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短期カーリースのメリットとデメリット!レンタカーやカーシェアと比較
カーリース基礎知識
[掲載日:2020年1月22日][最終更新日:2021年1月21日]

短期カーリースのメリットとデメリット!レンタカーやカーシェアと比較

数ヶ月や半年程度の期間車を利用したいと思ったとき、レンタカーでは料金が高いしカーシェアでは不便、という経験はないでしょうか。
たとえばレンタカーを1ヶ月利用する場合には、5〜10万円のコストが掛かってしまいます。
カーシェアは近くにステーションがなければ非常に不便です。
こうした短期間の車の利用で便利なのが、短期カーリースです。
今回は、短期カーリースのメリットとデメリットを、他のサービスと比較しながらご紹介していきます。


この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎

     ▼もくじ

  1. 短期カーリースは1ヶ月から利用できる
  2. 短期カーリースのメリット
    2-1.なんといっても費用が安い
    2-2.自家用車として使える
  3. 短期カーリースのデメリット
    3-1.すぐには利用できない
    3-2.車庫証明の取得や任意保険の加入が必要
  4. 短期カーリースに向いている人、向いていない人
  5. まとめ

1.短期カーリースは1ヶ月から利用できる



短期カーリースというのは、リース会社によっても違いますが、最短で1 ヶ月という契約単位で車を借りることができるシステムです。

必要な費用は、1ヶ月で2万7000円となります。(弊社ニコリースの場合)

同じ期間でレンタカーを借りたときのことを考えると、この費用の安さは大きなポイントとなる部分です。

1ヶ月から数ヶ月という単位で車を使いたい、という場合に、短期カーリースはおすすめとなります。


2.短期カーリースのメリット

短期カーリースのメリットは、費用を抑えることができる、というものが一番に挙げられますが、もうひとつ注目しておきたいのは、レンタカーやカーシェアとは違って、ナンバープレートが『わ』や『れ』ではなく、自家用車と同じである、という部分です。

2-1.なんといっても費用が安い

短期カーリースの大きなメリットは、1ヶ月単位で車が必要となったとき、レンタカーよりもはるかに少ない費用で車を借りることができる、という部分にあります。

その費用は車によって異なりますが、軽クラス1ヶ月あたり27,000円に設定しているケースで考えてみます。(弊社ニコリースの場合)

たとえば2ヶ月車を使いたい、という場合、27,000円×2の54,000円が利用料金となります。(初期費用含めず)
同じ期間レンタカーを借りると、車種にもよりますが、費用は最低でも10万円必要です。

2-2.自家用車として使える

ナンバープレートがレンタカーやカーシェアとは違って、自家用車と同じ、というのは、見た目の問題ですが、ほかにもメリットはあります。

たとえばカーシェアを利用した場合、車を使い終わったら、かならず指定された駐車場に車を返さなければなりません。

しかし短期カーリースでは、ご自分の駐車場で車を保管できますので、使いたいときに使うことができます。もちろん、車を予約する必要もありません。


3.短期カーリースのデメリット

短期カーリースの最大のデメリットは、契約期間が月単位となることです。
たとえば1ヶ月半だけ車を使いたい、という場合には、2ヶ月で契約をし、料金も2ヶ月分支払う必要があります。

これはレンタカーやカーシェアと比べたとき、デメリットといっていい部分でしょう。

3-1.すぐには利用できない

短期カーリースというのは、契約期間は短くてもカーリースですので、車を使うためには登録作業が必要となります。

レンタカーやカーシェアの場合は、手続きが簡略ですので、思い立ったらすぐ、車を使うことも可能です。

しかし短期カーリースでは、自家用車を買って登録するときと同じ手続きが必要となるため、そのぶん実際に車が使えるようになるまで、時間が必要となります。

また、短期カーリース車両として用意されている車は、中古車である場合が多くなっています。

一般的なカーリースでは新車がメインとなっていることからすれば、これもデメリットに含めてもいいかもしれません。

3-2.車庫証明の取得や任意保険の加入が必要

カーリースを利用する際には、まずリース会社との契約が必要となります。

その際、利用料金の支払い能力があるかどうかの審査があり、その後車庫証明の取得をし、ナンバープレートを登録してから、任意保険への加入を行います。

そこに必要な時間は、およそ1ヶ月から1ヶ月半、といったところでしょうか。

そのため、来週から車が必要だ、といったような場合には、短期カーリースは利用しにくいという面があります。

逆に、3ヶ月後から出張で、2ヶ月間単身赴任する、といったような場合には、金銭的なメリットが大きいといえるでしょう。
※審査が必要のない短期リースも存在しますので、サービスご検討の際にはご確認ください。


4.短期カーリースに向いている人、向いていない人

基本的に毎日のように車を利用し、駐車場を確保できる場合はカーリースもしくはレンタカーがおすすめです。たとえば1週間だけ車を使いたいという場合に、レンタカーと短期カーリースのどちらがお得なのかを考えてみましょう。

まずレンタカーですが、軽クラスで1日の費用は約5,000円前後といったところになると思います。つまり1週間では約35,000円前後です。

一方短期カーリースでは、契約単位が1ヶ月からとなりますので、リース費用は2万7000円となります。(弊社ニコリースの場合)

ここのみ比較すれば短期カーリースに軍配が上がりそうですが、こちらは車庫証明の取得が必要なため、その部分で時間や費用が必要となってきます。その手続き部分の面倒さというのも加味すると、1週間程度であればレンタカーのほうがお得といえるかもしれません。

しかしそれが1ヶ月単位となれば、確実に短期カーリースのほうがお得になるはずですし、期間が2ヶ月、3ヶ月と長くなれば、そのメリットは大きなものとなっていきます。

また、その期間が数年という単位になる場合は、一般的な新車カーリースのほうがオススメです。なぜならこちらは、中古車を借りるケースが多い短期カーリースとは違い、自分の使いやすい車やグレードを選ぶことができるからです。

一方で、カーリースやレンタカーではなく、カーシェアを選択する基準は、日常的な利用はなく専用駐車場が近所にあるというケースです。逆に言うと、これらの条件を満たしていない場合は、カーシェアを選択するメリットはあまりないと言えるでしょう。

今回は短期カーリースのメリットとデメリットについてご説明しました。これを参考に、ご自分の使い方に合わせてもっともメリットの大きなものを選んでいただければと思います。


5.まとめ

今回は短期カーリースのメリットとデメリットについてご説明しました。

短期カーリースは1ヶ月や2ヶ月といった期間、車を使いたいという場合に、金銭的メリットが大きいサービスです。

契約期間中は自家用車と同じように車を使うことができるため、レンタカーやカーシェアのように、車を借りに行く手間もありません。

ただ難点なのは、申し込みをしてから実際に車を使えるようになるまで、時間が掛かるという部分です。

その時間的な余裕があるなら、短期カーリースはメリットのほうが大きいといえますので、出張や海外からの一時帰国、車の買い替えに伴う空白期間に車を使いたい、というかたは、短期カーリースもご検討ください。




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短期カーリースをご検討の際には、ぜひ二コリースもご検討ください。

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自動車専門ライター
高田 林太郎
[この記事の執筆者]

自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立し、自動車業界歴は33年。国産・輸入車の試乗記やカスタマイズパーツのインプレッション、自動車周辺企業への取材などをメインにおこないつつ、パーツ開発に対するアドバイスやブランディングコンサルタントなど、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。


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