社用車(商用車)をカーリースするメリット・デメリットを徹底解説!
昨今、個人向けカーリースを利用する人が増えていますし、個人ユーザーに向けたさまざまなサービスも用意されていますが、経費や導入費用を抑えたいという会社、法人にとって、カーリースというのは古くから利用されてきています。
そこでここでは、あらためて社用車(商用車)をカーリースするメリットとデメリットをご説明します。
自動車専門ライター 高田 林太郎
昨今、個人向けカーリースを利用する人が増えていますし、個人ユーザーに向けたさまざまなサービスも用意されていますが、経費や導入費用を抑えたいという会社、法人にとって、カーリースというのは古くから利用されてきています。
そこでここでは、あらためて社用車(商用車)をカーリースするメリットとデメリットをご説明します。
▼もくじ
ひと昔前のカーリースといえば、法人向けのサービスとして知られていました。これは、カーリースというサービスに、法人だからこそ受けられるメリットがあるからです。そのメリットの部分が、個人向けカーリースという分野でも評価され始めたことから、いまでは個人向けプランが豊富に用意されるようになっています。
法人が社用として使う車は、企業が購入して保有しているもの、というのは、ごく一般的な話です。
それにかわって法人向けカーリースというのは、企業が車を購入するのではなく、カーリースの会社が購入した車を、企業が年単位で借り受けて使う、というものとなります。
法人向けのカーリースが、個人向けプランと大きく違うのは、審査が法人対象のものになる、ということです。しかし、契約の流れ自体は、個人向けカーリースと大きな違いはありません。
流れの一例を挙げてみましょう。
(1).リース会社に希望の車種を伝えてプランなどを確認する
(2).店舗またはオンラインで具体的に車種やグレード、装備を決め、契約期間や利用料金などを決定する
(3).リース契約の審査を受ける
(個人の契約審査とは違う法人向けの審査を受け、それに通らないと契約ができない)
(4).納車
社用車をカーリースとすることは、法人にとってさまざまなメリットがあります。もっとも大きいのは、経費としてリース料金が処理できる、という部分です。
車は税務上、資産として扱われますので、購入した場合にはその代金を毎年減価償却していく必要があります。
しかしカーリースを利用すると、その利用料金を経費として計上することができ、そのぶん税務上有利になります。
ただし、契約内容によっては会計処理が異なってくる場合もありますので、注意してください。
車を所有する際には、法定費用の支払いが必要になります。しかしカーリースの場合には、そういった初期費用は必要ありません。大きな費用を用意せずに、社用車を準備できるわけです。
商用車には業務で使う際に便利なオプション装備がいろいろ用意されています。当然、購入する場合にはそのぶん車両代金が高くなるわけですが、カーリースではそのオプション代金が月々の利用料金に反映されることになります。利用料金は高くなるものの、購入した場合と比べると、負担が小さくなります。
レンタカーとは違い、購入したときと同じようにカーリースでも希望ナンバーを取得できます。
法人でナンバーを揃えるなどといったことも可能です。
社用車を所有した場合、メンテナンスや車検費用はすべて会社が支払うことになりますが、カーリースではその費用が利用料金に含まれています。また整備に関してもリース会社がおこなってくれますので、社用車の状態管理が容易になります。
社用車をカーリースで利用するのは、いいことだらけのようですが、注意すべき点もあります。それがどんなものなのか、見ていきましょう。
カーリースは契約期間終了後のクルマの価値を残価として設定することで、利用料金を安く設定しています。その価値を落とさないため、契約時に月間の走行距離制限を設けるケースが多くなります。
もちろん、走行距離が多くなる場合には、契約時にそういうプランを組めば問題ありませんが、利用料金はそのぶん割高になります。また、走行距離が事前の取り決めよりも多くなってしまった場合には、契約終了時に追加料金の支払いが必要となることもありますので、注意が必要です。
カーリースは原則として、契約期間の途中で解約をすることができません。そのため、利用料金を下げる意味から契約年数を長くしてしまうと、新型車が出ても乗り換えることができなくなってしまいます。
信用が大事な業務使用の車の場合、あまりに長期にわたって同じ車に乗り続けているということも難しいため、契約期間の設定は、利用料金との兼ね合いも含めて、慎重におこないたいところです。
個人向けカーリースでも元に戻すことができないカスタマイズは認められないのと同じで、法人向けカーリースでも、事業に使いやすいようにと車を改造することは認められていません。
例えば、軽トラックをリース契約して、その後にキッチンカーへと改造する、というのは認められていませんので、注意が必要です。
法人向けカーリースの審査項目は、設立してからの期間や事業規模などとなります。そのため、売上が少ない個人事業主や、設立して間もない法人の場合には、審査に通らないこともあります。
今回は社用車をカーリースするときの、メリットとデメリットについてご説明しました。
企業や個人事業主が事業に使う車を用意しようとするとき、購入すると減価償却をしていくことになりますが、カーリースを利用すれば、その利用料金は全額経費として計上できる、というのが大きなメリットとなります。
また、整備や車検に関する費用も利用料金に含まれているため、経費や車両の管理が購入したときよりもラクになります。
しかし、設立したばかりであったり、事業規模が小さい場合には、契約の審査に通りにくい、ということもあります。
契約した車は期間中の解約ができないため、新型車が出てもすぐに切り替える、ということも難しく、また使いやすいように改造する、ということもできません。
しかし、そういう注意点に気をつけておけば、会社にとってカーリースは、大きなメリットを受けられるシステムとなっています。
ニコノリは、新車や中古車を月々5,500円~の利用料金でご利用いただけるカーリースです。
もちろん、月々定額の利用料金には、契約期間中に必要となる車検や自動車税などの費用も含まれていますので、お支払いいただいた利用料金は全額、経費として計上することができます。
リース期間が1年からお選びいただける、というのも、おすすめしたいポイントのひとつです。走行距離や契約期間は、それぞれのご利用状況に合わせてプランを設定できますので、ぜひお問い合わせください。
お選びいただける車種は、国産全メーカーの全車種。もちろん自動車メーカーが用意しているオプション品も、ご自由にお選びいただけます。
社用車のカーリースをご検討の際には、ぜひニコノリのご利用もご検討ください。
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