社用車リース
[掲載日:2021年5月11日]
社用車リースが人気な8つの理由!
自社はカーリース・ローン・購入のどれが向いている?
個人向けカーリースが注目を浴びている昨今ですが、もともとカーリースは法人向けのサービスとして誕生したものです。
その法人向けカーリースの人気が、再び高まっています。
その大きなポイントは、経費処理が楽になるという点や、高頻度で車の入れ替えができるという点、そしてメンテナンスなどをリース会社に任せられるといった点です。
今回は再び人気が高まる社用車リースについてご説明します。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
社用車としてカーリースを利用している法人が増えています。
2018年に矢野経済研究所が行った調査によると、社用車のカーリース率は年間3%の成長率を保っているそうです。
ではなぜ、社用車リースの人気が高まっているのでしょうか。
そのポイントを見ていきましょう。
1-1.頭金がいらない
カーリースは月々のリース料金以外に頭金を用意する必要なく、車を利用できます。そのため、現金で購入するときのように資金調達をしなくてよく、複数台を一気に調達したいときに便利です。
1-2.リース料が毎月定額
月々のリース料金には登録諸費用や自動車税、自賠責保険、車検時の法定費用や整備料金などが含まれているため、初期費用や維持費などで突発的な出費が発生しません。
1-3.『残価』ぶんお得に借りられる
カーリースでは契約期間満了時の車の価格を残価として設定し、リース料から控除しているため、購入するときよりも支払額を押さえることが可能です。
1-4.経費処理が楽になる
車を購入すると、固定資産として計上し、減価償却をする必要があります。
そのため財務諸表が重くなったり、経理処理の手間が増えたりしてしまいますが、カーリースの場合はリース料金を経費として計上するだけなので、計算の手間が掛かりません。
1-5.車検代なども全額損金算入できる
個人事業主の場合、会社と家業の兼用で車を使っている人は、その割合を決めて車検代などを経費計上する、按分を決める必要があります。
社用車リースの場合には、リース料に車検やメンテナンス代が含まれているため、全額を費用として計上できます。
1-6.高頻度で新車に乗り換えられる
短期間で車の購入を続けると、大きなコストが掛かってしまいますが、カーリースは5年などリース期間を短くすれば、契約満了と同時に車を返却し、また新しい車に乗り換えることができます。
いつも新品の車に乗っていると、会社の信頼性アップにもつながります。
1-7.メンテナンスをリース会社にお任せできる
自社整備工場を持つカーリース会社では、メンテナンスをリース会社にお任せすることができます。
たとえばニコノリでは、半年ごとに点検のお知らせをし、自社工場での整備を行っています。
社用車の管理という面に掛かる時間を省くことは、業務の効率化につながります。
1-8.オンラインで見積もりから納車までが完結する
カーリース会社の中には、電話やメール、郵送手続だけで新車が届く、オンライン販売を実施しているところもあります。
Webでの商談も可能なので、車両選択時の時間の短縮、業務の効率化につながります。
こうやってみるといいことだらけのような社用車リースですが、場合によってはカーリースでの社用車調達が向かない場合もあります。
次のポイントに当てはまる会社や個人事業主は、社用車リースを見送った方がいいかもしれません。
2-1.中途解約する可能性がある
支店数の削減や事故、盗難などによって、リース契約を解約する必要があっても、カーリースは原則、中途解約ができません。
やむを得ない事情で中途解約する場合には、残り期間のリース料などを支払う必要があります。
2-2.走行距離が超過しそう
基本的にカーリースは、走行距離制限が設けられています。運輸業でのリース車の使用や、営業車などでのリース車の使用など、走行距離が超過しそうな場合には、契約満了時に超過費用を支払う恐れがあるため、注意が必要です。
2-3.会社の与信に不安がある
資金の借り入れなどと同じく、カーリース契約には審査があります。
創業まもない企業や、資本金が300万円未満、事業内容が水商売系である場合などは、その審査に通りにくくなります。
詳しくは『カーリースの法人審査を通したい!通過できる目安とコツを知ろう』をご覧ください。
社用車が必要となったとき、一括払いでの購入とカーローンでの購入、そしてカーリースの利用という手段があります。
どんな会社がそれらの手段に向いているのか、まとめてみました。
カーリースが向いている会社
- 頭金を準備する余裕がない
- 複数台を一気にそろえたい
- 楽に経費計上をしたい
- 総務や経理などの管理体制が整っておらず、サポートを受けたい
一括購入が向いている会社
- 走行距離が長い
- まとまった金額を準備できる
- 総務や経理などの管理体制がしっかり整っている
ローン購入が向いている会社
- 頭金を準備する余裕がある
- ローンの期間を決めたい
- 車を自由にカスタマイズしたい
社用車カーリースといっても、使用の用途はさまざまです。
そこで用途に応じた人気の車種をピックアップしてみました。
4-1.荷物を積んで顧客に届けるのがメインの場合
比較的小さい商品を素早く顧客に届けたい、というときの社用車として人気なのは、積載性の高いプロボックスや軽バン/軽トラックとなります。
4-2.営業まわりでの移動に使いたい
営業まわりのツールとしての車は、燃費の良さから選ばれています。やはりハイブリッド車が人気です。
4-3.役員車として使いたい
役員車で根強い人気となっているのはセダンですが、最近ではミニバン人気が高まっています。
トヨタ クラウン
今回は人気が高まっている社用車カーリースについてご説明しました。
社用車カーリースは多額の費用を準備しなくても複数台の導入が可能で、リース料金を全額経費算入できる、という経理上のメリットも大きいものとなります。
社用車でとかく軽視されがちな、定期的なメンテナンスをリース会社に任せることができる、というのも、メリットのひとつです。
ただ、リース契約には審査があるため、創業まもない会社などは、注意が必要となります。
定期的に新車に乗り換えることが可能なため、信用度という点でもメリットがある社用車カーリースは、これからも利用する企業が増えていくのではないでしょうか。
参照サイト:日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP487149_W8A800C1000000/)
>>ニコノリ法人・個人事業主様向け新車カーリースのご案内はこちら
ニコノリでは、国産全メーカーの全車種から、お好きな車を選んでいただくことが可能ですので、業務にもっとも適した社用車を選ぶことが可能です。
法人契約の場合には、リース車両は固定資産ではなく、賃貸借契約となるため、リース料金は損金としての参入が可能となり、現金購入では得られない節税効果を得ることが可能となります。
さらに、購入時や契約期間中に発生する税金や車検の費用はすべてリース料金に含まれているため、経費管理の簡略化が可能ですし、メンテナンス費用もリース料に含まれているため、車両管理の手間が省けます。
社用車のリース化をご検討でしたら、ぜひニコノリをご検討ください。