短期リースのメリットと注意点
[掲載日:2021年5月11日]
マンスリーカーリースの便利な使いかた!
短期リースのメリットと注意点とは?
カーリースは5年や7年などといった、長期の契約をしなければならない、というイメージがあります。
しかしカーリースには、最短1ヶ月から契約できる、マンスリーカーリースとも呼べる、短期カーリースプランも用意されています。
レンタカーを1ヶ月借りるよりも安く車を使うことができる、というのが最大のメリットとなるのがマンスリーカーリースですが、しかし注意すべき点もあります。
今回はそんなマンスリーカーリースのメリットと注意点についてご説明します。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
▼もくじ
- マンスリーカーリースの便利な使い方
- マンスリーカーリースとは
- 短期のカーリースならではのメリット
3-1.レンタカーより安い
3-2.納車が早い
3-3.返却のタイミングが自由
3-4.中古車でも安心して乗れる
- マンスリーカーリースを利用するときの注意点
4-1.任意保険に加入する
4-2.車庫証明が必要
4-3.走行距離制限がある
4-4.レンタカーやカーシェアがオススメなケースとは
- まとめ
1.マンスリーカーリースの便利な使い方
最短1ヶ月から契約できるマンスリーカーリースは、以下のようなシーンで便利に使うことができます。
- 急ぎで用意したい通勤車や社用車
- 納車までのつなぎの車
- 数ヶ月間だけ車が必要
- 中古車を試してみたい
- 契約期間を気にせず車に乗りたい
マンスリーカーリースはレンタカーやカーシェアよりも利用料金が安く、長期契約のカーリースよりも納車が早いというメリットがあります。
また、短期間の契約なので、気軽に車を試すことができる、というのもメリットのひとつです。
2.マンスリーカーリースとは
一般的にカーリースというのは、1年〜9年という年単位での契約が基本となっています。
しかしそれでは契約期間が長すぎる、という消費者の声から生まれたのが、マンスリーカーリースです。
1ヶ月単位での契約ができ、都合のいいときに解約ができる、というのは、基本的に中途解約ができない長期カーリースにない、大きなメリットといえます。
また、マンスリーカーリースでは、リース会社が所有している、中古車をリース車として提供しているため、ひと月あたり2万6,000円程度から車を借りることができ、高級車でも4万円ほどの利用料金でリースが可能となっています。
リース会社が所有する車ということは、名義変更の手続きさえ終わればすぐに納車される、というのも、長期カーリースにはないメリットといえるでしょう。
3.短期のカーリースならではのメリット
マンスリーカーリースには、短期ならではのメリットがいくつもあります。
3-1.レンタカーより安い
長期出張先で車が必要、など、1ヶ月以上車を使う場合には、レンタカーよりも利用料金が安くなります。
Kクラス(軽自動車)車両で比較した場合(税込料金)
契約月 |
ニコリース |
ニコニコレンタカー |
1ヶ月 |
52,000円/月 |
77,000円/月 |
2ヶ月 |
78,000円/月 |
154,000円/月 |
3ヶ月 |
104,000円/月 |
231,000円/月 |
表を見ていただければわかるように、レンタカーを3ヶ月使うと23万1,000円の利用料となりますが、マンスリーカーリースでは10万4,000円と、半額以下となります。
このほかに必要な料金は、駐車場代と任意保険代ですが、駐車場代はレンタカーでも必要となるため、違いは任意保険代のみ。それを含めても圧倒的に利用料金は、マンスリーカーリースのほうが安くなります。
3-2.納車が早い
長期カーリースでは、利用者が新車を選んでリース会社が自動車メーカーに発注をするため、実際に納車されるまでには数ヶ月掛かります。
マンスリーカーリースの場合には、登録に必要な書類が準備されていれば、最短5日での納車が可能です。
急な出張や、突然の単身赴任などの場合、ストレスなく赴任先で車を使うことができます。
3-3.返却のタイミングが自由
一般的なカーリースは、数年後の契約満了までは解約できないというのが基本となります。
しかしマンスリーカーリースは、月単位での解約や更新が可能です。
そのため、先の予定が見えない、という場合でも、利用しやすくなっています。
3-4.中古車でも安心して乗れる
マンスリーカーリースでは、新車ではなく中古車をベースとしたリース車が用意されています。
しかし中古車といっても、車のプロが選んでリース会社が購入し、点検や整備を行ってリース車として準備をしているものなので、安心して使うことができます。
また、月々の利用料金にはメンテナンスの費用や自賠責保険代も含まれていますし、リース会社にはトラブルの相談窓口も設けられているため、安心です。
4.マンスリーカーリースを利用するときの注意点
非常に便利に使えるマンスリーカーリースですが、利用するときには押さえておきたい注意点があります。
それも踏まえた上で、賢く利用していきましょう。
4-1.任意保険に加入する
カーリースの利用料金には、自賠責保険は含まれていますが、任意保険は含まれていません。
自賠責保険は補償額に上限があり、実情では十分なものといえないため、任意保険への加入を強くオススメします。
4-2.車庫証明が必要
短期間のリース契約といっても、カーリースを利用するためには名義変更をする必要があり、車庫証明を取る必要があります。
この車庫証明は、申請してから発行されるまで、地域によっては7日から15日ほどの時間が掛かる場合もあるため、車庫の契約なども含めたスケジュール管理はしっかりしておきましょう。
4-3.走行距離制限がある
カーリースには長期でも短期でも、走行距離制限があります。
一般的には1ヶ月1,500km、というのが基本となりますが、これを超えた場合には、超過1kmあたり5円などといった、精算金が発生することになります。
4-4.レンタカーやカーシェアがオススメなケースとは
マンスリーカーリースは1ヶ月単位での契約となりますので、それよりも短い期間でしか車を使わない、という場合には、レンタカーやカーシェアを利用したほうがお得になる場合があります。
またカーリースでは自賠責保険や任意保険の負担が発生しますが、レンタカーやカーシェアでは代わりになる免責補償がついているため、新たに保険に加入する必要はありません。
そのため、1ヶ月以内での利用では、レンタカーやカーシェアがオススメとなります。
5.まとめ
今回はマンスリーカーリースの特徴やメリット、注意すべき点についてご説明しました。
突然の長期出張などで、出張先で車が必要となったときなどに使いやすいマンスリーカーリースですが、登録するための書類を用意しなければならない、任意保険に加入しなければならないといった、注意点もあります。
とはいえ、1ヶ月以上車を使う場合には、レンタカーやカーシェアよりもお得に車を使うことができます。
とりあえず1ヶ月は赴任が決まっていて、その先は現状わからない、という場合にも、マンスリーカーリースは月単位での解約ができるため、利用しやすくなっています。
ご自身の状況も踏まえて、ぜひお得に利用できる方法を選んでいただければ、と思います。
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すべての車は、車のプロが選んで二コリースが購入し、自社整備工場で整備を行ってリース車として提供していますので、安心してご利用いただけます。
もちろんリース料金には、利用期間中に発生する税金や点検・整備費用が含まれていますので、ご利用に際して必要となる費用は、燃料代と駐車場代、任意保険代のみとなります。
マンスリーカーリースをご検討の際には、ぜひ二コリースもご検討ください。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。
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