークリングブラックパール・クリスタルシャイン、ホワイトパール・クリスタルシャインという3色です。
グレードはエレガンスとプレミアム、プログレスの3つが基本
ではグレードの解説です。
ベースグレードとなっているのはエレガンスです。
このグレードではホイールが17 インチ(プレミアムやプログレスは18インチ)となっています。またヘッドライトはハロゲンです。
しかしスマートエントリーや盗難防止システムなどは他グレードと同じです。
内装はファブリックと合成皮革のコンビとなりますが、パネルやステアリングなどのクオリティは高く、ベーシックグレードといえども高級感にあふれています。
安全装備に関しても、トヨタ・セーフティセンスが装備されています。
エレガンスのワンランク上となるのがプレミアムです。
こちらはホイールは18 インチとなり、ヘッドライトはオートレベリング機構付きのLEDとなります。
安全装備のトヨタ・セーフティセンスにはアダプティブハイビームシステムも追加されています。
プログレスはトップグレードとなります。
死角を減らすパノラミックビューモニターや、急加速は後発進を抑制するインテリジェンスクリアランスソナーなどといった安全装備が追加されているほか、内装では大型のタッチディスプレイやWi-Fi
接続機能、音声認識もできるナビゲーションシステムやJBL プレミアムサウンドシステムも標準装備されています。
また『GRスポーツ』は、専用チューニングされたサスペンションや、ボディ剛性を向上させるためのスポット溶接個所や補強パーツの追加が行われ、ブレーキキャリパーは専用のホワイト塗装されたモノに交換されています。
またエクステリアではマフラーやバックドアガーニッシュ、ロッカーモールなどが専用品となり、ホイールも19インチとなっています。
インテリアにはスポーツシートや専用のオプティトロンメーター、アルミペダルが装備され、パネルはダークシルバー塗装されています。
リセールまで考えて購入するならプログレスだが、ハリアーそのものを楽しむならエレガンスでも十分
新車を購入して数年で下取りに出し、また次の車に乗る、というのであれば、リセールのいいトップグレード、ハリアーでいえばプログレスを選んだほうがいいでしょう。
しかしハリアーそのものを楽しみ、長くつきあっていきたいというのであれば、ベースグレードであるエレガンスでも機能的な問題はありません。
上級グレードとの違いとなる内装の質感などが気になる場合、後からシートなどを交換することは、かなりの手間と費用が必要になりますので、プログレスかプレミアムを、予算に応じて選ぶ、ということになります。
なお、10年単位でハリアーに乗り続けたい、という方におすすめなのはGRスポーツとなります。ボディ補強が施されているために、骨格がしっかりしているというのがそのポイントです。
サスペンションのブッシュなど、劣化してしまうゴム系部品を交換していけば、車全体のヘタりというのは通常モデルよりも小さく、そのぶんいい状態を保ちやすくなります。
ハリアーをどのように使うのか、長距離移動の多さや走行距離の多寡なども含めて選んでいくというのがポイントとなってきます。
今回は トヨタ・ハリアーについてご説明してきました。
ここで私ども、ニコノリについて少しご紹介させてください。
ニコノリは国内全メーカーの全車種からお選びいただける、新車カーリースです。
新車の価格から契約期間終了時の車両の価値をあらかじめ差し引いた残額を、月々定額でお支払い頂くことで、新車にお安く乗ることができるようになっています。
その定額のお支払い額には、点検や整備の料金、車検時などに必要となる費用などが含まれていますので、他に必要となるのは燃料代や駐車場代、任意保険代のみとなります。
ハリアーについても、全グレードはもちろん、特別仕様車も含めて月々定額にて新車にお乗りいただけます。
新車のご購入をお考えでしたら、ぜひニコノリもご検討ください。
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