車のサブスクは高い?
[掲載日:2022年9月12日][最終更新日:]
【2024年版】車のサブスクは高い?
現金やローンとのコスト比較と、安く利用するコツを解説
車をサブスクで利用する場合と、現金やローンで購入する場合を比較すると、支払い総額で「30万円〜50万円」も安くすることができます。(後述の当社試算による)
これだけをみると車のサブスクが圧倒的にお得ですが、注意しなければならないのは、車のサブスクでは「契約期間終了後は車を返却するか、買い取る必要がある」ということです。
ここでは車のサブスクのコスト比較、車のサブスクの特徴、そして車のサブスクをさらに安く利用するコツなどを説明します。また、おすすめのサブスク会社5社もご紹介します。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
▼もくじ
- 車のサブスクは高い?新車購入と費用を比較
- さらに車のサブスクを安く利用するコツは?
2-1.走行距離制限を短くする
2-2.中古車のサブスクも検討する
2-3.契約期間を長くして月額利用料金を抑える
- 車のサブスクはこんな人におすすめ
3-1.初期費用を抑えて車に乗りたい
3-2.車に関する支払いの管理をラクにしたい
3-3.長距離を走る機会が少なく、走行距離が多すぎない
- 車のサブスク会社おすすめ5社
4-1.ニコノリ
4-2.コスモMyカーリース
4-3.リーズナブル
4-4.カーコンカーリース
4-5.SOMPOで乗ーる
- まとめ
- よくある質問
1.車のサブスクは高い?新車購入と費用を比較
車のサブスクは購入するのと比較して高い、というイメージを持っている方も多いようです。
そこでここでは、人気車であるホンダのN-BOXを使って、比較してみようと思います。
対象車はホンダN-BOXのGグレード。購入した場合のローン年数は5年として計算をし、サブスクも同じ5年契約の場合でどうなるのかを比べてみました。
ホンダ N-BOX Gグレード(単位:円)
|
ニコノリ |
ローン
(実質年率4.9%) |
現金一括 |
車両本体価格 |
月額
9,900×60回
=594,000
ボーナス加算
91,080×10回
=910,800 |
1,448,700 |
1,448,700 |
登録諸費用 |
40,000 |
40,000 |
リサイクル料金 |
8,400 |
8,400 |
環境性能割 |
0 |
0 |
ローン金利 |
193,914 |
- |
自動車税(5年間) |
54,000 |
54,000 |
重量税 |
6,600 |
6,600 |
自賠責保険(61カ月分) |
50,690 |
50,690 |
車検(法定2年点検) |
30,000 |
30,000 |
定期点検基本整備(5年間) |
218,000 |
218,000 |
5年間のお支払い総額 |
1,504,800 |
2,050,304 |
1,856,390 |
※掲載データはすべて当社調べとなります
※上記比較表におけるニコノリの金額は、5年間のクローズドエンド契約、5年間の走行距離6万km、メンテナンスパックは『ライトプラン』で計算しています
※契約期間終了後は『車両を返却』『車両を買い取る』からお選びいただけます
※金額等は予告なく変更する場合があります
この表を見ていただくと、車のサブスクの支払額が最も少ないのがお分かりいただけるかと思います。5年間の支払い総額では、約54万円もの差があります。
これは、車のサブスクは契約期間終了時の車の価値、いわゆる残価を、新車価格からあらかじめ差し引いた金額をベースに、利用料金を定めているからです。
ただ、ここで安いのだったら車のサブスクを使おう、とすぐに飛びつくのではなく注意をしておいていただきたいこともあります。
というのは、ローンを組んで購入した場合には、支払いが終わればその車は購入者ご自身のものとなりますが、車のサブスクでは、契約期間終了後は車を返却するか、買い取る必要があるということです。買い取りを希望される場合には、最初に設定されていた残価分を支払う必要があり、それを加えると総支払額はローンを組んだ時よりも高くなるケースが多くなります。
逆に言うと、5年ごとに車を乗り換える、というのであるなら、車のサブスクを利用したほうがお得になる、というケースも多くなります。
こういった点を考えて、賢くご利用いただければと思います。
2.さらに車のサブスクを安く利用するコツは?
上記の車のサブスクにおける試算は、あくまで一般的な条件で計算をしたものです。実は、これよりももっとお得に車のサブスクを利用できるケースがあります。
そのポイントとはどんなものなのでしょうか。
2-1.走行距離制限を短くする
車のサブスクは、残価を保つために走行距離の制限をしていることがほとんどです。その走行距離を短く抑えることができれば、その分月額の利用料金を抑えることが可能となります。
2-2.中古車のサブスクも検討する
車両自体の価格が新車よりも安くなる中古車のサブスクなら、その分新車よりも安い利用料金となります。ただ、中古車はすべてが1点ものですので、新車のように好きなボディカラーやオプション品を選ぶということができず、その時に在庫されている車からしか選べない、というのが難点となります。
2-3.契約期間を長くして月額利用料金を抑える
車のサブスクは、契約期間を長くするとその分、月額の利用料金を抑えることが可能です。ただご注意いただきたいのは、車のサブスクは基本的に契約期間中の解約ができない、ということです。
そのため、あまりに長期の契約とすると、ライフスタイルの変化に合わせて車を乗り換える、ということが難しくなります。契約期間を決める際には、その点も考慮していただければと思います。
3.車のサブスクはこんな人におすすめ
車のサブスクには、購入するのとは違う部分もありますが、そういうところが問題ないという人にとってはお得に車に乗ることができるサービスです。
ではどんな人が車のサブスクにマッチするのか、確認していきましょう。
3-1.初期費用を抑えて車に乗りたい
車のサブスクを利用するときは、購入するのとは違って頭金を用意する必要がありません。
そのため、まとまった資金がなくても車に乗ることができます。
3-2.車に関する支払いの管理をラクにしたい
車のサブスクは、契約期間中に発生する自動車税や車検費用、メンテナンス費用などが月額の利用料金に含まれています。
そのため、車に関する費用が月によって大きく異なるということが無く、家計の管理がラクになります。
自営業者の方などは、車を購入すると資産となるために税務処理が面倒ですが、車のサブスクの場合には、月額利用料金をそのまま経費とできますので、帳簿管理がラクになります。
3-3.長距離を走る機会が少なく、走行距離が多すぎない
前述したように、車のサブスクは残価を設定していますので、走行距離が多すぎると契約終了時に精算金が発生する可能性があります。
そのため、長距離ドライブが多いなど、走行距離が多い方に向いているとは言えません。
逆に、車は送迎やお買い物などで使うという方にはピッタリです。
4.車のサブスク会社おすすめ5社
最近注目を集めている車のサブスクですが、扱っている会社によってサービスプランはさまざまです。
ここではおすすめのサブスク会社の特長をご紹介します。
4-1.ニコノリ
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
185台以上 |
即納車掲載台数 |
150台以上 |
提携信販会社 |
4社 |
リース期間 |
1~9年から選ぶ |
月々のリース料
(ボーナス併用払い) |
5,500円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体/各種登録費用/メーカー保証3年間もしくは60,000km / 契約期間中の環境性能割/重量税/自賠責保険料(強制保険)/自動車税/車検(継続検査)/新車1ヶ月点検/新車6ヶ月点検/エンジンオイル交換(6ヶ月毎)/ウォッシャー液無料補充/バッテリー液無料補充/クーラント液の無料補充 |
-
カーリース販売実績No.1!※ニコノリ全体での2022年度オリコオートリース販売実績です
ニコニコレンタカーが運営している会社なので安心して利用できます。
-
新車のご契約から最短2週間で納車可能な「即納車」を多数ご用意しています。
ニコノリ独自の調達により、通常の納期よりも早い納期でご提供できます。
-
複数の信販会社と提携しているため、審査に通りやすくなっています。
例えば、A社で審査落ちをしてもB社で審査通過する可能性があるため、審査通過のチャンスが多くあります。
また、ニコノリ独自の「新しい基準で審査を受ける」カーリースもご用意しています。
-
オンライン販売も行っているので来店が不要です。
-
全国47都道府県のどこにでも納車可能!
オンライン販売車両は、ご自宅・またはご指定の場所での納車が可能です
-
オンライン販売でご契約した新車を対象に、リース期間の全期間に追加料金なしで特別保証が付いています。
さらに、走行距離制限もありません。
-
残価設定が0円で契約満了後に車がもらえる「もらえるパック」、車にあわせた残価設定がある人気の車におトクに乗れる「標準パック」を選べます。
-
リース期間中、ガソリン代が5円/L引きがあります
※オンライン販売でご契約の場合、ガソリン割引のサービスはご利用になれません。一部の店舗ではガソリン割引がない場合があります。
-
カスタマーセンターが365日営業!
知識をもったアドバイザーが丁寧に案内してくれます。
問い合わせは電話でもメールでもOK。
4-2.コスモMyカーリース
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
165台以上 |
即納車掲載台数 |
なし |
提携信販会社 |
3社 |
リース期間 |
3~9年から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払い) |
16,720円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体/各種登録費用/環境性能割/自動車税
※要望やメンテナンスパックの種類によって、車検/車検時にかかる税金や保険/重量税/自賠責保険は含まれます |
○コスモ石油のサービスなので、最大5円のガソリン割引きがあります。
○メンテナンスはメンテナンスなしのもの、フルメンテナンスから一部の消耗品交換を除いたもの、フルメンテナンスの3種類があります。
○9年リースは、コスモMyカーリースのある店舗でお申し込みが可能です。
4-3.リースナブル
取り扱いメーカー |
国内6メーカー |
掲載台数 |
45台以上 |
即納車掲載台数 |
なし |
提携信販会社 |
自社リース |
リース期間 |
3~5年から選ぶ |
月々のリース料
(ボーナス併用払い) |
6,600円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体/各種登録費用/自賠責保険/自動車税/メーカー保証5年/車検/基本点検/ 完成検査/代行料/重量税/登録印紙代 |
○自分の好きなタイミングで乗り換えや買取ができます。(乗換時の下取り額が残価を下回った場合、その差額分のみお支払いとなります。)
○保証はディーラー購入時と同じで、対応は近くのディーラー、リースナブルで対応をしてくれます。
○契約期間を3年と5年に絞り、走行可能距離を短めに設定することで月額料金を低く抑えています。
4-4.カーコンカーリース
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
160台以上 |
即納車掲載台数 |
55台以上 |
提携信販会社 |
3社 |
リース期間 |
3、5、7、9、11年から選ぶ |
月々のリース料
(ボーナス併用払い) |
8,000円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体価格/オプション代/環境性能割/新車登録時手数料/車検基本料/自動車税(期間分)/重量税(期間分)/自賠責保険料(期間分) |
○7、9、11年のもらえるプランは残価設定0円なので、契約満了後は車がもらえます。
○契約終了の2年前から解約金なしで返却・乗り換えが可能となります。
○福祉車両も掲載されています。
4-5.SOMPOで乗ーる
取り扱いメーカー |
国内全メーカー・輸入車 |
掲載台数 |
320台以上 |
即納車掲載台数 |
なし |
提携信販会社 |
1社 |
リース期間 |
3~9年から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払い) |
11,000円~ |
料金に含まれるもの |
車両代金(オプション含む)登録諸費用/各種税金(自動車税、重量税、自賠責保険料)/契約期間の車検やオイル交換メンテナンス費用/自動車保険 |
○オプション料を支払うことで免許返納オプション、中途解約オプションが利用できます。
○国産、輸入車のほぼ全メーカーの車が新車で選べます。
○残価保証オプションを付けると、乗り換え・返却時の精算が不要になります。
5.まとめ
今回は車のサブスクと購入した場合の比較をしてみました。
車のサブスクは、購入するよりも安く利用することができます。
また、頭金が必要なく、車に関する費用が月々の支払いに含まれているので、家計の管理がラクになります。
車の購入を考えている方も、車のサブスクを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
6.よくある質問
- Q.車を購入するのと、車のサブスクを利用するのとでは、何が違うの?
- A.車を購入するというのは、代金を支払ってその車をご自身の所有物にする、ということです。ローンを組んで購入する場合には、支払いが終わった時点で車は購入した方の所有物となります。
一方で車のサブスクは、契約期間中、利用料金を支払うことで車を使う権利を得るサービスです。所有車はサブスク会社となりますが、購入したのと同じように好きな時に車を使うことができます。
- Q.車のサブスクで気をつけたいところは?
- A.車のサブスクは契約期間終了時の車の価値を残価として新車価格から差し引き、その金額を元に利用料金を定めています。そのため、残価を損なってしまうようなこと、例えば走行距離が多すぎるとか、傷つけすぎた、などという場合には、契約終了時に追加で精算金を支払うことになる可能性があります。しかし、ごく一般的な車の使い方をしているのであれば、そういう心配をする必要はありません。
- Q.車のサブスクをなるべくお得に使うにはどうしたらいい?
- A.車のサブスクは残価を差し引いた車の価格が利用料金のもとになります。そのため、不要なオプション装備を省くなどすれば、その分利用料金は安くなります。また、走行距離を短く設定する、というのも有効な方法です。さらに、新車よりも安い中古車サブスクであれば、その分利用料金は安くなるため、新車にこだわりがない場合には、中古車サブスクも選択肢として考えておきたいところです。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。
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