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カーリース会社の比較方法を6つのポイントでチェック
カーリース会社比較
[掲載日:2018年6月11日] [最終更新日:2020年11月26日]

カーリース会社の比較方法を6つのポイントでチェック

ここ数年、知名度が高まりつつあるカーリースですが、カーリースを提供する会社も増えてきたことから、どこを選べばお得なのか違いが分からないという方も少なくありません。
実際、各カーリース会社がユーザー向けに用意しているプランは多彩で複雑ですよね。
そこで今回は、ご自身に合ったカーリース会社を選ぶポイントを詳しくご紹介していきます。
この記事を元にカーリース会社を選べばご自身に合ったカーリース会社が見つかるはずです。


この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎

     ▼もくじ

  1. カーリース会社を比較する6つのポイント
    ・お気に入りの車種があるか
    ・お気に入りのオプションを選べるかどうか
    ・残価設定の仕組み
    ・リース料金の内訳
    ・契約期間
    ・無料サービスの中身
  2. 事例で分かるカーリース会社の違い
  3. リースカーを選ぶコツ
  4. 【PR】ニコノリはメンテナンス費用や車検費用、諸費用すべてコミコミ

カーリース会社を比較する6つのポイント

カーリースの契約条件はさまざまです。

ご自身が気に入った車を気に入った仕様にできるのかどうか、
お気に入りの仕様にしたときの月々のリース料金がどうなるのか、
そしてトータルで支払う金額がどのくらいお得になるのかということなどをしっかりと理解しておきましょう。まずは、主なポイントを6つご紹介していきます。

①お気に入りの車種があるか

実はカーリース会社によって、得意な車種やジャンルが異なりますので、まずは自身が乗りたい車があるかの確認から始めましょう。

車とひと言でいってもさまざまなものがあります。軽自動車の中でもスポーツタイプのもの、トールワゴンと呼ばれる車室が広いもの、SUVタイプのものなど様々です。
そういった多彩な種類の中から、次はこの車がいいなぁとお気に入りの1台を見つけ出すのは楽しいものです。

カーリース会社を選ぶ際には、まず最初にお気に入りの車を選べるのかどうかということが大事です。カーリース会社によっては、選べるのが輸入車のみとか軽自動車のみというところがありますので注意が必要です。

②お気に入りのオプションを選べるかどうか

メーカーオプションやディーラーオプションが選べるかどうかで、お気に入りの仕様にできるかが変わってきます。

ディーラーで車を買うときには、車を製造するときに装備するメーカーオプションやディーラーで装備するディーラーオプションを選ぶことができます。

ところが、カーリース会社によってはそういったオプション品が自由に選べないところもあります。
お気に入りの1台に乗るためには、オプション品が選べるかどうかというのは重要なポイントといっていいでしょう。

ここで注意が必要なのは、オプション品を装備するとその分車両の総額が高くなり、月々支払うリース料金も高くなってしまうということです。

いくらお気に入りのオプション品があったとしても、リース料金が予算以上になってしまったのでは、支払いに無理が生じます。その点も考慮したオプション品の選択ということも大事なポイントといえます。

③残価設定の仕組み

次のチェックポイントは残価設定があるのかどうかです。
残価設定とは、契約期間終了後の車の価値を契約金額に反映させるものです。
つまり、残価が設定されている場合はその分支払いの総額は減ることになります。

ただし、設定された残価は一般的な使い方をしていた場合にこのくらいの価値が残るということから決められていますので、あまりに走行距離が多いとかボディに傷が多いなどという場合には、契約期間終了時に価値が落ちた分の金額を支払わなければならない場合もあります。これを残価精算といいます。

残価を大きめに設定していれば、契約時に定める月額料金は減ることになります。

カーリース会社によっては契約期間中の走行距離をあらかじめ決めておき、それを超えなければいいというところもあります。ここも大きなチェックポイントといえるでしょう。

④リース料金の内訳

リース料金にメンテナンス費用や税金が含まれているかどうかということもチェックしていただきたいポイントです。 こういった費用が含まれていなければ、その分見かけ上の支払額は小さくなります。
そのかわりメンテナンスに掛かる料金や税金はご自分で支払わなければなりません。
一方リース料金に含まれている場合は、何も気にせず車に乗り続けることができます。

⑤契約期間

カーリースの契約中は、原則車を乗り換えることができませんので、期間は慎重に選ぶ必要があります。

長期間の契約をしていると、次に気になる車が出てきたとしても現在の車の契約が終わるまで乗り換えを待たなければなりません。一方、契約期間が長ければその分月額料金は減ることになります。

車の利用方法を踏まえた上で、カーリース会社のスタッフに相談して決めるのもいいかもしれません。

⑥無料サービスの中身

カーリース会社によって、契約期間中はガソリン代が割安になるなどといったサービスを受けられる場合があります。
走行距離が多いかたにとって、これは大きなメリットといえるでしょう。
ただし、こういったサービスは指定されたガソリンスタンドでのみ安くなるということもあり、旅先などでは適用されないこともありますのでその点の注意も必要です。


事例で分かるカーリース会社の違い

具体的に見るリース商品の違いそれでは、具体的な例を見ながらリース会社ごとの違いを見ていきましょう。

たとえば、ハイブリッドで人気のトヨタ・アクアを例にリース会社によってどんな違いがあるのかを見てみましょう。


  A社 B社 C社
グレード 選べる 選べる 選べる
ボディ
カラー
選べる 選べる 選べる
オプ
ション
月々料金に追加することで選べる リース会社オススメ品をあらかじめ装着 一部アイテムのみ選択可能
メンテ
ナンス
費用/税金
リース料金に含まれる リース料金に含まれる パック選択方式
リース
料金
(5年契約、均等払い)
35,860円
(7年契約、均等払い)
31,860円
(5年契約、均等払い)
40,176円
無料
サービス
あり(指定スタンドでのガソリン代値引きなど) なし あり(指定スタンドでのガソリン代値引き)

具体的に見ていきましょう。

まずA社の場合ですが、車種やグレードは選べますのでその点で妥協する必要はありません。
またオプション品も自由に選べますのでお気に入りの仕様にすることができます。
ただしその際には、月々支払うリース料金が増えてしまうという点には注意が必要です。
メンテナンス費用や税金に関しても、リース料金に含まれていますのでリース料金以外で必要となるのは、駐車場代や燃料代、任意保険の料金のみということになります。
燃料代の割引サービスなどもありますので、その分燃料代もお得です。

B社の場合は、月々支払うリース料金が安いのですが、契約期間が7年間と長いため、生活環境の変化などから新しいクルマが気になっても、乗り換えられるのは7年の契約期間終了後となります。
また、オプション品に関してもあらかじめ装着されていますので、それが気に入っていればいいのですが、これも欲しかったといったような不満点が残る可能性があります。

C社の場合は、燃料代の割引が受けられるため、走行距離が多いかたはお得感が強くなります。ただし、オプション品が一部のみ選択となりますのでお気に入りの仕様にしづらいという面があります。

このように、各社それぞれ条件の違いがあります。それぞれのポイントがご自身にマッチしているのかどうかを確認してお得となる会社を選ぶようにしてください。


リースカーを選ぶコツ

カーリースを利用するとき、もっとも大事なのは契約期間中にどんな生活の変化があるのかを想像しておくということです。

たとえば、最初に車を選ぶ段階では独身だった方も3年後や5年後にはご結婚されているかもしれません。すでにご結婚されている方ならお子さんが産まれていらっしゃるかもしれません。

会社員の方なら転勤などもあり得ることです。それまで温暖な地方に住んでいたのに転勤で雪国へということも考えられます。

車を購入した場合は、そういった生活環境の変化があれば、それまでの車を下取りに出し、新たに買い替えるということも可能です。 しかし、カーリースでは契約期間が終了するまでは車を取り換えることができません。

そのため、リースする車を選ぶ際にはそういった生活環境の変化も考えておくことが必要なのです。




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今回はカーリース会社の選び方ついてご説明させていただきました。
カーリース会社には、それぞれが得意とするサービスや車種、ボディタイプがあります。
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自動車専門ライター
高田 林太郎
[この記事の執筆者]

自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立し、自動車業界歴は33年。国産・輸入車の試乗記やカスタマイズパーツのインプレッション、自動車周辺企業への取材などをメインにおこないつつ、パーツ開発に対するアドバイスやブランディングコンサルタントなど、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。


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