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  5.  初めての方必見!新車・中古車を購入するまでの一連の流れ(必要な書類や手続き)を解説します
後悔しない・良い車選びをするためには、まずは購入までの流れを知ることが大切です。そこで今回は、【新車・中古車を購入するまでの一連の流れ】について解説します。
初めての方必見!新車・中古車購入の流れ
[掲載日:2017年11月10日][最終更新日:2020年11月20日]

初めての方必見!
新車・中古車を購入するまでの一連の流れ(必要な書類や手続き)を解説します!

車は、住宅の次に大きな買い物と言われます。新車であっても中古車であっても、後悔だけはしたくないですよね。
そこで今回は、後悔しない良い車選びをするために【新車・中古車を購入するまでの一連の流れ】について解説します。

この記事の執筆者
ニコノリ開発責任者
安田 倫

 ▼もくじ

・一般的な新車・中古車購入の流れ

1.車購入の予算を決める

2.欲しい車をイメージし、優先順位をつける

・中古車購入の際の注意点

3.アフターサービスが手厚い販売店を選ぶ

4.いよいよ販売店へ!不安を全て解消し、車種を決めましょう

・購入方法は?お金はどうやって用意する?

・新車・中古車購入の契約に必要な書類と手続き

・アフターサービスもバッチリなマイカーリース


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一般的な新車・中古車購入の流れ

1.車購入の予算を決める

新車であっても中古車であっても、車を購入する際にまず考えていただきたいこと、それは「購入予算」を決めることです。よい車を手に入れたいという気持ちから、検討を重ねるうちに、ついつい最初に思っていた金額よりも大幅にアップしてしまうこともよくある話です。
車のために出費してもよい金額をしっかりと決めて、生活に無理のない範囲で車を選ぶことがカーライフを満喫するポイントでもあります。今ある貯蓄や給与などをベースに、月々のローンの支払い金額や回数などを検討しましょう。ガソリン代・税金・駐車場代・保険代などの車の維持費だけでなく、住宅費や子供の学費などの考慮も当然必要になってきます。

>>車の維持費については、
こちらの記事で詳しく解説しています。



2.欲しい車をイメージし、優先順位をつける

欲しい車をイメージし、優先順位をつける

じつは、車を選ぶのってとても難しいんです。
様々な車種のCMやカタログなどを見ても、どれが自分にピッタリの車なのかよくわからない…そんな方が多いのではないでしょうか。

そんな方には、自分にとっての「優先順位」だけを決めておき、車種は販売店のスタッフと相談して決める、という方法をおすすめします。
その方が、車に詳しくない方でも失敗のない車選びができるはずです。

まずは、「新しい車を手に入れた自分」を想像してみてください。
その車で、どんなことをしたいですか?
その車に、いくらまで出せるでしょうか?
車のある生活をイメージすることで、自分にとっての優先順位が明確になってきます。

■優先順位付けの例

休日は、祖父母とも一緒にショッピングセンターに行くことが多い。たまに行くゴルフのために、ゴルフバックをスムーズに積み下ろしできるくらいの荷室が欲しいと考えている。
★★★ 予算 ローン払いで、月々3万円まで!
★★★ 定員 6人以上乗れること!
★★ 荷室 ゴルフバックが積めて、積み下ろししやすいこと。
★★ 黒または暗めのシルバー
★★ メーカー なんとなくだが、ホンダが好き
燃費(維持費) 燃費は良いに越したことはないが、そこまで気にしない
オプション装備 ナビはスマホで十分。ETCがあれば良い


条件を満たしている車種



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中古車購入の際の注意点

中古車というのはご存知のように、走行をした経験を持つ車になります。

その特徴は、走行をしたぶん、新車と比べた場合に販売価格が安くなるというものです。
当然のことながら、走行距離が多い車はそのぶん販売価格が安くなりますし、新車登録から時間が経っている車、いわゆる低年式車も販売価格が安くなる傾向があります。

これらの中古車には、車種やグレード、ボディカラーの違いによって、おおよその相場というものがあります。これはそのクルマの人気の度合いなどによって違ってくるものです。

ところが、明らかに相場よりも安い価格で販売されている車もあります。
その場合には、その個体のどこかに瑕疵がある可能性を考えておきたいところです。

瑕疵の代表として挙げられるのが、走行距離が年式に比べて多い、ということです。
走行距離が多ければ、そのぶん機械的にも不具合を起こしやすくなりますし、シートや内装、ステアリングなど、人が触れる部分のヘタりも感じられやすくなります。

また、もうひとつ考えられるのは、その個体が事故などの原因で修復をした経歴があるかもしれないということです。
中古車販売店で販売されている車は、修復歴を明らかにしている場合が多いのですが、どの程度の修復を受けているのか、というのはシロート目にはわかりにくいものです。
現在のクルマは、事故に遭遇したときに乗員の安全を守るため、ボディに加わった衝撃を吸収する部分と、空間を確保する部分をはっきり区別して設計されています。
そのため、軽い接触があった場合に見た目ではほぼ無傷のように感じられる事故であっても、内部的には衝撃を吸収する箇所に大きなダメージを受けていることがあります。

それらのダメージは、完全に修復されていれば、問題はありません。しかし格安で販売されている中古車の中には、見た目は問題なくても、ダメージがまだ残っている、という場合も考えられます。

そのため、いかに価格に魅力を感じても、事故歴、修復歴のある車は避けたほうがよいでしょう。

これとは別に、登録はしたが、ほとんど走行をしていない『新古車』というものもあります。
これは中古車とは違って、ディーラーなど自動車販売店が、販売台数のノルマを達成するために登録をしたものです。そのため車の状態としてはほとんど新車と同じとなり、その上で販売価格は新車よりも安くなっていることが多くなります。

ただし、この新古車は現品のみの販売となりますので、グレードやオプション品などを選ぶことができません。新古車は決算期などになるとディーラーの店頭に並ぶ機会が増えますので、そのとき、自分の好みや用途にマッチするものが見つかるようなら、購入を検討するのもありです。


3.アフターサービスが手厚い販売店を選ぶ

アフターサービスが手厚い販売店を選ぶ

次に、自分のイメージした車を売っていそうなお店を選びます。
車の販売店といえば、やはりディーラーさんを思い浮かべる方が多いかと思いますが、ディーラーさん以外でも車を取り扱っている販売店は多くあります。例えば、中古車販売店であったり、整備工場を持つガソリンスタンドなども新車・中古車を取り扱っているケースが多くあります。

信頼できるお店か、購入後の整備やアフターサービスはしっかりしているか、といった基準で販売店を選ぶとよいでしょう。
車は、普段からのメンテナンス次第でその寿命が数年単位で大きく変わります。せっかくのマイカーなのですから、できるだけ長く乗りたいですよね。

今はwebでいろいろな情報を入手できますので、気になっている車種やメーカー名などで近くにある販売店を調べてみましょう。
良いお店のwebサイトには、いくつかの特徴があります。

こまめに更新している。
ブログをよく書いている
(内容にも、スタッフの人間性がよく現れます)
お客様の写真や声がたくさん乗っている
購入したあとの点検や整備の体制についても、しっかり書かれている

このようなポイントを確認しながら、販売店を選びます。
販売店が決まったら、来店日時の予約をとりましょう。
予約をしたほうが、販売店もしっかり準備をしたうえで対応してくれます。

4.いよいよ販売店へ!不安を全て解消し、車種を決めましょう

いよいよ販売店へ!不安を全て解消し、車種を決めましょう

探している車のイメージや、最初に決めた優先順位を営業マンに伝えれば、丁寧に提案をしてくれるはずです。

もし最初から、絶対にこの車にする!と決めていても、それを出しすぎないほうが良いかと思います。
そのほうがいろいろと交渉できますので。
最終的に車種を決める際には、以下のようなことを確認しましょう。

試乗ができるか?

もちろんできるに越したことはありませんが、新車の場合は故障等のリスクはほぼありませんので、できなくてもあまり気にする必要はありません。

駐車場にちゃんと入るか?

意外と忘れがちなポイントです。機械式駐車場の場合は、高さも必ず確認しましょう。

モデルチェンジの予定はあるか?

もしモデルチェンジが近いなら、現行モデルの値引きが大きくなることもありますので交渉してみる価値はあります。

納車時期は?在庫はあるのか?

新車の場合通常は、契約してから納車まで1ヶ月~1ヶ月半くらいかかることが多いです。
発売されたばかりの人気車種ですと、数ヶ月以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。
もし在庫があれば、納車が早くなるうえに値引き交渉も行える可能性が高くなります。

納車後のサポート体制は?

販売店により大きく差の出る、とても大切なポイントになります。
点検、整備の体制や保証など、しっかり確認して納得できる販売店を選びましょう。


新車を購入した人が、次に乗り換えるまでの期間は平均7~8年です。(年々伸びてきています)販売店とは購入したあとも長い付き合いになります。

車は高い買い物ですので、どうしても「できるだけ値引きしてくれるお店で買いたい!」 と考えてしまうものですが、「信頼のできる販売店を探し、信頼関係を築く」ことのほうが重要です。

車は自分や大切な人の命を運ぶ乗り物です。
ぜひ、安心して乗り続けられることができる体制のお店を選んでください。

値引き交渉のポイント

納入後のサポート体制がしっかりしていることは大前提ではありますが、それでも少しでも安く購入したいというのは、もっともな感情です。値引きのコツとしては、まずは購入時期。2月に行われる3月決算フェア、8月中旬から開催される中間決算フェアなど増販フェアは売れ行きを伸ばすために行うものなので、購入時期としては、大チャンスです。また、お店が「売りたいのに売れない車」や「モデル末期の車」は、大幅値引きが期待できるといわれています。


購入方法は?お金はどうやって用意する?

車というのは高い買い物です。
家電のように現金で買ったり、カードの一括払いで買う、というのはなかなか難しいものとなります。そこで多くの人が利用しているのが、カーローン、つまり分割払いです。

カーローンにはさまざまな種類があります。
一般的なのは販売店が用意しているカーローンです。
これは信販会社と自動車販売店が提携をして提供しているもので、購入する車を担保としているため、審査が通りやすいというメリットがあります。
ただ、ローンの支払いが終わるまでは、車の所有者は自動車販売店となりますので、ローン期間中に車を乗り換えたい、などという場合の手続きは若干面倒なものとなります。
また、後述の銀行などのカーローンに比べると、金利が高めだったりします。
ただし、ディーラーなどでは車をたくさん売りたい時期、たとえば決算期などに、カーローンの金利を下げるキャンペーンをする場合もありますので、そういうときに契約をすると有利となります。

またディーラーなどでは、残価設定型カーローンも用意されています。
これは契約期間後のクルマの価値を新車価格から差し引き、その残った金額を分割で支払うというものになります。
支払額が新車価格よりも低くなりますので、月々の支払額もそのぶん安くなりますが、契約期間終了後は車を返却するか、乗り換えるか、あらためて買い取るかという判断をする必要があります。
また契約期間終了時の車の状態が、最初に設定した価値よりも低くなっている場合には、追加料金を支払うことになる可能性があります。
たとえば軽くこすった傷があるとか、走行距離が想定以上に多かったなどという場合が、これにあたります。その点から、車を普通以上に気を付けて使っておく必要がある、というのが注意点となります。

銀行など、金融機関で用意されているカーローンは、銀行などが自動車販売店に一括で購入代金を支払い、その金額と金利をユーザーが銀行に支払っていく、というものとなります。
そのため手続きの流れとしては、まずカーローンの申し込みをし、次に自動車販売店で購入する車の見積もりを作ってもらって支払額を確定し、その後、審査に通って初めて利用できるというものとなります。

金利の面などでは自動車販売店のカーローンと比べると安いのですが、手続きの複雑さと、自動車販売店のカーローンと比べると審査が厳しい、という面があるのが注意点です。
給与の振込や光熱費などの引き落としとして利用している銀行なら、審査が通りやすくなる傾向がありますので、まずは普段利用している金融機関で相談をする、というのがベターといえるでしょう。


新車・中古車購入の契約に必要な書類と手続き

車が決まって無事契約!おめでとうございます!
しかし、車はそのまま乗って帰るようなことはできません。
納車までの間に、国や自治体への登録など手続が必要になります。

必要な書類を揃えるのに手間取ってしまって、納車が遅れてしまう… そんなことにならないために、前もって必要な書類や手続の流れを確認しておきましょう。

免許証(本人確認資料)

オートローンを利用する場合、審査に必要となります。 銀行のマイカーローンを利用する場合は、他にも所得証明書などの書類が必要となります。

実印&印鑑証明書

印鑑登録をしていれば、印鑑登録証などですぐに発行できます。複数枚必要な場合もあるので、必要枚数を販売店に確認しましょう。
印鑑登録をしていない場合は、市役所で登録が必要です。実印を持っていなければこの機会に作成しましょう。(シャチハタはNGです)

軽自動車の場合や、ローンなどで所有者名義が本人以外の場合は、実印と印鑑証明は不要となりますが、代わりに認印住民票が必要になります。

車庫証明書

賃貸物件であれば、管理会社から保管場所使用承諾証明書を発行してもらい、所在地と配置図とあわせて警察署に申請することで発行してもらえます。
発行には印紙代が2,500円前後必要になります。(自治体により異なります) 車庫証明書の発行は販売店が代行してくれる場合もありますが、別途1万円程度の手数料が発生します。

販売店が用意する書類(委任状/譲渡証明書)に署名と押印

委任状とは、車の登録や名義変更の申請を販売店に委任するものです。
書類は販売店が用意してくれるので、そこに署名と捺印を行います。 譲渡証明書は、下取りがある場合に必要となる書類で、これも販売店が用意してくれます。

任意保険の切替手続き

今の任意保険をそのまま引き継ぐ場合は、車両が変更となる旨を損保会社に連絡します。
販売店の勧める保険に切り替える場合は、現在の任意保険の証券が必要になります。

(下取りがある場合)下取りをする車の車検証、自賠責保険証、リサイクル券の預託証明書、自動車税の納税証明書

引っ越しをして各書類の住所が違う場合は、住民票や転出証明が必要になる場合もあります。この手続はとても面倒になる場合がありますので、引っ越したら、車検証の住所を忘れずに変更するようにしましょう!
自動車税が未納の状態では、車は売却できません。未納の場合は納税が必要になります。



これらの手続きが終われば、いよいよ納車です!
最近では納車に力を入れている販売店が多く、「納車式」なんてイベントで素敵な記念品がもらえることも…
ぜひ素敵なカーライフを満喫してください。

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開発責任者
安田倫
[この記事の執筆者]

自動車業界歴15年。株式会社MICに入社後は車関連の商品やサービスの新規開発に携わり、現在はニコノリの事業責任者を務める。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。
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