車のプロが徹底解説
[掲載日:2019年12月23日][最終更新日:2020年11月9日]
【トヨタ・シエンタの評判・評価は?】車のプロが燃費やスペックを徹底解説
7人乗りも可能なコンパクトミニバン
トヨタが販売しているコンパクトミニバン「シエンタ」は、ミニバンとしては史上初めて月間の新車販売台数1位(2019年8月)を記録した人気の車です。街中でもよく見かけるこの車ですが、所有している人はどのようなところに惹かれ、シエンタに乗っているのでしょうか。
今回は、シエンタが大人気と言われる理由を、スペックや燃費などと一緒にご紹介します。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
コンパクトミニバン界の雄ともいえるシエンタ
トヨタのコンパクトミニバン、シエンタは、2018年9月にマイナーチェンジされています。
そのマイナーチェンジでは、内外装のデザインが若干変更されましたが、それ以上に大きいのはそれまでの3列シートモデルに加えて、2列シートモデルが追加された、ということでした。
これは直接のライバルとなる、ホンダのフリードに対向したものといっていいでしょう。
もともとシエンタは3列シートモデルのみとなっていたのに対して、フリードには3列シート以外にフリードプラスという、広い荷室を持つ2列シート5人乗りモデルがあって、それがポイントとなり新車販売台数はシエンタを上回っていました。
そこでマイナーチェンジで追加されたのが2列シートモデルとなります。
日本自動車販売協会連合会の統計による、2018年4月から2019年3月までの年間販売台数を比較すると、シエンタが9万5933台に対してフリードは8万3670台と、逆転しています。
コンパクトミニバン界の雄といえるのが、シエンタなのです。
ではその人気のポイントはどこにあるのでしょうか。
スペースユーティリティ性の高さが人気のポイント
まずひとつ挙げておきたいのは、3列目シートの折り畳みかたです。
フリードの場合、サードシートは左右に跳ね上げて格納するようになっています。そのため、フロア自体を低くすることができ、使い勝手はいいのですが、運転席からの視界を遮ってしまうのが弱点となります。
一方シエンタのサードシートは、セカンドシート下に格納できるようになっています。
そのためカーゴスペースの使い勝手がよく、圧迫感も小さくなり視界も遮りません。取り回しのしやすさという部分で大きなボディの車に対するメリットがあるコンパクトミニバンだけに、とくに視界を遮らないというのは大きなポイントとなります。
また2列シートモデルとなるシエンタFUN
BASE(ファンベース)の収納は、通常でも821L、6:4分割式のセカンドシートをすべて倒すと、最大で1813Lという、マウンテンバイクが2台積める広いスペースが生まれます。
そんな使い勝手の良さがシエンタの人気を支えているポイントといえるでしょう。
思った以上に小さいから狭い道でも運転がラク
ではシエンタのスペックを見ていきましょう。
全長 |
4260mm |
全幅 |
1695mm |
全高 |
1675mm |
ボディサイズは以上の通りです。
高さはそこそこありますので、タワー式駐車場では注意が必要ですが、全長は短めですし、全幅はいわゆる5ナンバー枠に収まっていますので、狭い道を走るときにもストレスを感じにくいはずです。
また最小回転半径は5.2mと小さく、これも取り回しのしやすさを現しています。
次にグレードと価格を見ていきましょう。
グレード |
駆動方式 |
車両本体価格 |
1.5 FUN BASE X 5人乗り |
FF |
180万9500円 |
1.5 FUN BASE G 5人乗り |
FF |
201万7400円 |
1.5X 7人乗り |
FF |
185万0200円 |
1.5X 6人乗り |
4WD |
199万4300円 |
1.5G 7人乗り |
FF |
205万8100円 |
1.5G 6人乗り |
4WD |
220万2200円 |
1.5G Cuero 7人乗り |
FF |
221万3200円 |
1.5G Cuero 6人乗り |
4WD |
235万7300円 |
ハイブリッド FUN BASE X 5人乗り |
FF |
222万7500円 |
ハイブリッド FUN BASE G 5人乗り |
FF |
238万3700円 |
ハイブリッドX 7人乗り |
FF |
226万8200円 |
ハイブリッドG 7人乗り |
FF |
242万4400円 |
ハイブリッドG Cuero 7人乗り |
FF |
257万9500円 |
シエンタの場合、Xがベースグレードとなります。
FUN BASEというのが2列シートの5人乗りモデルです。
先進安全装備であるトヨタ・セーフティセンスは、GとG Cueroは標準装備となっていて、Xにはメーカーオプションでの装備が可能です。
シエンタのカラーバリエーション
さらにツートーンカラーも用意されています。
グレードによっては選択できないボディカラーも一部ありますので、購入の際には注意が必要です。
カタログ燃費に近い実燃費が報告されている
シエンタのJC08モード燃費は以下の通りです。
ハイブリッドモデル |
28.8km/L |
2WDモデル |
20.2km/L |
4WDモデル |
15.4km/L |
ハイブリッドの燃費がいいのはもちろんですが、ガソリンエンジン2WDモデルも20km/Lを超える数値となっています。
それと比べると、ガソリンエンジン4WDモデルの燃費は1ランク落ちますが、これは後輪も駆動させるための機械的なロスに加えて、エンジンは2WDモデルとは異なる、若干アンダーパワーのものが搭載されている、ということも要因となっているように思われます。
しかしさまざまなサイトで報告されている実燃費は、2WDモデルが19~21km/L、4WDモデルは14〜16km/Lと、ほぼカタログ燃費に近くなっています。
ハイブリッドのほうも27~29km/Lと、こちらもカタログ燃費に近くなっていて、そこからもシエンタの優秀さが見て取れます。
荷室の使い勝手の良さに注目
シエンタはコンパクトミニバンで価格も控えめな車ですが、インテリアは上質な雰囲気を持っています。
また3列シートモデルは、セカンドシート/サードシートともに左右独立して畳むことができるため、シーンに合わせたシートアレンジが可能です。
このモデルはセカンドシートまで倒した場合、荷室は1430mmの長さとなります。
2列シートモデルの場合、セカンドシートを立たむと荷室の長さは2065mmとなり、マウンテンバイクをそのまま積載することが可能です。
荷室の幅は1260mm、高さは3列シートの場合は1085mm、2列シートではローデッキ状態で1070mm、ハイデッキ状態で985mm確保されています。
さらにインテリア各部にボックスやトレイが装備されているため、散らばりやすい小物類の収納がしやすくなっています。
そのためファミリーカーとしてはもちろんですが、ホビーユースやアウトドアスポーツなどでも使いやすくなっています。
月々5,500円~から新車に乗れる「ニコノリ」
国産全メーカー・全車種取り扱いOK
カーリースについて、もっと詳しく知りたい!
という方はこちらをクリック♪
今回は トヨタ・シエンタについてご説明してきました。
ここで私ども、ニコニコカーリース(ニコノリ)について少しご紹介させてください。
ニコノリは国内全メーカーの全車種からお選びいただける、新車カーリースです。新車の価格から契約期間終了時の車両の価値をあらかじめ差し引いた残額を、月々定額でお支払い頂くことで、新車にお安く乗ることができるようになっています。
その定額のお支払い額には、税金や点検や整備の料金、車検時などに必要となる費用などが含まれていますので、他に必要となるのは燃料代や駐車場代、任意保険代のみとなります。
3列シートモデルと2列シートモデル、そして2WDと4WD、ハイブリッドも選べるシエンタですが、ニーズに合わせて最適なモデルを選べるよう、カスタマーセンターがご案内いたします。
新車のご購入をお考えでしたら、ニコノリもご検討ください。
>>ニコノリ安さの理由はこちら
>>トヨタの新車カーリース一覧はこちら