中古車の保証
[掲載日:2021年4月30日][更新日:]
中古車に保証は必須!4種類の概要と確認したいポイント
新車よりも安い価格で車を買うことができる、というのが、中古車を購入するときの最大のメリットです。
そのかわり中古車は、まったくの新品である新車とは違い、それまでどういう使い方をしていたのかが分かりにくい、という注意点があります。
その不安を和らげてくれるのが、保証です。車の不具合をカバーしてくれる保証は、事故による損害をカバーする保険とは違うものとなります。
今回はその保証の概要や確認しておきたいポイントについてご説明します。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
▼もくじ
- 中古車は保証付きを!その理由とは?
1-1.保証は『自然故障』を、保険は『事故による故障』をカバーする
1-2.中古車に保証が必須な理由とは
- 中古車保証には4種類がある
2-1.メーカー保証
2-2.ディーラー保証
2-3.中古車販売店保証
2-4.中古車情報サイトの保証
- 後悔しない! 保証をつけるときのチェックポイント
- 保証なしの中古車の賢い選び
- 中古車に不安があれば中古車リースの検討を
- オススメ中古車カーリースTOP5
- まとめ
1.中古車は保証付きを! その理由とは?
中古車を購入するときに問題となりがちなのが、その車がどういう状態なのかわかりにくい、ということになります。
車というのは普段のメンテナンスや使用状況によって、状態が大きく違ってしまうものです。
そのため場合によっては、中古車として購入した直後に故障をしてしまうことも、可能性としてはないわけではありません。
そんな故障に対応してくれるのが『保証』となります。保証は、言葉は似ていますが『保険』とは違うものとなるため、注意が必要です。
1-1.保証は『自然故障』を、保険は『事故による故障』をカバーする
『保証』というのは、車を通常に使用しているときに起きた故障や不具合に対して、その修理費用などをカバーしてくれるものとなります。一般的に新車では、自動車メーカーが3年とか5年という期間、保証をつけています。
一方『保険』というのは事故や災害によって生じた損害に対して適用されるものです。故障や損害をカバーしてくれる、という部分については同じですが、対象となる範囲が違っていることに注意をしてください。
1-2.中古車に保証が必須な理由とは
中古車は、極端な言い方になりますが、同じ年式の同じ車種であっても、それまでの扱い方やメンテナンスの状況などによって、状態の善し悪しに大きな違いがあります。
状態の違いというのは、つまりは車を構成している数多くの部品の、劣化の度合いが違う、ということです。
そのため、故障が起きる可能性は、確実に新車よりも高くなってしまいますし、保証がなく、直すのにお金が掛かるからといって、小さな不具合を直さないまま車に乗り続けていると、より大きなトラブルに見舞われる可能性があります。
無用なトラブルを防ぐためにも、保証を付けておくことは必須なのです。
2.中古車保証には4種類がある
中古車には、大きくわけて4種類の保証があります。ここでそれぞれの違いを見ていきましょう。
2-1.メーカー保証
まず、メーカー保証です。新車には自動車メーカーの保証がつけられています。近年では3年とか5年とかという期間と、6万kmや10万kmという走行距離内でのメーカー保証というのが一般的です。
年式が新しい中古車の場合には、そのメーカー保証の残存期間内であれば、保証の継承手続と、若干の手数料を支払うことでメーカー保証を引き継げます。
自動車メーカーの保証は、内容が手厚い、というのも特徴です。
2-2.ディーラー保証
自動車販売店であるディーラーが販売している中古車では、そのディーラーが独自に保証をつけている場合もあります。これは自動車メーカーの保証に匹敵するレベルで内容が充実していることが多く、修理費用が無料となっているケースも多くなります。
2-3.中古車販売店保証
中古車販売店が独自に保証をつけているケースもあります。お店によってその内容や保証の期間や走行距離が違っていますので、その点の確認は確実に行ってください。
多くの場合、自動車本体の販売価格内での修理を保証する、というものとなっていて、保証期間は3ヶ月〜半年、走行距離は1000km〜5000kmというものとなります。
2-4.中古車情報サイトの保証
中古車情報サイトを通して中古車を購入した場合につけることができます。多くの場合にはわずかな保証金を支払う必要がありますが、保証期間の長さや、保証してくれる項目が多いので便利です。
3.後悔しない!保証をつけるときのチェックポイント
保証といっても、その適用範囲があまりに狭かったり、期間が短すぎたりすると、不具合がわかったけど直してもらえなかった、ということにもなりかねません。
そのため、保証をつける際には、以下のようなチェックポイントに注意をしてください。
- 保証期間
- 走行距離制限
- 保証範囲
- 修復歴ありの車も対象かどうか
- 修理を行う際の自己負担の有無
保証は一般的に、ワイパーのゴムやランプ類に使われている電球といった、電装品や消耗品は適用範囲に含まれておらず、エンジンやブレーキ関係など、重要なパーツが対象となっています。
しかしこの適用範囲は、保証によって違ってきますので、かならず内容を確認し、不明点があった場合にはその場で確認をするようにしましょう。
また保証期間や走行距離制限は、長いほうが不具合を発見しやすくなります。
保証期間1ヶ月、走行距離1000km以内という場合では、不具合がわかったときには保証期間が過ぎていた、ということにもなりかねません。
可能であれば保証期間6ヶ月、走行距離5000km以内、というのを目安にしていただければと思います。
4.保証なしの中古車の賢い選び
なるべく安く中古車を買いたい、という場合に目が留まるのは、保証なし現状渡し、という車です。
これは納車前の整備なし、保証もなしで、販売されている車をそのまま引き渡します、というものになります。
その場合には、購入者自身が、自己責任で車の状態を判断しなければなりません。
保証なしの中古車を購入する時に最低でもチェックしておきたいポイントは、以下の通りです。
- 年式と走行距離
- キズや凹み、汚れ、臭い、異音
- タイヤの減り具合
- すべての電装品が作動するかどうか
- 定期点検記録簿があるか
これらチェックポイントの詳細については『初めての中古車の選び方!5つのポイントで賢く選ぼう』を参照してください。
5.中古車に不安があれば中古車リースの検討を
いろいろ考えると中古車を買うのはちょっと不安だ、という場合には、中古車リースを利用する、というのがオススメです。
プロが選んで整備をした中古車をリース車として提供しているのがこの中古車リースですので、この時点でとても安心です。サービスとして中古車保証がついている中古車リースもあります。
ニコノリ中古車では利用料金も月々5,500円〜となっていますし、契約期間終了後には、その車がご自分のものとなりますので、まとまったお金を用意するのは難しいけど車を購入したい、という人にもオススメできます。
6.オススメ中古車カーリースTOP5
数ある中からオススメの中古車カーリースをご紹介します。
※掲載されている車体台数、リース料などは本記事掲載時の内容です。
- 1位:ニコノリ中古車
- 2位:MOTAカーリース
- 3位:ORIX カーリース・オンライン
- 4位:定額カルモくん
- 5位:ホンダマンスリーオーナー
【1位:ニコノリ中古車】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
330台以上 |
リース期間 |
1~7年から選ぶ |
月々のリース料
(ボーナス併用払い) |
5,500円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体代/登録時手数料/登録時車検整備費用(必要な場合)/重量税/自賠責保険料/自動車税/契約期間中の車検基本料/納車陸送費/車両保証代金 |
カーリース販売実績No.1!※ニコノリ全体での2022年度オリコオートリース販売実績です
ニコニコレンタカーが運営している会社なので安心して利用できます。
オンライン販売も行っているので希望に合った車が見つかりやすいです。
保証面も安心
中古車カーリースで不安な保証面をカバーするために、全車種に車両保証が付帯されています。
メンテナンスの内容も豊富に用意されています。
リース契約満了後は車がもらえます
自身のライフプランに合わせて、車を返却するか、そのまま所有するかを選べます。
カスタマーセンターが365日営業
知識をもったアドバイザーが丁寧に案内してくれます。
問い合わせは電話でもメールでもOK。
【2位:MOTAカーリース】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー/輸入車 |
掲載台数 |
2,400台以上 |
リース期間 |
3~6年から選ぶ |
月々のリース料
(ボーナス併用払い) |
8,500円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体代/自動車税/重量税/自賠責保険料/納車陸送費/オプション代/名義変更時手数料/車両保証代/消費税 |
自動車メディア「MOTA(モータ)」が運営しています。
メンテナンスプランに加入した場合、車をもらうことができます。
年式が新しい車両も豊富です。
【3位:ORIX カーリース・オンライン】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
900台以上 |
リース期間 |
2~6年から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払いのみ) |
8,800円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体代/登録時手数料/登録時車検整備費用/自動車税種別割/重量税/自賠責保険料/納車陸送費/車両保証代 |
オリックス自動車が提供しているサービスです。
全商品リース満了後に車をもらうか、返却するかを選べます。
年式が新しく走行も少ない車両を取り扱うプレミアムプランもあります。
【4位:定額カルモくん】
取り扱いメーカー |
国内全メーカー |
掲載台数 |
3,000台以上 |
リース期間 |
3~10年から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払いのみ) |
13,400円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体代/登録時手数料/車両保証/契約期間中の自賠責保険料、各種税金/車庫証明手続代行費用/仲介手数料/整備費用/車検2年/納車陸送費/車両保証代 |
実店舗はなく、すべての手続きをネットで行います。
メンテナンスプランに加入時は、リース満期後そのままもらえるプランもあります。
【5位:ホンダマンスリーオーナー】
取り扱いメーカー |
ホンダ |
掲載台数 |
300台以上 |
リース期間 |
1か月~11か月から選ぶ |
月々のリース料
(月々均等払いのみ) |
29,800円~ |
料金に含まれるもの |
車両本体代/税金/自賠責保険料/車検/補償/メンテナンス/その他の諸費用 |
最短1か月から最長11か月の間、1か月単位で短期間の利用ができます。
ネット上のみの契約となります。
数か月の間だけ気軽に利用したいという方にオススメです。
7.まとめ
今回は中古車保証についてご説明しました。
中古車は状態の判断が難しいため、不具合が起きたときに役立つ保証があるとないとでは、安心感がまったく違ってきます。
実際私が昨年夏に購入した中古車も、走り始めてすぐに不具合が起きてしまいました。
その車は保証つきだったため、結局は返品返金ということになりましたが、保証がなかったら修理するのに車両購入費以上の金額が掛かってしまう可能性がありました。
中古車の保証にはメーカー保証やディーラー保証、中古車販売店保証、中古車情報サイト保証など種類がありますが、その車にどの保証がつくのか、保証の期間や走行距離制限がどのくらいなのか、そして保証の適用範囲はどうなっているのかを、しっかりと確認してください。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。
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- 第1部 動画開始 0:53〜
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- 第2部 動画開始 6:15〜
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