初めての中古車の選び方
[掲載日:2021年3月25日][最終更新日:2021年4月16日]
初めての中古車の選び方!
5つのポイントで賢く選ぼう
車に乗りたい、お得に車を手に入れたいというとき、中古車を買うというのも選択肢のひとつとなります。
中古車は新車と比べて価格が安いというメリットがありますが、そのかわり、誰がどのように使っていた車なのか、現在どういう状態なのかが分かりにくい、という点が不安です。
そこで今回は、どのような点に気をつけて選べば、賢い中古車選びができるのか、ポイントを絞ってご紹介していこうと思います。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
▼もくじ
- 中古車選びは、まず目的を整理しよう
- 状態が良い中古車を選ぶ5つのポイント
2-1.年式と走行距離
2-2.傷・へこみ・汚れ・臭い
2-3.タイヤの減り具合
2-4.電装系の動作不良
2-5.定期点検整備記録簿の有無
- お得になるタイミングを狙うのも大切
3-1.需要が落ちる4〜5月
3-2.販売店の決算期が多い3月や9月
3-3.フルモデルチェンジの時期
- 初めての中古車はリースもおすすめ
- まとめ
1.中古車選びは、まず目的を整理しよう
中古車、というとネガティブな印象を持つ人もいらっしゃるかもしれませんが、新車を購入するときと比べて価格が安く、車種や年式も豊富な中古車市場は人気が高く、流通している車の台数も非常に多いものとなっています。
車種や年式がいろいろ選べるということは、同じ予算を用意した場合、新車を購入するときよりも選択肢が多い、ということでもあります。
しかし中古車を選ぶときには、ご注意いただきたい点もあります。
それは同じ車種、同じ年式であっても車の状態が個体によって違う、ということです。走行距離はもちろん、外装や内装の状態もそうですし、オプション装備の違いなどもあります。
中古車選びは、いってしまえば一期一会。気になった車が自分の価値判断基準に当てはまれば買う、当てはまらなければ見送る、というシビアな判断をすることが、いい買い物ができるかどうかの分かれ目となります。
では、その価値判断基準とは、どんなものなのでしょうか。
まず大事なのは、ご自身がどういった車の使い方をしたいのか、はっきりさせておくということです。
たとえば休日にご家族と出かけるのがメインである、という場合には、全員が乗れるだけの大きさのある車が必要です。恋人と出かけるのがメインなら、ふたりで楽しく乗れるおしゃれな車でしょうか。通勤がメインであるなら、実用的な車を選ぶのもいいでしょう。
このように、目的を絞って条件の優先順位を整理しておくことが、中古車を選びやすくするポイントといえます。
2.状態が良い中古車を選ぶ5つのポイント
それでは、状態がいい中古車を選ぶときのポイントを、5つに絞ってご紹介していきます。
2-1.年式と走行距離
まず重要なのは走行距離です。中には、走行距離が多くても状態がすこぶるいい、という車もありますが、そういう車はごく少数と考えて間違いがありません。その基準となるのは、1年1万km。つまり、新車登録されてから3年経った車であれば3万km、5年経った車なら5万km、7年経った車なら7万kmということになります。
ここで3年、5年、7年という区切りを出しましたが、これはその年数がちょうど、車検の時期となるからです。
車のオーナーは車検をひとつの区切りとして、車の乗り換えを検討する傾向があります。
そのため、新車で購入された車は、この年数になると、中古車市場に出回ることが多いのです。
そういった車の中でも狙い目は、ちょっとだけ走行距離が多い、という車です。たとえば5年経過した車であれば、走行距離が5万kmをちょっと超えていると、5万km弱の車よりも価格が下がりがちとなります。
ただし、走行距離が多すぎたり少なすぎたりする車には、注意が必要です。
走行距離が多すぎる車の場合、ごくまれに、本当に車の好きな人が整備に気を使って乗り続けていた、ということもありますが、ほとんどの場合は、各部の機能で劣化が進み、修復するためには多額の費用と時間が必要となることが多くなります。
また、走行距離が少なすぎる車も、ごくまれに保管状態に気を使っていた車もありますが、ほとんどは走ることなく放置されていたために、部品の劣化やボディの腐食などを招いてしまっていることが多くなります。
そのため走行距離に関しては、1年1万km(多少の前後はオッケー)というのを基本としておきましょう。
2-2.傷・へこみ・汚れ・臭い
同じ車種で年式や走行距離が大きく違わないのに、中古車価格に差がある、という車は、外装や内装に何らかの問題があることがあります。
たとえば走るための機能に問題がなくても、ドアがへこんでいれば販売価格が安くなります。
同じように、ボディの擦り傷や室内の汚れ、臭いなどがひどい場合にも、価格が安くなります。
そういった問題点は、実際に車を確認できれば修理や対策できるかどうかも含めた判断ができます。
とくに、見てわかる傷やへこみ以外の、走行中の異音やシートのヘタり具合などは、試乗したほうが確認しやすくなりますので、可能な限り中古車を購入する前には、試乗することをおすすめします。
2-3.タイヤの減り具合
中古車のほとんどは、以前のオーナーが使っていたタイヤがそのまま、装備されています。
そのタイヤのチェックも大事なポイントです。
仮に、タイヤが偏摩耗していた場合は、その車のサスペンションに何らかのトラブルが出ている可能性があります。
また、走行距離が多いのにタイヤの溝が全体的に深い、という場合には、タイヤを交換していることが考えられます。ホイールが社外品であれば、カッコ良さを求めて交換したのかもしれませんし、純正ホイールだった場合には、きちんとタイヤにも気を使っていたドライバーが乗っていた車だったのかもしれません。
そうやって以前のことを想像していくのも、中古車選びの愉しいところといえます。
2-4.電装系の動作不良
中古車を選ぶとき、気になる個体が見つかったら、まずは動かせるものはすべて動かしてみましょう。
たとえばドアやボンネット、トランクを開け閉めして、閉まり具合や動きかたを確認してください。
さらに、大事なのは、電装品の確認です。
ライトのオンオフやブレーキ、ウインカーの点灯、パワーウインドウの開け閉め、エアコンの動作確認などは、かならず行っておきましょう。
これは実際に中古車を購入した後、納車時にも再度確認しておくことをおすすめします。
2-5.定期点検整備記録簿の有無
定期点検整備記録簿というのは、その個体がこれまでどういった整備や部品交換を行ってきたのか、記録しておく冊子です。これを見れば、その個体の履歴がわかり、そこからどんな使われ方をしてきたのかわかります。
つまり、この定期点検整備記録簿が付属している車は、そのぶん安心感が高くなります。とくに初心者ドライバーで中古車の購入を検討されているかたは、定期点検整備記録簿のあるなしを、購入の基準としてもいいでしょう。
ちなみに、販売時に定期点検整備記録簿がない、という車も、納車時には整備を行い、その時点からの定期点検整備記録簿が付属します。つまり、購入以降の整備記録は残ることになります。
これは車検を受ける際に必要となるものですので、大事に保管しておきましょう。
3.お得になるタイミングを狙うのも大切
3-1.需要が落ちる4〜5月
車というのは新車、中古車を問わず、新年度、新生活が始まる4月に向けた、2月から3月にかけてが、もっとも販売台数が多い時期となります。
逆にいうと、それを過ぎた4月から5月にかけての時期は、販売台数が減少する傾向が強く、この時期は中古車販売店としても台数を売りたいため、価格面で頑張る時でもあります。
欲しい車がこの時期に見つかった場合には、交渉次第では思っていたよりも多くの値引きが期待できるかもしれません。
3-2.販売店の決算期が多い3月や9月
中古車販売店の多くは、3月や9月が決算期となっています。当然販売店としては、実績を残すために1台でも多く売りたいため、価格面での頑張りが期待できます。とくに3月決算の場合には、新年度を前にしたかき入れ時となるため、3月中旬以降の購入が狙い目となります。
3-3.フルモデルチェンジの時期
これはいつ、と決まっているわけではありませんが、新車がフルモデルチェンジをしたときには、旧型のオーナーが新型へと乗り換えるため、その旧モデルの中古車が数多く中古車市場に流通するようになります。
そうすると以前から販売されていた旧モデルの中古車は、より販売が厳しくなるため、価格が下がる傾向となります。
旧モデルを狙っている場合には、プライスをチェックしておき、新型が発表された直後から値動きを確認し、下がったところで買う、というのがおすすめのタイミングです。
4.初めての中古車はリースもおすすめ
とくに、初めて中古車を買おうと思っているかたに提案したいのが、中古車リースを利用する、ということです。
中古車は個体によって状態がそれぞれ違うため、すべてがベスト、というモノを見つけるのが難しい買い物となります。
ここだけは納得できないけど、ほかの部分がほぼほぼ合格点だからよし、というような、どこかで妥協をしながら選ぶことが多い、というのが中古車購入でありがちなことです。
中古車リースであれば以下のようなメリットがあるため、中古車購入よりも安心して選べるでしょう。
- ベースの中古車はすべてプロが選び、整備している。
- 購入するのとは違い頭金がいらない。
- 税金や保険、車検費用などがすべて月額に含まれているので、急な出費がない
- いつでもサポートセンターに相談でき、メンテナンスもお任せできる。
- 契約期間終了後は、リースの継続や車両の乗り換え、車の買い取りが選択できる。
自分で中古車を探すのとは違い、状態が保証されているのは安心ですし、新車のリースよりも費用が安くすむ、というのは大きなメリットといえます。
ご自身にとって初めての車、という場合、予定していなかった出費の多さに驚きがちですが、リースであればすべての費用が月々支払う利用料金に含まれていますので、予算建てがしやすくなる、というメリットもあります。
初めての車として中古車リースを利用し、契約期間が終わって車のことがわかってきたらご自分の車を購入する、というのもおすすめの利用方法です。
5.まとめ
今回は中古車の賢い探しかたについてご紹介しました。
いい状態の中古車を探すときには、走行距離を基本にしながら、試乗をし、電装品など動かせるものは動かすことで、状態を判断していくことをおすすめします。
さらに、中古車販売店の売り上げが落ちる時期を狙っておくと、思った以上の値引きをしてもらえる可能性もありますので、市場価格の推移もしっかり確認しておけば、より賢く中古車を購入できます。
しかし、初めて車を選ぶので不安が大きい、という場合には、中古車リースを利用すれば、状態面での心配はなく、費用面でも不意の出費が減るため安心です。
これらの情報が、みなさんのより良い中古車選びの参考になれば幸いです。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
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