車のプロが徹底解説
[掲載日:2019年7月25日][最終更新日:2020年11月9日]
【新型スペーシアカスタムの評判・評価は?】
車のプロが特徴やスペックを徹底解説!わかっている人ほど狙っているのがこの車!
軽トールワゴン市場は現在、ホンダN-BOXが一番人気となっていますが、その牙城を崩すべく、他メーカーは特長を持った車を開発しています。
今回紹介するスペーシアカスタムは、スペーシアをベースとして生まれた車として高い評価を得ています。
今回は、評判となっているポイントや車種の特徴なども含めて、スペーシアカスタムについてご紹介していきます。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
全車にマイルドハイブリッドを採用。ターボ+ハイブリッドの走りは余裕たっぷり
2017年の年末に登場したスペーシアカスタムは、ホンダのN-BOXがライバルとなる、いわゆる軽トールワゴンと呼ばれるボディを採用した車です。
現在このジャンルで一番人気となっているのはN-BOXですが、じつはこのスペーシアカスタムには、あえてこの車を選びたいポイントがあります。それは全車にマイルドハイブリッド機構が装備されている、ということです。
マイルドハイブリッドというのは、モーター機能がついた発電機とリチウムイオン電池を組み合わせたもので、加速時にはモーターの力でエンジンの出力をアシストしてくれます。
さらにモードスイッチを操作して、パワーモードに設定をすると、モーターのアシスト力を向上させることができるようになります。
たとえば多人数が乗車しているときの登り坂などでは、このパワーモードにしておくと、他の軽自動車では味わえない力強さを感じることができます。
さらにこのマイルドハイブリッドは、ターボエンジン搭載車にも装備されています。
ターボエンジンというのはその特性上、エンジンの回転数が低いときには力が出にくくなりがちなのですが、そこをモーターの出力がカバーしてくれるため、非常にパワフルに走ってくれます。
また軽トールワゴンは、背の高さが特徴ですが、それが空気抵抗の大きさにも繋がるために、高速道路の走行はあまり得意とはしていません。
しかしスペーシアカスタムは、エンジン+マイルドハイブリッドのパワーに加えて、ボディ剛性も高いため他車と比べてふらつきが小さく、スムーズに走ることができます。
それらの点からこのスペーシアカスタムは、「いろいろと見比べて最後は値段で決める」という買い方ではなく、スペーシアカスタムが欲しいです!という「指名買いをする」人が多い車とも言われています。
それぞれのグレードにFFと4WDが用意されている
まずはこちらの表をご覧下さい。
HYBRID GS
(衝突被害軽減ブレーキ非装着車) |
2WD・CVT |
1,545,500円 |
4WD・CVT |
1,668,700円
|
HYBRID GS |
2WD・CVT |
1,606,000円 |
4WD・CVT |
1,729,200円 |
HYBRID XS |
2WD・CVT |
1,721,500円 |
4WD・CVT |
1,844,700円 |
HYBRID XSターボ |
2WD・CVT |
1,820,500円 |
4WD・CVT |
1,943,700円 |
スペーシアカスタムには、ハイブリッドGSとハイブリッドXS、ハイブリッドXSターボという3つのグレードが存在しています。
ハイブリッドGS
ハイブリッドGSは装備を簡略化して価格を抑えたグレードで、もっとも安いのは衝突被害軽減ブレーキ非装着車となっています。
しかしこれには、誤発進抑制装置や車線逸脱警報機能、ハイビームアシストなどといった安全に関する機能も装備されなくなってしまいます。
ハイブリッドGSを検討される場合には、およそ6万円の価格差ということを考えれば、衝突被害軽減ブレーキ有りがベターな選択といえます。
ハイブリッドXS
ハイブリッドXSはハイブリッドGSと同じ、R06A型自然吸気エンジンが搭載されています。パワーは52ps、トルクは60Nmという出力です。
この出力に関してはとくに目立つものではありませんが、マイルドハイブリッドのおかげで発進や登り坂などでストレスを感じることはまずない、といっていいと思います。
装備に関しても充実していて、ハイブリッドXSターボとの違いはカーテンエアバッグとクルーズコントロールシステムがこちらには装備されていない、というところのみとなります。
燃費についてはJC08モードの計測で、2WDは28.2km/L、4WDは26.4km/Lとなります。
ハイブリッドXSターボ
ハイブリッドXSターボには、型式こそ同じR06A型となりますが、ターボエンジンが搭載されています。
パワーは自主規制値である64psを発生し、トルクは1Lの自然吸気エンジンとほぼ同じレベルとなる98Nmを発生します。
車両重量が2WDは900kg、4WDでも950kgということも合わせて、コンパクトカーに負けない走りの実力がこのグレードでは味わえます。
問題があるとすれば、価格がそれなりにする、という部分。しかしライバル各車と比較した場合、飛び抜けて高いというわけでもないことから、走りの余裕をどのように評価するのかによって、その価値が決まってくるでしょう。
ハイブリッドXSターボの燃費は2WDは25.5km/L、4WDは24.0km/Lとなっています。
広さだけでなく質感も大きく改善された
ホンダN-BOXの販売台数がトップとなっている大きな理由のひとつに、インテリアの質感の高さと車室内空間の広さがあります。
スペーシアカスタムもその点を考慮した開発がされています。
まずリアハッチゲートを開けたときの開口部の大きさですが、開口高は1150mm、開口幅は1030mm、地面から荷室までの高さは510mmとなっています。
室内の広さは室内長が2155mm、室内高は1410mm、室内幅は1345mmです。
ちなみにスライドドアの開口部は、開口高が1250mm、開口幅は600mm、ステップの地上高は345mmです。
このスライドドアには、ワンアクションで開閉できるワンアクションパワースライドドアとなっているほか、ドアクローザーも装備されています。
シートに関しては、ハイブリッドGSはファブリックですが、ハイブリッドXSとハイブリッドXSターボはサイド部にレザー調の素材が採用されることで、上質な雰囲気となっています。
リアシートはロングスライドやリクライニングも可能で、前倒しをすると自転車を積載することもできます。
またハイブリッドXSとハイブリッドXSターボの天井部分には、薄型のサーキュレーターも装備されています。
これによって冷房や暖房を効率良く効かせることができ、室内の温度を均一にキープしやすくなります。
インテリアの機能や質感に関しても、軽自動車トップクラスといっていいでしょう。
ファミリーユースはもちろん、
仲間と出掛ける機会が多い人にもオススメ
スペーシアカスタムは車内の広さや使い勝手の良さに加えて、マイルドハイブリッド機構によるストレスを感じさせない走りが大きな特長となっています。
とくにターボエンジン+マイルドハイブリッドという組み合わせは、軽トールワゴンではこのスペーシアカスタムとスペーシアギアにのみ設定されているものです。
スペーシアギアはタフなイメージのエクステリアから、アウトドアスポーツを連想しやすい車となっているのに対し、スペーシアカスタムは街並みが似合うアーバンテイストとなっているのがポイント。
そのため週末だけではなく、たとえば通勤や家族での移動など、さまざまなシチュエーションで使いたくなる車です。
さらに、大人4人が乗るような、負荷が大きい状態になれば、パワーユニットの力強さが頼りになります。
ご両親と一緒に出掛けるなど、いろいろな場面で活躍してくれるのがスペーシアカスタムなのです。
スズキ スペーシアカスタムを動画でご紹介
今回はスペーシアカスタムについてご説明してきました。
実はこのスペーシアカスタム、私たちが提供するニコノリであれば、月々1万円から乗ることができます!
ニコノリは、国内全メーカーの全車種を対象に契約期間中マイカーとして自由に車を使うことができる「カーリース」です。
月々1万円からの定額費用の中には、点検や整備の料金、車検時などに必要となる費用などが含まれていますので、他にかかる費用はガソリン代や駐車場代、任意保険代くらいです。ガソリン割引などの特典(※)も付けています。
※一部の店舗ではガソリン割引を提供できない場合がございます。
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もしスペーシアカスタムの購入を検討されているのであれば、ぜひニコノリのカーリースについてもご検討ください。
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