いまなら全国的に白色にできる
[掲載日:2018年7月5日][最終更新日:2020年11月9日]
軽自動車に白いナンバープレート!?その方法を紹介します!
街を歩いていると時々、軽自動車なのに白いナンバープレートを装着しているクルマを見かけます。
これは現在期間限定で交付されている、特別仕様のナンバープレートです。
いまなら軽自動車に乗っている人だけではなく、トラックやバスも含めて、バイクを除く自動車はすべて、特別仕様の白いナンバープレートに交換できます。
その交換方法や、この先登場する予定の図柄入りご当地ナンバープレートについて今回はご紹介します。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
▼もくじ
・そもそもどうして軽自動車は黄色のナンバープレートだったのか
・白いナンバープレートにするとなにが変わるのか
・白いナンバープレートにする際の手続き方法や期間について
・これから登場してくる図柄入りご当地ナンバープレートとは
・[PR]ニコノリなら最初から白いナンバープレートも選べる
そもそもどうして軽自動車は
黄色のナンバープレートだったのか
ナンバープレートの色は、使用目的ごとに色分けされている
ナンバープレートには白色や緑色、そして黄色があります。この色は、そのクルマがどんな目的で使われるものなのかを表しています。たとえば緑色のナンバープレートは事業用。路線バスや観光バス、タクシー、荷物の運搬を事業としているトラックなどは、この緑色のナンバープレートです。人を乗せて運んだり、荷物を運んだりすることが仕事、という車が緑色のナンバープレートとなるわけです。一方白色のナンバープレートは事業で使用しない、個人使用の車のものとなります。ではなぜ軽自動車は黄色なのでしょうか。
軽自動車というのはもともと、多くの国民が車を所有できるように、ボディサイズと排気量に制限を付ける代わりに税金を安くするなどの優遇を受けられるよう、規定されたものです。エンジンの排気量が360ccに制限されていたころは、ナンバープレート自体も小さく、表記も小型自動車などとは違っていました。
しかし交通環境の整備が進んでくると、360ccという小さい排気量では流れに乗りにくくなってきたため、規定ボディサイズを拡大するのとともにエンジンの排気量も550ccまでに拡大されました。
「ひと目で軽自動車と分かる」ような判別手段が必要であった
ところがこのときに問題提起されたのが、有料道路などでの料金の支払いが滞るのではないか、ということでした。軽自動車は小型乗用車などよりも料金が安く済むことが多いのですが、ボディサイズが大きくなると小型乗用車との区別が付きにくくなってしまい、手渡しで料金を支払う際に時間が掛かってしまうのではないか、と懸念されたのです。
そこでひと目で軽自動車であることが判別できるようにするための手段として、ナンバープレートを黄色と規定しました。排気量が660ccとなり、ボディサイズもさらに拡充された現在の軽自動車の規定でも、ナンバープレートは黄色のままとなっています。
白いナンバープレートにすると
なにが変わるのか
デザイン面でのメリットと、選択肢が増えるという点が変わる
黄色のナンバープレートはひと目で軽自動車とわかるようにするためのものですが、いまはもう21世紀。料金の支払いもETCが利用できるようになり、係員が車種を目で判断して料金を告げる、というシチュエーションも少なくなりました。
そんなときに浮上してきたのが、ラグビーワールドカップ2019と東京オリンピック・パラリンピックを記念した、2種類の特別仕様図柄入りナンバープレートを発行しようという案でした。
どちらも寄付金なしの場合と寄付金1000円以上を払うと交換できる寄付金付きの場合とではデザインが異なっています。一般の自動車はもちろん、観光バスなどもその対象となっています。そして軽自動車は、事業用軽自動車を除く、自家用車は対象範囲内となっています。
ここからはあくまでも想像の範疇なのですが、国土交通省には以前から「軽自動車の黄色のナンバープレートはカッコ悪い」という声が届いていたのではないかと。そしてこの図柄入りナンバープレートの対象に自家用軽自動車を含めることで、より多くの人がこの制度を利用するのではないかという計算があったのではないか、と思われます。
いずれにせよ、この制度を利用すると、軽自動車に白色のナンバープレートを付けることができるわけです。実際のところ、そうしたことによる使用上のメリットは何もありません。ただ、ルックス面での交換メリットは非常に大きなものがあります。黄色というのは存在感が強い、言い換えれば目立つ色です。だからこそ軽自動車の識別用として選ばれたわけですが、その強い存在感は車のボディデザインをぼやけさせてしまいがちでした。
実際、同じ車に黄色と白のナンバープレートを付けて並べてみると、目立ちにくい白のほうが馴染んで見えます。ボディカラーにもよる部分がありますが、ルックス面からの白色ナンバープレートへの交換というのは「できるのであればやりたい」という人は少なくないのではないでしょうか
白いナンバープレートにする際の
手続き方法や期間について
期間限定であることに注意
現在発行されているラグビーワールドカップ2019と東京オリンピック・パラリンピックの特別仕様ナンバープレートですが、これはそれぞれ期間限定での申し込み受け付けとなっています。
ラグビーワールドカップ2019仕様は2019年11月、東京オリンピック・パラリンピック仕様は2020年9月までの受け付けが予定されています。
また交付には料金が掛かります。これは地域によって多少の違いがあるのですが、ラグビーワールドカップ2019仕様でいうと東京都は7,000円、埼玉県では7,100円が必要です。東京オリンピック・パラリンピック仕様の場合、東京都は7,210円、埼玉県では7,310円です。さらに図柄入りにしたい場合には、1,000円以上の寄付金が必要となります。
白いナンバープレートにする手続き方法
申し込み方法は、ふた通りあります、ひとつは陸運支局や軽自動車検査協会の窓口で手続きする方法。もうひとつはWeb上で手続きする方法です。軽自動車の場合、軽自動車検査協会のホームページにある、各種手続きのところに図柄入りナンバーの交付、というコーナーがあります。そこから手続きが可能となっています。図柄入りナンバープレートは現在のナンバーをそのままに交換できるほか、希望ナンバーの申し込みをすることもできます。
これから登場してくる
図柄入りご当地ナンバープレートとは
黄色の縁は付くがベースはご当地の図柄入り
2018年5月、国土交通省は地方版図柄入りナンバープレートの図柄を発表しました。これは昨年、各地方自治体からの申し込みを受けて検討されていたもので、今回が第1弾となります。今回対象となったのは以下の41の地域です。
東北 |
盛岡、岩手、平泉、仙台、山形、庄内 |
関東 |
土浦、つくば、前橋、越谷、成田、柏、世田谷、杉並 |
中部 |
福井、富士山、豊田、春日井 |
北陸信越 |
新潟、長岡、富山、金沢、石川 |
近畿 |
滋賀、京都、奈良 |
中国 |
鳥取、福山、下関、山口 |
四国 |
徳島、香川、愛媛、高知 |
九州 |
長崎、佐世保、熊本、大分、宮崎、鹿児島 |
ラグビーワールドカップ2019や東京オリンピック・パラリンピックでの図柄入りナンバープレートの実績から、今回は「走る広告塔」として地域の魅力を発信していくことを目的としているのが、この図柄入りナンバープレートです。
こちらも寄付金なしの場合と寄付金付きの場合とではデザインが異なることが決まっています。
交付開始は2018年10月を予定しています。
またこの地方版図柄入りナンバープレートは、事業用の車には緑色の、軽自動車の場合には黄色の縁が付くことになっています。その点がラグビーワールドカップ2019仕様や、東京オリンピック・パラリンピック仕様とは違うところです。ただ国土交通省が発表している画像)を見る限り、違和感はないように思われます。
ただ、この地方版図柄入りナンバープレートを装着できるのは、その地域で車を登録した人だけです。それ以外の人は従来通りのナンバープレートしか選択ができません。
新たな図柄入りナンバープレートの申請も受け付けるように
そこで現在、国土交通省では、新たな地方版図柄入りナンバープレートの申請を受け付けています。現段階でご当地ナンバーというのは116の地域があり、今回はその中から41地域が応募したわけですが、その116の地域に該当しない地域でのご当地ナンバーと、図柄入りナンバープレートが生まれる可能性があるわけです。こちらは2018年12月に図柄の提案があり、その後審査などを経て2020年ごろの交付が予定されています。
気になっている方は、今後の情報を注視しておきましょう。
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最初から白いナンバープレートも選べる
軽自動車にも装着できる白いナンバープレート。現在のナンバープレートと交換できるだけではなく、新車時から装着できるというのも大きなポイントです。もちろん「ニコノリ」で選んでいただいた軽自動車も、ラグビーワールドカップ2019仕様ナンバープレートや、東京オリンピック・パラリンピック仕様ナンバープレートを選んでいただくことができます。
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10月に交付が始まる地方版図柄入りナンバープレートもお選びいただけます
適用地域にお住まいの方なら、地方版図柄入りナンバープレート、お選びいただけます。ただ、交付開始が10月となっているため、今すぐ、ということはできません。すぐ車に乗りたい、という方は、いったん通常のナンバープレートで走っていただき、10月になったらその番号で交換、もしくは希望ナンバーを申請して交換、ということで図柄入りナンバープレートの装着が可能です。
全メーカーの軽自動車を比較でき、オプションもすべて選択可能
ニコノリなら、全メーカーの軽自動車をその場で比較できる上、オプション品の選択も自由となっています。図柄入りナンバープレートの手続きなども含め、すべてがその場で出来ますので、お客様にお手間を掛けさせません。
新車購入をご検討中の方は、ぜひ「新しい車の乗り方」としてニコノリのマイカーリースについて知って頂きたいです。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。
カーリースに関すること、ニコノリへのご質問などなど、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。