維持費の目安
[掲載日:2025年4月11日]
スペーシアの維持費はどのくらい?
項目別に費用の目安を紹介
スペーシアの年間維持費は約19万円が目安となります。スペーシアは、スズキが展開し、高い人気を集めるスーパーハイトワゴンです。この記事では、スペーシアを所有する場合、どのくらいの維持費がかかるのか、費用項目別で解説します。また、維持費の管理が面倒、難しいといった人におすすめのサービスも取り上げているため、スペーシアに興味のある方、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
この記事の執筆者
柴田 和也
スペーシアは、スズキが展開するスーパーハイトワゴン系モデルです。パレットの後継車として2013年に初代モデルが登場して以降、高い人気を集めています。スペーシアの特徴の1つが、車高を高くすることによって広々とした室内空間を確保している点です。
また、リアには両側スライドドアを取り入れており、誰でも乗り降りしやすくなっている点が特徴です。ファーストカーとして活用できるのはもちろん、セカンドカーとして購入する方も少なくありません。
ここでは項目別にスペーシアの維持費がどのくらいなのか解説します。ここで取り上げる費用項目は以下のとおりです。
- ・車検費用
- ・自動車税
- ・ガソリン代
- ・任意保険
- ・メンテナンス費用
スペーシアの購入を検討している方、興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
2-1.車検費用
車検費用は大きく分けて法定費用と車検基本料に分けられます。そもそも車検は新車登録をしてから3年後、それ以降は2年に1回受けなければならない定期点検のことです。車検を受けていないと公道の走行ができないため注意しなければなりません。言い方を変えると、車を所有する上では、必ず車検費用がかかるということです。法定費用と車検基本料がどのようなものなのか解説します。
2-1-1.法定費用
法定費用は、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代を合わせた費用のことです。この法定費用は国や自治体に収めるものであり、業者によって違いはないため、費用差を気にする必要がありません。
自動車重量税は、自動車の重さなどに応じて課される税金のことです。スペーシアの場合、新車で購入すると一律6,600円がかかります。また、スペーシアの一部のグレードではエコカー減税が適用されることから、5,000円となるケースもあります。
自賠責保険は、車を運転する人全員に加入が義務付けられている保険であり、保険料は保険会社に関係なく同じです。
印紙代は、証紙代金のことです。検査費用や車検証の発行手数料などを支払う際に発生する発行手数料などを支払う際に支払います。この印紙代は整備工場の種類によって異なり、軽自動車であれば、認定工場なら2,200円、指定工場なら1,800円です。
2-1-2.車検基本料
車検基本料は、点検費用、整備費用、代行手数料などから構成される費用であり、車検業者に対して支払うものです。そのため、業者によって価格が異なります。そのため、基本料金に関しては、車検業者に見積もりを依頼し、比較したうえで納得できる業者を選ぶべきです。業者によっては1万円台前半のケースもありますが、平均して3〜4万円程度はかかると考えておきましょう。安さだけでなく費用に何が含まれていて、何が含まれていないのか、対応してくれるスタッフの雰囲気、実績などトータルで判断することをおすすめします。
2-2.自動車税
自動車税は車の排気量に応じて課される税金のことです。スペーシアのような軽自動車の場合、規格が660cc以下に設定されているため、税金は一律で1万800円/年となっています。なお、自動車税は、毎年4月1日時点でその軽自動車を所有している人に対して課されるものであり、各自治体から納税通知書が届きます。支払いは、銀行や郵便局、コンビニなど、公共料金と同じように支払えるため、忘れないように期限内に納付してください。
また、新車登録してから13年以上が経過すると自動車税が増加するため注意が必要です。具体的には、税額が15%増の1万2,900円となります。
2-3.ガソリン代
ガソリン代は、普段どのくらい車に乗るのか、年間の走行距離はどのくらいになるのかによって異なりますが、目安としては1万7,910円~5万9,700円/年です。
この金額は、ガソリンタンクの容量が27リットルであるスペーシア HYBRID X(FF)で、1L150年換算のガソリンを入れた場合を想定しています。この条件の場合、走行場所によって違いはありますが満タンで約715km走行可能です。
もう少し具体的に説明すると、毎日車を利用する人、つまり年間走行距離が10,000kmを超える人は、年間5万9,700円がガソリン代の目安です。また、年間走行距離が7,000km程度で、休日に主にドライブなどを楽しむ程度の人であれば、4万1,790円が年間のガソリン代の目安となります。
そして、年間走行距離5,000kmで、時々出かける際に車を使うといった人であれば、2万9,850円、そして年間走行距離3,000kmで近所での買い物や送迎に使う程度の人であれば、17,910円が年間の目安となります。
実際には、そのときのガソリンの相場によって具体的な価格は異なりますが、目安の1つとしてください。
2-4.任意保険
スペーシア所有者が、任意保険に加入する場合、年間4万円が保険料の目安です。先ほど紹介した自賠責保険は車の所有者全員に加入が義務付けられている保険ですが、任意保険は「任意」という言葉の通り加入は自由です。しかし、万が一のトラブルや事故を起こしたときに備えて加入するケースが一般的となっています。
スペーシア所有者の目安は4万円/年ですが、実際には年齢や運転歴、免許証の色などによって保険料が変わってくるため、こちらは前後するものと考えてください。インターネット上では、保険料のシミュレーションができるサイトなどもあるため、そういったサイトを活用して具体的な費用を算出するのがおすすめです。
2-5.メンテナンス費用
車は消耗品であるため、所有するとなるとどうしてもメンテナンス費用がかかります。最低限の消耗品に対するメンテナンス費用を考えても、スペーシアの場合、年間5万円程度はかかると考えてください。ただし、消耗品は消耗スピードが異なるため、年によっては消耗品の交換が少ない年、逆に一気にまとめて消耗品を交換し、出費が多くなる年があると理解しておきましょう。
特に、消耗品の中でもタイヤの交換は費用が高くなりやすい傾向にあります。しかし、出費を抑えるためにタイヤ交換をしないままでいると思わぬ事故につながる可能性があるため、交換すべき時は出費を惜しまずに支払うことが大切です。
タイヤ以外にも、エンジンオイルやバッテリーなどは、定期的な交換が必要です。交換はガソリンスタンドで頼めるほか、車検の際にも点検と合わせて修理や交換を依頼することもできます。なお、ガソリンスタンドの場合、交換費用は店舗によって異なるため、よく比較するようにしてください。
ここまでスペーシアの維持費について解説しましたが、車を所有する場合、さまざまな費用がさまざまなタイミングで発生するため、急な出費等に備えてあらかじめ予算を確保しておく必要があります。
しかし、そのような予算を確保できるだけの余裕がない、いちいち管理するのが面倒といった人も少なくないでしょう。そのような人には、カーリースの利用がおすすめです。カーリースは、リース会社が所有する車を年間単位で借りて利用することです。所有者は自分自身ではありませんが、契約期間中は、ほとんど自分の車と同じ感覚で利用できます。
また、車検費用やメンテナンス費用、税金などは全て月額料金に含まれているため、出費の予測を立てやすい点も特徴です。
月々の維持費の計算や管理が手間に感じる方は、ぜひカーリースでスペーシアに乗ってみてはいかがでしょうか。
ニコノリでは、スペーシアをはじめとしたさまざまな車種を取り扱っているため、興味のある方は、ぜひ検討してみてください。
今回は、スペーシアの維持費について解説しました。スペーシアを所有する場合、車検費用や自動車税、ガソリン代、任意保険、メンテナンス費用など、さまざまな費用が発生します。それぞれ支払いのタイミングは異なるほか、費用の目安も数万円単位のものもあるため注意が必要です。維持費の管理や予算の確保が難しい方は、ニコノリのようなカーリースサービスの利用も検討してみてください。