カーリースで失敗する5つの原因と失敗しないための方法とは
カーリースは月々定額で新車に乗れるけど、いろいろ制約がありそうで、失敗しそうと思っていらっしゃるかた、多いですよね。
しかしその制約というのは、内容を理解していればとくに難しいことではありません。
ここではカーリースを利用する際に、マイカーを購入するのとは違っている点をはっきりさせ、より賢く新車に乗ることができる方法をお伝えします。
自動車専門ライター 高田 林太郎
カーリースは月々定額で新車に乗れるけど、いろいろ制約がありそうで、失敗しそうと思っていらっしゃるかた、多いですよね。
しかしその制約というのは、内容を理解していればとくに難しいことではありません。
ここではカーリースを利用する際に、マイカーを購入するのとは違っている点をはっきりさせ、より賢く新車に乗ることができる方法をお伝えします。
▼もくじ
カーリースを実際に利用してみたら、マイカーを購入するのとは違っていた。こんなことになるとは思っていなかった、といわれがちな点が5つあります。
しかしそれらは、失敗やデメリット、というべきものではありません。事前に内容を理解していれば、あるいはきちんと対処をしておけば、問題にはならないことなのです。
では、その5つの問題点について整理してみましょう。
カーリースでまず気をつけたいのは、契約期間の途中で解約ができない、ということです。月々の利用料金を安くするために、契約期間を長くすることを考える人もいらっしゃいます。
しかし実際のところ、5年後や10年後の生活、車の使い方がどうなっているのかは、わからない方が多いはずです。
自家用車を購入された場合には、生活に変化があれば下取りに出して別の車を買う、という方法もとれますが、カーリースでは中途解約ができません。
もし別の車が必要で解約をする場合には、違約金を支払う必要があります。
カーリースでは、契約終了時の車の価値を残価として設定し、新車価格からその金額を除いた金額を、月々の利用料として支払うという仕組みになっています。
たとえば新車価格が300万円、5年契約で5年後のその車の価値が100万円と予測できる場合、200万円を契約期間の5年で割って、毎月支払うということになります。
しかし、実際5年後になり、その車の価値が90万円にしかならなかった、という場合には、契約終了時に最初に設定した100万円との差額である10万円を、精算金として支払う必要があります。
ただしこれは、オープンエンド方式という契約での場合です。
こういう事態を防ぐための、クローズドエンド方式という契約もあり、その場合には、契約終了時の車の価値にかかわらず、精算金を支払う必要はありません。
ただし、この方式ではオープンエンド方式と比べると、月々の利用料金が少し割高となることが多いので、その点での注意は必要です。
カーリースはマイカーと同じように使うことができますが、車の所有権はリース会社が持っています。
そのため故障した場合の修理や、改造は利用者が勝手に行うことはできません。故障してしまった場合には、リース会社に連絡して修理に関する指示をもらう必要があります。
また、スピーカーの交換やシートの交換などといった改造も、リース会社に相談した上で、行っていいかどうかの指示を得る必要があります。
リース料金には点検整備や車検の費用も含まれているため、問題にはなりにくいのですが、面倒くさいということからメンテナンスをきちんと行っていなかったり、使い方が荒く、キズやへこみが多かったりした場合には、契約終了時に原状回復費用が掛かる可能性があります。
全損事故に見舞われてしまった場合、マイカーであれば廃車処理をすることで、出費を抑えるこ
とも可能です。
しかしカーリースでは、廃車処理をする際にも違約金が発生してしまいます。
ただしこれは、カーリース専用の任意保険に加入していれば、その費用をカバーしてもらえます。
では、カーリースで失敗しないために必要となるポイントを確認しておきましょう。
カーリースでは、かならず年間の走行距離に制限がつきます。
それを超えて使っていると、契約終了時の車の価値が下がってしまうことになりますので、注意が必要です。
ただし、設定された距離は、普段はお買い物などに使っていて、月に1度、長距離ドライブに出
掛けるくらいなら、超えるものではありません。設定された距離を超える使い方をしている人は、全ドライバーの中でも上位10%程度、といわれています。
また、カーリースを利用する際には、月々の利用料金がいくらなのか、というところに目を奪われがちです。
しかし、ここで大事なのは、カーリース専用任意保険の支払い額も含めて、契約期間中にトータルでいくら支払う必要があるのか、ということです。
保険の補償内容や、利用料金の中に含まれている整備の内容などを把握しておくと、予想外の出費を抑えることができ、予算建てが楽になります。
お仕事の関係で海外への転勤や、ご家族が増える可能性がある場合には、契約期間を短めに設定しておくほうがいいでしょう。
契約期間が短いと、月々の利用料金は高めとなってしまいますが、長い契約期間としておいたために、中途解約をしなければならなくなった場合に必要となる違約金も含めて考えると、トータルでの支払額はそれほど大きな差とはならない可能性があります。
契約の前には、こういった点も含めて、リース会社に確認しておくことが大切です。
全損事故時の違約金の支払いなど、カーリース専用の任意保険は一般的な任意保険にはないサービスがあります。
当て逃げなどによって車両保険を使った際の、等級ダウンも、カーリース専用任意保険では行われません。
事故によるご自身の負担を防ぐのと同時に、カーリースならではのトラブルにも対応できる、カーリース専用任意保険への加入は、強くお勧めします。
カーリースは走行距離の制限や、修理を自由にできないなど、マイカーとは若干、使い勝手の違う点があります。
しかし、車を大切に扱うことができる人にとっては、マイカー以上に大きなメリットがあります。
それは、月々の利用料金が決まっていて、その中に点検や整備の費用も含まれているため、家計に占める車関連の費用をハッキリさせやすくなります。
そのため、学生さんや初めて車を持つ、という方にもおすすめです。
今回はカーリースでありがちな失敗やデメリットの内容や、それを防ぐための方法についてご説明しました。
カーリースは利用料金を支払うことでマイカーのように車を使うことができるサービスです。
ただ、マイカーとは違い、車の持ち主はリース会社となるために、修理などはリース会社に連絡をし、指示を受ける必要があります。
車を丁寧に扱っていれば問題が起きませんが、走行距離が設定されたものよりも多かったり、キズやへこみをそのままにしておくと、契約終了時に精算金を支払う可能性もあります。
そういったことを防ぐためにも、カーリース専用任意保険への加入はおすすめです。
とくに学生さんや初めて車を持とうというかたは、カーリース専用任意保険に加入しておくことで、トータルでの出費を抑えることができます。
賢くカーリースを使うことで、お得にカーライフを楽しみましょう。
あわせて読みたいコンテンツ
ニコノリでは、リースカーの契約終了時、車を返却して契約を終了するという方法に加えて、リース期間の延長や、車を返却して新しい車に乗り換える、ということも可能です。
契約方法は、残価精算の責任がリース会社にある、クローズドエンド方式となっていますので、通常の使用方法をされていた場合には、ご利用者様に残価の精算は必要ありません。(ただし、車に大きな瑕疵がある場合には、お客様負担での原状回復が必要となります)
※オープンエンド方式でのご契約も可能です。
さらに、通常のクローズドエンド方式では不可能な、お乗りいただいていた車を、お客様に買い取っていただく、ということも可能です。お気に入りの車を、ご自分のものにしていただけるわけです。
もちろん、カーリース専用任意保険もご加入いただけますので、カーリースをご検討の際には、ぜひニコノリもご検討ください。
月々5,500円~の中古車リース
で公開中!!
後悔しないカーリースの選び方
動画で徹底解説!!