専門家が教える<燃費の良い軽自動車>オススメランキング【2022年版】
ガソリン代の高騰が続いています。昨年3月では145円ほどだったレギュラーガソリンの価格も、いまや全国平均で170円を超えるレベルとなりました。
こういった状況下では、車の燃費というのが、一層気になるかと思います。
そこで今回は、燃費とはどういうものなのか、そして実際にオススメしたい燃費が良い軽自動車をランキング形式でご紹介していきたいと思います。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
ガソリン代の高騰が続いています。昨年3月では145円ほどだったレギュラーガソリンの価格も、いまや全国平均で170円を超えるレベルとなりました。
こういった状況下では、車の燃費というのが、一層気になるかと思います。
そこで今回は、燃費とはどういうものなのか、そして実際にオススメしたい燃費が良い軽自動車をランキング形式でご紹介していきたいと思います。
▼もくじ
そもそも燃費というのは、1ℓの燃料でどのくらいの距離を走れるのか、ということです。数字が大きければ少ない燃料で長い距離を走れることになりますから、そのぶん燃料代を抑えることができます。
そのため燃費が良いというのは、自動車メーカーにとっては車を販売する上での、大きなセールスポイントとなるのです。
過去、自動車メーカーでは技術的に燃費の良い車を開発するのはもちろんですが、燃費のいい走り方を習得した社員に計測をさせることで、カタログ上の燃費を良く見せるという取り組みも行っていました。
しかしこういう計測方法では、実際にオーナーが走ったときの燃費との違いが大きくなりすぎます。
そこで2011年、燃費の計測方法が大きく変わりました。それが「JC08モード燃費」という、日本独自の計測試験方法です。測定器に車をセットし、そこに装備されたローラーを使い、市街地や郊外での走行を想定したパターンに合わせてタイヤを回すことで、より実際の走行に近い条件で燃費測定する、というのが試験方法でした。
その後、2017年夏から、2014年3月に国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラムで採択された『WLTCモード』へと、燃費の表記が変わりました。
このWLTCモードというのは、市街地や郊外、高速道路の各走行モードを、平均的な使用時間配分で構成した、国際的な走行モードです。
また、ドライバー以外の乗員や積載物の重量なども、使用実態が考慮されているため、実際に車を使用する環境にあった燃費の比較がしやすくなっています。そのため、以前使われていたJC08モード燃費よりも、数値は低くなっています。
しかし燃費というのは、運転する人の車の乗りかた、使いかたによって、大きく変わってしまうというのも事実です。
以下では、その原因と燃費をよくする(カタログ上の燃費に近づける)ための方法を説明します。
燃費を悪化させるポイントをひとつひとつ見直すことで、燃費を良くできます。
いかに実際の使用状況に近い状態を再現して試験をしているといっても、走り方ひとつで燃費は変わってきます。そのポイントとなる部分を理解しておきましょう。
たとえば実際に車を使うときは、エアコンをかけていることが多いはずですが、このエアコンというのは燃費を悪化させる要因のひとつとなります。
とくにエンジンの力を使ってコンプレッサーを回しているエアコンシステムでは、そのコンプレッサーを動かすために力を使ってしまうため、そのぶん車を前に進める力が減り、燃費を悪化させてしまいます。
最近では電気の力でコンプレッサーを回すタイプのエアコンシステムもありますが、まだ一般的ではありません。
その点でいえばパワーステアリングは最近電動式が一般的となってきたため、以前の油圧式と比べればエンジンの力を必要とせず、燃費に対する影響は小さくなりました。
ただ、ハンドルを回すということは、タイヤの向きが変わるということです、タイヤというのは真っ直ぐの状態で回っているときがもっとも抵抗が小さく、向きを変えようとするときは抵抗が大きくなります。簡単にいえば真っ直ぐ走っているときよりも、向きを変えるときのほうが燃費が悪いのです。
そのためなるべく燃費を良くしたいなら、ハンドルを急に回して無理矢理向きを変えるのではなく、十分に減速をしてゆっくりハンドルを回し、スムーズに向きを変えたほうが良いでしょう。
もうひとつ大きいのは、車自体の重さです。車というのは軽ければ軽いほど、動かすために使う力が小さくて済みます。ところが実際に車を使っていると、車内にはさまざまな荷物を乗せっぱなしにしがちです。ひとつひとつの荷物は重たくなくても、合計すると数10kgの荷物が乗っている、ということも、よくある話です。 これも燃費面から見れば、悪い方向に影響します。
燃費の良い走り方を目指すなら、荷物は必要最小限のものだけにする、というのがオススメです。
この重さというのが、同じ車種なのに燃費が違う、ということにも繋がってきます。同じ車種だけどグレードが違うと燃費が違う、という場合、それぞれの車の重さに注目をしてみてください。多くの場合、特別な装備が何もないグレードは燃費が良く、さまざまな装備が追加されているグレードは重くなり、そのぶん燃費が悪くなっているはずです。
ただ、そのときの燃費の違いはわずかなものでしょう。
とくに安全装備に関しては、間違いなく装備していたほうがいいですから、燃費優先のために外す、というのはオススメしません。
燃費にもっとも影響するポイントと言われるのが、オーナーのアクセルの踏み方です。
たとえば次の信号が赤になっていて、そのときの速度のままで確実に停まることになるとしましょう。そのようなときにアクセルを踏みっぱなしにしているのか、あるいはアクセルを戻し気味にしながら走るのかで、燃費は大きく変わってきます。
車というのはアクセルを踏み戻しするよりも、一定の状態に保っているほうが燃費が良くなります。もちろんこれは、まわりの状況によって実行できるときとできないときがあるでしょう。
しかし燃費の良さを考えるなら、まわりに迷惑を掛けない程度にアクセルを戻し気味にしながら走行する、ということを心掛けてみてください。
最後に覚えておいてもらいたいのが、燃費の計測方法です。車によっては燃費計が装備されているものもありますので、その場合はそれを基準としてもらえば大丈夫なのですが、燃費計がない場合にはガソリンスタンドで燃料を入れるときにまず満タンにし、そこからある程度距離を走り、次の給油のときに何ℓ燃料が入ったのかということから燃費計算をするはずです。
ところがスタンドごとによって違う、給油ノズルのセーフティセンサーの敏感さで、微妙に燃料の入る量が違ってくることがあります。そのため雑誌などが記事にするとき、シビアに燃費計算をする場合には、目で見えるところまで燃料を入れて、などということをしたりしますが、これは吹きこぼれの可能性が高く、最悪は火災となる可能性があるためオススメできません。
そのため、この方法で燃費計算をする場合には、なるべく同じガソリンスタンドを利用し、センサーが反応するところまで燃料を入れたらそこで給油を終え、ある程度走行したらまた同じガソリンスタンドで、同じ方法で給油し、使用した量を確認するようにしてください。
それでは、軽自動車の燃費ランキングを見ていきましょう。このランキングは、令和4年3月31日に国土交通省が発表した資料を元にしています。
この資料は、その車種の中でもっとも燃費のいいグレードを代表としているため、選ぶグレードによってはランクが下がるということもありますので、ご注意ください。
OEMモデル(※)が入っているためわかりにくくなっていますが、スズキのアルトとダイハツのミライース、スズキワゴンR、ハスラーが上位を占めています。
ここで注目してもらいたいのが、ランキング入賞車がみな、CVTミッションである、ということです。エンジンがもっとも効率良く回る回転数を使い続けることが可能となるCVTミッションの、燃費に対する優位性が証明されています。
なお、実燃費に関しては、さまざまな調査機関が調べていますが、WLTCモードではおおむねカタログ燃費に近い燃費が記録されています。市街地モードではカタログ燃費の90%程度、ということもありますが、高速道路モードでは、カタログ燃費よりもいい数値が記録されることもあるようです。そのため、カタログ燃費よりもはるかに悪い燃費となっている、という場合は、運転の仕方に問題がある、と考えていいでしょう。
もし、カタログ燃費を大幅に下回っていた場合には、本記事で紹介したような方法(荷物を減らしてみたり、アクセルの踏み方、ハンドルの回し方など)をいろいろ試し、燃費の違いを確認してみてください。燃費の良い走りを追求するというのは結構奥深く、それだけでも楽しむことができますよ。
※OEMモデルとは
Original Equipment Manufacturerの略。他メーカーが生産している車両を手直しして、自社ブランドで売ること。
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今回は、燃費を良くするコツや燃費の良い軽自動車についてご紹介しました。
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